雲梯のあの子も振袖の下にアノマロカリスの刺青がある
「うんていの」(五音)「あのこもふりそ」(七音)「でのしたに」(五音)「あのまろかりす」(七音)「のしせいがある」(七音)
「振袖」のはずが「ふりそ」「で」、「アノマロカリスの」と見せかけて「アノマロカリス」「の」なのだと思う。
実際「アノマロカリスの」「刺青がある」と区切ると短歌らしい音にならない。
最近ベーシストが亡くなったゆらゆら帝国の「無い!!」という歌で「びんづめ、のためい、きがうみ、にながさ、れたよ」と発音しているのに似て不思議だ。
「うんていの、あのこもふりそ、でのしたに、あのまろかりす、のしせいがある」と繰り返してみると、妙だけど
意味で区切る「うんていの、あのこもふりそでのしたに、あのまろかりすの、しせいがある」よりもずっと心地が良い。
ダイオウグソクムシをかわいいとして二匹並べてプリキュアとしたい
「だいおうぐ」(五音)「そくむしをかわ」(七音)「いいとして」(五音)「にひきならべて」(七音)「ぷりきゅあとしたい」(八音)
こちらは最後の七が八になってしまうが、やはりこの区切り方が心地よいように思う。