第2話
議論部の活動は速い、筋金入りだ。
朝起きて君が代を歌い朝日と共に今日の目標を立てる。
精神的にも安らぎを得る。
そうしてピザトーストを噛み締めて顔を洗って、歯を磨いて、そうこうして踵を踏んづけないよう気をつけていってきますと外へ向かうのだ。
駅は徒歩15分程度の近場。そっから五駅通り越して六駅目で降りる。
学校への入り口と言わんばかりの坂を踏み校門を通る。
7:30分朝部活の始まりだ。
「さて、今日は何について話そうか?數斗くんは何がいい?」
朝部活のうちに今日の部活で議論し合うことを決める、いわゆる打ち合わせだ。
「今日は漫画とライトノベルどちらが良いか、これを議論し合いましょう。」
「おっと、それはヒフティーヒフティーではないとおもうが、ラノベと漫画では全然総合累計発行部数も知名度も違う。話にならないぞ?。」
疑問げに言ってくるがそんなことはどうでもいい。
「俺は知名度とかどうでもよくて、どちらの方が読みやすいか、またどちらの方が値段に合うか、そういうので議論がしたいんです。」
「ならいいけど、君は漫画とラノベどっちにする?」
「もちろんラノベで!。」
乗り気で聞いてきたので乗り気で返した。
「なら、私は漫画だな!。戦いにならないと思うが、いい。今日はこれで議論しよう!。」
本日の部活内容が決定したところで時刻は8:10分
「おっとそろそろ時間かな?」
時計を指差して先輩が言った。
「そうですね、ホームルームが始まっちゃいます……行きますか。」
「そうだね」
二人の意見の合致で、俺たちは部室を出て各自の教室へ向かった。
政治と花嫁。 林 林 @hayashi_rin
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