第8話 上司が変われば環境が変わる?
介護の職について10年くらいたった頃・・・。
だった気がする。
再びサブリーダーを拝命した。今度はちゃんと引継ぎがあり、前回と違いサブになると言う「覚悟」を持てる時間があった。
で、課長さんと仕事や動きの確認、考え方の調整や報連相の流れを確認、カチョーさんの方針と俺の方針を共有。
ここまでやって、やっとまともに動くことが出来た。
と言うか、前回何でこれしなかったのだろう・・・?
うん、若かったからなぁ。
今はもうバリウム遠征に行く歳(35)になったからなぁ・・・。
とりあえず、形としては「上司」になることが出来たと言える。
この時には自分で「あれがしたい」「これがしたい」と展望を語れるようになってきた。部下一人一人の能力をある程度把握し、考え方を理解し、そして何より話ができるようになった。
ま、やっと仕事上でのコミュニケーションが取れるようになってきたと言う事。
・・・なのか?
前回と違う事に、今回は課長さんと仲が悪くないと言う事。
と言うか、前回の俺を嫌いなカチョーさんが部長になったんだよなぁ・・・。
やり難いったら。あ、もうブチョーでいいや。
で、もう一つ。この頃からやっと、職場に記録の入力ソフトが導入されてちゃんと稼働できるようになってきた。ブチョーさん、俺の事嫌いだからパソコン分からなくても俺呼ばないから楽なんだよなぁ。
話を戻すけど
上司が良いと環境も良いんだなと実感していた。あんなことがしたい、こんなことがしたい、と上司に提案しても否定されず「やってみればいいじゃん」と言われるようになった。あ、きちんと根拠の説明は居るけどね。この人にコレをしたらもっと良くなると思うので、コレがしたいです、とね。
ブチョーさん、否定から入るから提案自体する気が起きなかったんだよなぁ。でも利用者の為に何かしたいなら提案しないといけないから、嫌々(おい)提案してたんだよな。
ほんと、上司って大事。
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