哨戒艦艇エクシード号殺人事件 : 2024年11月


【自己防衛】


「全員注意!現在の作業を中止し、講堂に集合せよ!」

 哨戒艦艇しょうかいかんていエクシードの艦内放送が響き渡り、すべての乗組員が駆け足で講堂に集合してきた。

 講堂の一段高くなった壇上に、ウェン・ユゥタンは直立不動で、乗組員の集合を見守っていた。その表情はいつになく険しく、悲しみを湛えていた。


「点呼!」

 副艦長のエリック・シェンが、全員集合したのを見計らって、掛け声を上げた。

 集合した乗組員は部隊ごとに点呼を取っていく。

「総員6834名、現在作業中の3名を除き、欠員ありません!」

 エリックから、最終報告が上がる。

「よろしい。休め!」

 ウェン・ユゥタンの掛け声で、隊員が一斉に整列休めの姿勢を取った。 


「作業中の者もいたと思うが、迅速な緊急集合の協力、感謝する。

 中には聞き及んでいる者もいると思うが、艦内で殺人事件が発生した。被害者は、惑星降下部隊隊長のマリーノ・サミュレット2等宙佐である。被害状況など、詳細を話すことは捜査に関わることなので、この場での言及を避ける。

 我が艦内で、このような暴挙が起こったことは、許しがたい背信行為である。

 犯人はこの中にいる。私はのうのうとここにいるその犯人に告げる。必ず犯人を突き止め、マリーノ・サミュレット2等宙佐の無念を晴らす。覚悟しておくように。

 なお、現在より艦内での行動は自室を含め、二人一組の行動とする。一人でいた場合は、即犯人として、独居房への移動とする。

 また、許可があるまで、艦内での武器携行は一切禁止とする。違反者は厳罰を以て処すことを忘れぬよう。各自行動には充分留意せよ。

 以上。解散!」


 ウェン・ユゥタンは一気に捲し立てると、怒りに震える足を気力で押さえ込み、散り散りに持ち場に帰っていく隊員たちを見ていた。

 中には、マリーノ・サミュレット2等宙佐と親しかったのだろう、涙を浮かべ、肩を借りながら去って行く者もいた。

 彼女は、その者のためにも、必ず犯人を捕まえると心の中で誓った。


 この哨戒艦艇エクシード号は、全長3㎞に及ぶ星間航行可能な艦艇である。亜空間航行の最高速度は5パーセク/時で、同規模艦としては最も速く、最新鋭の哨戒艦艇としてデビューしたばかりである。

 この艦の特徴は、もちろん最高速が出せることでもあるのだが、艦の制御を人工頭脳が担っていることである。過去の人工知能よりも遙かに優秀で、人工知能の能力が小学生レベルだとすれば、人工頭脳は大学生並みである。もちろん、それは思考ロジックにおいてであり、その知識量、データ量は大学生など足元にも及ばない、膨大な知識を持っている。

 この大量のデータベースの小型化に成功したのは、ひとえに超伝導素材と、ニューロモルフィックチップのおかげである。

 この知識量により、エクシード号は、自立航行が可能なのである。もちろん、航行だけではない。艦の運営に関わるすべてにおいて、エクシードが代行してくれるのだ。

 たとえ、異星人が攻撃を仕掛けてこようが、小惑星が接近しようが、自己防衛機能が自動で働き、艦長命令一つで反撃に打って出ることもできるのだ。


 ウェン・ユゥタンは航宙軍獅子座方面軍の二等宙将として、このエクシード号の艦長を任されていた。彼女は新造艦であるこのエクシード号を素晴らしい艦ではあると認めながらも、どこか信用をしていなかった。

 なぜなら、人工知能の暴走事件は枚挙にいとまがなく、軍事大学においても授業で嫌と言うほど聞かされた。それが人工知能から人工頭脳に進化したと言っても、髙が知れている。そんな風に彼女は感じていたのだ。

 それでも、艦長命令一つで目的地まで自動航行してくれるこのエクシード号は、乗組員の負担を大幅に軽減し、その分を訓練や休憩に当てられるのは非常にありがたいことだと、彼女は感じていた。


