第2話 転生に気づく

俺の名は京也。新潟出身のピチピチのアラサーだ。上京してからというもの、社畜一直線で、中々新潟に帰れてない。皆んな就活は気をつけるんだぞ。


そんな現実逃避はさておき、今の俺の状況を一旦整理しよう。帰宅してお風呂に浸かっていたらお風呂ごと俺は森林の中にいる。それも裸で。幻覚か?でも湯船だけちゃんとある。明らかに日本じゃない事はわかる。だって木が高すぎるし。しかも俺若返ってない?裸がなんかピチピチだ。


「ギャース!」

突然、俺の後ろの方から聞こえてきた、


「うぉっ、なんだ?」


それはまるでイカれたカラスの様な鳴き声だった。湯船に隠れながらも、後ろを見る。すると、恐竜の様に大きな鳥?がいた。3mを裕に越すドラゴンみたいな格好をしていた。


これはいわゆる異世界転生というやつだろうか?たまにある休日にそういうラノベを読んだ事がある。湯船に俺の身一つだけって、転生させて神様キツすぎん?目の前の鳥は凶暴そうなので、何か使えそうな物を探す…


▶︎ 京也の持ち物

• 白のバスタオル × 1

• 風呂桶「ケロ○ン」× 1

• シャンプーインリンス × 1


「…」

はい、ゲームオーバー。

ありがとうございました。 _404_error_

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