「芽むしり仔撃ち」大江健三郎

 ちょいっと官能的な下ネタがあるので、そこに免疫がある方は読破できると思います!


 涙がにじむほどの後悔があり、 ほとばしる青春の光あり、胸が裂かれるような理不尽があります。


 僕とあなたは何が違うのかと終始問われていますし、おとなのずるさの極み、その本質が描かれていまして、もちろん語彙も一級品です。さすがノーベル文学賞受賞者。詩が散りばめられた作品でした。


 結末は全く読めません。どう転ぶかわからないところがやけに鮮明な現実感を生んでいます。


 ということで、二周目いってきます。

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