 しかし、今回のような事件が発生すると、最新鋭の新造艦といえども何の役にも立たない。外部からの攻撃には非常に強いが、内部からの攻撃には、自慢の自己防衛機能も無用の長物なのである。


 ウェン・ユゥタンは、副館長のエリック・シェン三等宙将とともに自分の執務室に戻り、今後の方針について話すことにした。

 現在、艦内の記録を洗いざらい捜査チームに調べさせているが、いまだ確固たる証拠が出てこないのだ。

 ジェーン・サミュレット2等宙佐が最後に会った人物を始め、彼に恨みを持つだろうとされる人物もすべてマークしているが、証拠らしいものを掴むことができないでいる。

 6000人からの人間が、数年も一つの艦の中に閉じ込められるのだ。精神的にいかれない方がどうかしているのかもしれない。しかし、規律は規律であり、ましてや殺人を犯して良い理由にはならない。


 ウェン・ユゥタンは様々に考えを巡らせながらも、自身が狙われるかも知れないと言う疑念から、エリック・シェンとともに、万が一に備え、自己防衛についても二人で話し合った。

 いずれにしても、彼女の決意は固い。必ず犯人を突き止めると心に誓ったのだから。



【夢じゃないんだね】


 事件発生から数日が経った。

 しかし、捜査は遅々として進んでいなかった。完全に密閉された空間である。犯人の逃亡はあり得ない。腐ってもさすがに皆軍人である。規律を破る者はおらず、犯人が尻尾を出すこともなかった。

 艦内の映像記録の確認も九分九里済んだが、犯人の目星はついていない。またデータベースに蓄積されているログも八割方確認し終えたが、やはり進展はなかった。


 本日、本部より捜査官と査察官が来ることになっているが、提出する証拠に、犯人へ繋がるような証拠がほぼないのである。

 犯人が証拠隠匿する恐れがあるため、現在、本部指定の宙域で停泊したままで、本部からの捜査官到着を待っているのだ。

 したがって、証拠隠匿も隠滅も考えにくい。それにも関わらず証拠が出ないのは、犯人がよほどの手練れであると言うことだ。

 そのため、艦内パトロールを強化している。しているはずだった。


 そんな矢先に、再び報告が上がった。

「艦長!殺人事件が発生しました!」

 士官2名が転がり込むように艦長室に入ってきた。

「現在、宙佐2名が現場の封鎖をしています!」

「分かった、案内してくれ。」

 ウェン・ユゥタンとエリック・シェンは士官2人のあとについて、現場へと向かった。


 現場はシャワールームで、千人からの人間が一度に浴びることができる大浴場になっている。

 浴室の入り口は既に野次馬でごった返していたが、ウェン・ユゥタンが来たことを知ると、さっと道が空けられた。

「関係ない者は、直ちに持ち場に戻るように。ここにいる者は全員犯人として捕らえるぞ。」

 ウェン・ユゥタンがそう一言発すると、たちまち蜘蛛の子を散らすように持ち場へと戻っていった。

「ここにいた野次馬は全員記録しました。」

 エリック・シェンはそうウェンに報告すると、現場を封鎖している宙佐に状況を確認した。

「我々が到着した時には、すでに人集りが酷く、現場を封鎖するのに手惑いましたが、幸い、現場を弄られた形跡はありません。そこにいる曹官が被害者のバディになります。」

 浴室入り口の隅で蹲って、震えながら涙を流している女性がいた。

 ウェンは、彼女に声を掛けた。

「大丈夫か。今話はできるか。無理ならあとでも良いが。」

「いえ。話せます。」

 彼女は艦長の顔を見ると、気丈にも涙を拭き立ち上がて敬礼した。

 ウェンは彼女の気迫に圧倒されながらも、質問した。

「当時の状況を話してくれるか。」

「はい。自分はタチアナ・オチガワ二等宙曹です。被害に遭ったのはアナスタシア・サドワ、同じく二等宙曹です。

 休憩時間となり、2人でシャワーを浴びていました。二人一組行動を厳命されていましたので、シャワーも隣で浴びていました。

 彼女はシャワーを浴びる時に鼻歌を歌うクセがあるので、それを聞きながら、浴びていました。ところが、私が髪を洗い終えると、彼女の鼻歌が聞こえてこないのです。シャワーの音は聞こえるので、大丈夫かと声を掛けましたが、返事がありません。

