第46話 第一次グラシア開拓作戦 3

 思えばカイレンと二人きりで空を飛んだのはいつぶりだろうか。


 初めて会った次の日のこと、エディゼートという名前を付けてもらってそのまま飛んでいったあの時以来だから久しぶりのようにも思えた。


「ひゃあー!速い速ーい!」


 相変わらず、目的は水龍の捜索というのにカイレンは楽しそうに叫んでいた。


「でも久しぶりだな、こうして二人きりで空を飛ぶのは」


「うん!出会ったときみたい!」


 カイレンも同じことを考えていたようだ。

 思い出のある出会いの場所にいつかまた行ってみたいものだ。

 そんなことを考えつつも、僕らは直下に広がる広大な大地に目を向け水龍の捜索を続けた。


「――さて」


 現在位置を確認するために一度速度を落としてその場に滞空した。


「今この場所が地図に描かれたところの......」


「丁度この辺りじゃない?」


 カイレンは僕が広げた地図の中央やや左上を指さした。視界の左方には魔願樹が映っているため、この場所で間違いないだろう。


「そうっぽいな。よし、このまま西に」


「――ちょっと待って!」


 するとカイレンが僕の肩に手を添えた。


「一応イアゼルにも捜索をお願いしてみない?」


 カイレンの提案は至って単純で的確なものだった。

 確かに、イアゼルであれば能力の有効範囲外であっても捜索くらいならできるはずだ。

 逆に何故今までその方法を思いつかなかったのか不思議なくらいだった。


「あぁ、いいかもな。ここなら声が届くだろうし。やってみるか」


 目を閉じて、体内の願力を体外に意思を載せながら増幅させるように拡張させる。

 意識を魔願樹の方に向けて僕は念話を試みた。


 ――おい、イアゼル。聞こえるか?


「――ん?どうしたのエディ?」


 何とも速いイアゼルの応答に少々驚いた。


 ――返事早っ。まぁ、それはともかく念話はできたみたい......って、あれ?


 イアゼルの声は脳内でなく目の前から聞こえてきた。


「......え?」


「やぁ、二人とも」


 ――なんと、イアゼルはまるで僕らの同行が見えていたように目の前に姿を現していた。


「呼び出したのにそんな顔されても......」


「あっ、いや、それにしても早すぎないか?」


「ふふん。私にかかれば範囲内の存在全てに目が届くからね。エディやカイレンのことならなおさらだよ」


 得意げそうに腰に手を当てながらイアゼルは鼻を鳴らした。


「さすが、私の半分を受け継いでるだけあって目ざとい」


「本当にそうだな、はは」


 カイレンは何故か誇らしげな様子でイアゼルにそう言っていた。


 どうやら僕はこの世界の人々と違って体が自然と願力を生成しているせいか、目で見なくともその漏れ出た願力の気配でわかってしまうらしい。要するに、願力を常にまき散らしたかなり気味の悪い存在ということだ。だがこの世界の人々の願力の感受性は個人差がかなりあるため、日常的に恐れられることは全くなかった。


「それで、話って何?私の支援が欲しいの?それとも水龍とかの捜索?」


「えっ、知ってたのか?水龍のことについて」


「当たり前じゃん!私みんなのことが気になっちゃって情報の通達役の人とずーっと連絡を取ってたんだから」


 如何にもイアゼルらしい返答だった。

 だが逆にその方が話が早くて助かることに間違いない。


「そうか。それで、僕の話っていうのはまさにその水龍についてだ。何かわかったことはあるか?」


 するとイアゼルは首を横に振った。


「ううん。悔しいけど、手掛かりなし。一応探索範囲を西と東の方に拡大してみたんだけどわからなかった」


「......そうか。かなり厄介なことになってきたな」


 イアゼルの力を以ってしても見つからないとなると、考えられる要因は距離的に離れていったことくらいしか思い浮かばない。


「じゃあ地道に探していくしかないね」


「そうだな。カイレン――ん?」


 ――刹那。何かが、引っかかった。

 だが、今この時点ではその違和感の出所が詳しく導き出せないままでいた。


「どうしたの?エディ」


「いや、ちょっと気になるっていうか、もしかしたらっていうか......」


 考えろ。水龍は名の通り水辺に生息する古龍だ。巨体をもつそれが痕跡を至る所に残してイアゼルの探知に引っかからないはずがない。だが、先ほどのイアゼルの言葉から穴となる要素が一つあった気がした。


