第12話 からのパーフェクトメンタルブレイク(違
本体に戻って2年目。課長職で戻ってきていた訳だけども、2年目でグループ変わった。課長職として、当然グループを纏める立場にある。サブリーダーは当然いて、そちらが現場と取りまとめてくれる。
はずだった。
はずだったんだ。
で、グループ変わってみたら、全て肩にのしかかった。
「あんた課長なんだからアレシテコレシテソレシテナニシテドレシテ」云々
「あんた課長なんだから人がいない時は休みでも出てきて」云々
「あんた課長なんだから現場にでてアレシテコレシテ」云々
「あんた課長なんだからアノひとが仕事しないのを何とかして」云々
課長には課長の仕事が当然ある。課長の仕事しながら現場の仕事しながら雑用しながらアレモコレモソレモどれもしてたら
マイ極薄ガラスのハートがパーフェクトに壊れまして。
まさにパーフェクトメンタルブレイク(違
仕事は進まないし終わらないし文句は言われるしでも現場回さないといけないし。
現場回らないとまた文句言われるし、課長の仕事進まないと上から文句言われるし。
上位下達という環境でないから、下からの意見は上にあげないといけないし。
あげたら上から拒否され、それを下に伝えると文句言われるし。
もう、どうすればよいのか分からなくなった。
今だから分かるけど、自分の悪い所は自分で抱え込んでしまうところ。周りの助けを求められないところ。
人に「周りに仕事振れば良いのよ」と言われても、いや自分がした方が早いから、と言って自分でしようとするのね。
そんなだから砕けちゃったんだな。我ながらアホだった。
だからと言ってそれを他人に見せまい見せまいとするもんだから、どんどん体調が悪くなって眠れなくなってね。
それでも、何故か仕事を止めようと思わなかった。
代わりに飛び降りようとしたけど。
そんなこんながあり。
なんかおかしいぞ?と気にしてくれた部長が面接してくれて。
洗いざらい、ため込んでたものを全て吐き出した。泣きながら。
以前に「男が無くな。情けない」と言われてて、涙なんて見せまいとしてたのにね。
そりゃもう泣いた。吐き出した。
で、決めた。
「ぜってー逃げん」
と。
まぁ。これが今の状況を生み出したと思うと複雑なんだけど・・・。
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