のんびりとした世界観。根底に流れる平和を願う心

のんびりとしたゆるい世界観と思いきや、その根底に流れるのは人間が争い続ける悲しい歴史と、平和を願う心でした。

サブカルが発達するのは、江戸時代然り。
現代然り。

世の中が平和である証であると言われています。


戦乱の世にあっては、詩をもって平和を訴えてきた魔人。
そんな詩的魔人が、のんびりと詩を創作できることは、国が平和である証です。

ただ思いついたときに思いつくままに詩を創作する。
詩的魔人がそんな日々を続けることができますように。

今こうして、創作活動ができるこの平和が、世界中にもたらされますようにと、読了後にはそう願ってしまう作品でした。