 ――イアゼルは僕らが進行した場所を捜索していない口ぶりで話していた。


 ――もしこの考えが本当だとすると......まさかっ!?


「――なぁ、イアゼル!」


「ん?どうしたの、そんなに慌てた様子で......」


「イアゼルがやった探知の方法を教えてくれないか?」


「えっ、ああ。えーと、上空からの目視と、まだ開拓部隊が行ってないところの生体反応を......あっ!」


 合点がいったようにイアゼルは声を上げた。


「ん?どうしたの二人とも?」


 カイレンは終始わからない様子で僕らを見ていた。


「なぁ、イアゼル。――場所を探してきてくれないか?」


「うん!わかった!」


「頼む」


「行ってくるね!」


 すると瞬く間にイアゼルはその場から姿を消していった。


「なになに、どういうことなの?」


「カイレン、水龍の生態って詳しくわかっていないんだよな?」


「生態は......うん、そうだね。古龍種は数も少ないし、そもそも近づくだけでも危険だから」


「じゃあもし、水龍が湖の底に眠っていたら......」


 僕の言葉を聞いて、カイレンは目を丸くした。


「えっ!?ってことはもしかして......」


「――ただいま!」


 すると一瞬にしてイアゼルが戻ってきた。


「はやっ。それで、どうだった?」


 僕らはイアゼルの言葉を待った。


「えーと、......かなりやばいかも」


「かなり、やばい?」


 イアゼルがそう表現するということは事態は深刻なものであることがよく窺えた。


「それってどういうことなの?」


「まぁ待って。まず、あの湖は自然にできたものじゃないかも。中はあり得ないくらい広かった。それで底に向かって進んでみたら、エディの言った通り水龍がいた。それも二体!」


「「二体も!?」」


 驚きのあまり状況が理解できなかった。


 ――通常個体よりも強い水龍が、二匹?それってどうなんだ?勝てるのか?


 考えている場合ではなかった。


「えっ、どうしようエディ」


「と、とりあえず、連絡が先だ!あの場所にいる人たちが危険な目に遭う前にって......」


「えっ――」


 ――僕ら一同に戦慄が走った。起きてはならない事態が、発生した。


 視線を向ける先。平常時では考えられない異変が湖に起きていた。


 ――渦巻く水面。――波立つ水際。そして――【二対の蒼】


「ねぇ、エディ。あれって......」


「ああ、まずいかもしれない!行くぞカイレン!」


「うん!」


「イアゼルは情報の通達とみんなの安全を頼む!」


「わかった!」


 瞬時に大気中の魔力を吸収し、身体強化魔法と飛行魔法を発現。

 視線を湖に固定し一直線に突き抜けていく。

 目まぐるしく変化する景色の中、渦と波を掻き立てながら水面で旋回する二体の水龍だけが僕の意識に映りこんでいた。




――――――




 現着までのわずか十数秒間。瞬間移動によって先入りしていたイアゼルの力によって、湖を取り囲むように魔法障壁がくみ上げられていた。波立つ水は全て障壁にぶつかり押し上げられ水瓶を揺らしたようになっている。


「みんなー!外に出ろー!」


 イアゼルは拡声魔法によって拠点内の人々に避難を促していた。


 人々が悲鳴を上げながら逃げ惑う中、一人一人に飛行魔法を強制的に施して魔願樹の方へと吹っ飛ばしていった。手荒だが、最善の方法だった。


「助かる!」


 僕らが到着するとイアゼルは後ろを振り向いた。


「とりあえず、ここにいる人たちは全員私の影響範囲内まで移動させたから大丈夫なはずだよ!」


「わかった!それじゃあここは僕たちに任せて、イアゼルは通達を頼む!」


「うん!気を付けてね!カイレンも、エディをしっかり守るんだよ!」


「わかってるって!」


 カイレンの言葉を最後に、イアゼルは姿を消していった。

 それと同時に湖に張られた魔法障壁が消え失せ、拠点全域を巻き込むように波と渦が押し寄せていった。


「さて、やるか!」


「うん!」


 カイレンの周囲に眩い願力の光が満ちた。


「まずはどの程度効くのか試してみるね!――『顕願ヴァラディア』!」


 短い詠唱の末、カイレンの頭上にはおびただしい数の願力の槍が装填された。


「――『氷穿つらぬけ』!」


 カイレンの弾幕の掃射に合わせるように展開した氷柱を水面を旋回する二体の水龍に向けて射出する。


「「――キイイイィィィー!」」


 甲高い水龍の声と共に、突如として水面が大きくせり上がった。それだけでなく水は願力特有の光を帯びだし、煌々と光り輝きだした。

 弾幕は水壁に衝突するとしぶきを上げて水龍の方へと一直線。だが、そのどれもが水龍に傷を与えることなく願力によって強化された強靭な鱗の前に弾かれていった。


「やっぱりか。ならこれは!――『壊衝ノイトナ』!」


 カイレンの詠唱の直後、湖のほぼ直上から底に向かって『破願』の特性を最大限に引き出す破壊の一撃が繰り出された。だが水龍たちは瞬時に自身たちを覆うように半球状の水の防御壁を展開した。


 『壊衝』と水の防御壁が互いに衝突すると爆ぜるように水が周囲に飛び散った。


「効いてる......訳ないよね」


 カイレンの言葉通り、水龍は願力を宿した水の防御壁によってその一撃を見事なまでに防いでみせた。

 まるで余裕を見せるように、水龍は僕らに目をくれることなく水面を旋回していた。


「カイレン、あの水には願力が混ざってる。それも凄まじい量だ」


「なるほど......『錬願』と同じ仕組みってことだね」


 カイレンの『破願』ですら魔願樹に傷がつけられないように、一定以上の願力が込められた存在の前ではその効果も低減されてしまう。今二体の水龍はそれぞれがもつ膨大な願力を存分に水に混ぜて絶対的な防御を成立させていた。


「っ!?何か来る!避けろ!」


 水面が突如として眩く光り出した。

 瞬間、超高圧の一撃が上空にいる僕らに向かって一閃。熱線のような形状で水の刃が突き抜けていく。


「くっ!大丈夫か?!」


「私は平気!一旦回避に専念して!」


「了解!」


 カイレンと僕は二手に別れた。

 するとそれぞれの水龍が僕たちを狙うように顔を上げて水刃の弾幕を一清掃射。雲を切り裂くほどの威力と飛距離を兼ね備えた連撃が容赦なく僕たちに襲い掛かってきた。


「――『聖盾まもれ』!――くっ!」


 極少量の魔力で発現した魔法障壁で防御を試みるも、膨大な願力で強化された一撃の前に媒体が水であるのにも関わらずあっさりと切り裂かれてしまった。


 ――だがこれなら!


 大気中の魔力を吸収、そして魔法の再展開。先ほどよりも強固に練り上げた『聖盾』を展開する。

 すると見事に障壁は水刃を弾き、その後何発も飛来した攻撃をすべて防いでみせた。


「カイレンは......!大丈夫そうだな」


 カイレンは『調界イノヴニス』によって展開した願力領域を防御魔法として活用し、領域内に侵入してきた連撃を叩き落すように『顕願ヴァラディア』を当てていた。

 互いに防御策が確立すると、攻撃をいなしながら僕らは合流していった。


「この攻撃なら、どうにかなりそうだね」


「ああ。水龍たちも、無駄だとわかったみたいだ」


 僕らが合流すると、水龍は攻撃の手をぴたりと止めて僕らを見上げていた。

 まるで次の手を考えているようだ。油断できない。


「今度はこっちから仕掛けてみる?」


「あぁ、そうだな。あの願力が混ざった水は僕の魔法じゃ動かせそうにないから、無理やり水から追い出してみせるよ」


「へへ、『お仕置き』の時間だね」


 僕の意図をくみ取ったのか、カイレンは笑って鼻先を指さした。


「ああ。――やってみる」


 魔力を吸収し、狙いを直下の湖に定めて手をかざす。

 凝縮した魔力は次第に青白い光と音を散らして変化していった。

 普段は極小規模でしか発現させない、高威力の魔法。体表面の防御の一切を無視するその一撃の威力を高めるように、自身の願力をふんだんに用いて魔力を練り上げていった。


「「――キエエェエイイィイー!!」」


 その異様さに気づいたのか、水龍は甲高い声を上げると激しく水面を旋回しだし再び半球状の水の防壁を展開させた。


 だが、それはこの魔法の前に意味はない。


 自身の願力と同調させた環境に放たれる雷は、その効果を増幅させるのだから。


「やっちゃえエディ!」


「ああ!――『雷衝けしとべ』!」


 手を横なぎにしたのを合図に、消耗され変質した魔力が雷となって轟音と共に大地に亀裂を走らせる勢いで突き落とされた。

 瞬く間に防壁と衝突すると今までにないほど広範囲に水が弾け飛び、一瞬の間をおいて湖の水が内部から爆発するように弾け飛んだ。


「「――キイイィイイイィィイ!?!?」」


 想定外の威力と消し飛んだ水の守りを前に水龍たちは悲鳴にも聞こえる声を上げた。

 魔法の衝撃により水面は大幅に低下し、不自然に縦に長い湖の一部が露出した。

 周辺は見るも無残に水浸しとなって、天幕はおろかその他の物資でさえ滅茶苦茶な状態になっていた。


「ははっ、どうだ?僕の魔法は治りが遅いだろ?」


 水龍たちは時々体を痙攣させるように身震いしていた。

 願力による自己再生能力は、僕の魔法の影響を受けた箇所では一時的にその効果が低下する。理由はよくわかっていないが、都合のいい効果だ。

 ようやく、水龍たちは僕たちを全身全霊を以って戦わなくてはいけない相手だと認識したようだ。鋭い視線が向けられていた。


「このまま逃げられる前に倒しておきたいね」


「ああ。だがもう少し消耗させたい。『絶界』によってとどめを刺すのはもう少ししてからだ。今は僕らの場所までおびき出そう」


「わかった」


 再び魔力の凝縮を始める。

 先ほどと同じように、わかりやすく見せつけるように僕はわざと雷撃を散らして魔力を吸収してみせた。

 すると当然水龍も同じ手は食らいたくないのか、水面を激しく旋回してその勢いのまま空中へと飛び上がっていった。


「やっと出てきたな!」


 縦に細長く、やけに長い特徴的な尾をしならせながら滞空する僕ら目がけて双方から旋回しながら突っ込んできた。


「カイレン!こっちの大きい方は僕が相手をする!カイレンはそっちを頼む!」


「わかった!」


 ――二対二の命を懸けた勝負が始まった。


 真っ先に攻撃を仕掛けてきたのは水龍側だった。余程僕の存在を脅威と見たのか、二体同時に僕の方へと飛来してきた。


「させないよ!――『壊衝ノイトナ』!」


 だがカイレンが放つ一撃によって二体の距離は引き裂かれ、一体は回避するとそのまま標的をカイレンの方に定めて旋回していった。


「――お前の相手は僕だ!来い!水龍!」


「――キイイィィイー!」


 僕の問いかけに答えるように水龍は咆哮し、その長い尾を体を一回転させることによって振りかざしてきた。

 致命傷にもなりかねない一撃を直上への高速移動で回避。よく見ると水龍の尾の先端にはもりのような鋭利な構造になっており、返しのようなものまでついていた。


 ――近接は危ないな。だったら追いかけっこだ!


「――『氷穿くらえっ』!」


 氷の弾幕を射出する魔法陣を体の後方に無数に展開し、水龍に向けて一斉掃射。

 すると水龍は自身を守るように器用に魔法障壁を体の側面に展開して回避を図った。

 逃すまいと僕が距離を詰めると、水龍は距離をとるように空を駆け抜けていく。追いかけっこの始まりだ。


 ――一方的に攻撃を仕掛ける。願力よって強固に練られた魔法障壁も、本来であれば絶大な防御力を誇るが魔力によって発現された魔法の前では並みの性能だった。


 障壁を割っては張り直し。その繰り返しによって、水龍の青く艶やかな体表にはわずかながら傷跡が増えてきた。だが所詮は氷属性の魔法。物理的に傷を付けるには少し威力が足りなかった。


 ――さて、次の魔法だ!


 魔力を吸収して魔法陣の書き換えそして再構築。陣は蒼白色から金色へと変化し、射出される弾幕は氷柱から光沢をもった白金色の矢じりへと移り変わった。

 殺傷能力の極めて高い連撃を眼前を泳ぐように飛行する水龍へと射出。


「――キイイィィイイェェ!?」


 容赦なく浴びせられる一撃一撃はいともたやすく魔法障壁を貫通し、深々と水龍の鱗に突き刺さっていった。


 ――よしっ、いける!


 このまま押し切れると確信した――瞬間、水龍の喉元から願力の光が滲み出ているのを確認した。


 ――まずい!来るっ!


 回避を試みる。


 だが、判断が既に遅いものだと理解するのに時間はかからなかった。


「え――っ!?がぁっ!」


 ――くそっ、油断した!


 右方向に旋回を試みたものの、一瞬にして水龍の口元から射出された水のブレスは容易く僕の左腕を切り裂いた。

 視界の下方には、僕の腕らしき一部が落下している様子が見えた。


「はぁ......はぁ――『消覚うちけせ』!」


 すぐさま痛覚無効の魔法を施す。

 ほとばしく熱く鋭い痛みは消え失せたが、左側にあるはずだった感覚の消失に違和感を覚えた。


 ――ちっ!諦めて拾いに行くか!


 そのまま一気に加速をして急降下。

 欠落した腕を回収するために水龍に背を向けて離脱した。


 ――だが、当然その隙を水龍が見逃すわけがなかった。


 再び喉元に光が満ち、一閃。


「くっ――!」


 先ほどのお返しとばかりに願力濃度の高い細長い水のブレスを下方の僕に向けて放った。

 間一髪回避したものの、背後に気を配れるほどの余裕はなかった。

 今はただ、落下していく左腕の回収を最優先に突き進んでいた。


「間に合えっ!」


 魔力の消費を促し急加速。内臓がせり上がる感覚に耐え、手を伸ばした。


 ――取った!


 間一髪、地上に落ちきる前に左腕を回収し、そのまま地面と水平になるように飛翔。

 だがすぐ後方には水龍が追いかけるように飛来し、先ほどとは真逆の立ち位置となった。


「――『再生なおれ』!」


 切断面に切り取られた左腕を押し当て回復魔法を行使する。するとまるで何事もなかったように切り取られた左腕はくっついた。


 ――感覚はある、力も入る。よし、再戦だ!


 立ち位置逆転の不利な状態から、僕と水龍の命の奪い合いは再開した。

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