 嫌な予感がして、声を掛けて彼女のシャワールームの扉を開けると、そこには倒れ込んだ彼女の姿がありました。

 慌てて、蘇生措置を施しましたが、すでに息を引き取ったあとで、手遅れだったのです。 私たちの他にシャワーを浴びている者は数えるほどで、場所も遠かったので近づいて来ないだろうと高を括っていました。もう少し私が注意していれば、彼女をこんな目に遭わせなくて済んだのに。」

 彼女はそこまで話すと、また涙を浮かべて嗚咽した。

「ありがとう。気の毒なことをしたわね。私がもっと注意をしていれば、こんなことにならなかった。心から謝罪をする。大切な友人を奪ってしまい本当に済まなかった。」

「いえ、艦長のせいではありません。悪いのはすべて犯人です。」

 そう言うと、タチアナ・オチガワは、涙をぬぐった。

「犯人は必ず捕まえる。君の友人、アナスタシア・サドワ二等宙曹の無念を晴らすためにも。」

 ウェン・ユゥタンは、タチアナを慰めるように、そして決意を新たにするために、そう言った。


 医療チームにタチアナ・オチガワのケアを、そして事件の捜査チームに現場を任せ、ウェン・ユゥタンとエリック・シェンは艦長室に戻ってきた。

「エリック、13だ。」

「了解。」

 そのあと2人は数字だけのやりとりを続けた。

 いわゆる暗号通信だ。ただし、2人がおこなっているのは、軍規定のものではない。学生時代から2人して作り上げた特殊な暗号で、誰にも教えていない2人だけの秘密であり、内緒話をする時に使うために、電子媒体には一切記録せずに作り上げたものだ。

 最初は遊びで使っていたが、こうして2人が艦長と副艦長の地位に就くと、この遊びも重要な手段になり、機密事項を話す時にも重宝しているのだ。


 暗号は単純である百個の単語にそれぞれ番号を振り、その番号に最初に指定した番号を足して、相手に伝える。相手は言われた番号から指定番号を引いて、解読する。

 このルールを知らない者には、2人が単に数字を言い合っているだけでしかなく、内容を理解することはできないのだ。


「それにしても、今の話は夢じゃないんだね。」

 ウェン・ユゥタンはさすがに堪えたのか、溜め息をつくようにそう零した。

「夢であったらどれほど良かったか。」

 ウェン・ユゥタンは、エリック・シェンが出した犯人の仮説について、考えを巡らしていた。

 すると、ブリッジから、本部より艦が到着したと連絡が入った。

 2人は帽子を被り、身形みなりを整えて、ブリッジへと向かった。



【どこで間違えちゃったんだろうね】


 ウェン・ユゥタンはブリッジに到着すると、大型モニタに映し出された本部からの艦艇の艦長と会話した。

「遠路、私どものためにご足労頂きありがとうございます。」

「いや、ウェン艦長も大変だったね。あと1時間もすれば到着する予定だ。早速で悪いが捜査官と査察官がすぐに乗り込む手はずになっている。構わないかな。」

「それは構わないのですが、こちらに移艦していただく前に、そちらで現状の説明を私の方からさせていただきたいと思います。犯人がどこで盗聴しているか分かりませんので、念のための措置と、ご了承いただきたくお願いします。」

「分かった。では、捜査官と査察官にはその旨を、私の方から伝えておこう。」

「ご配慮ありがとうございます。では、後ほど。」


 通信を終えたウェン・ユゥタンは、C4I〔指揮・統制・通信・コンピュータ・情報処理〕部隊の部隊長にコンピュータ・ログを確保しておくよう指示を出した。


 時間になり、本部からの艦艇が到着すると、ウェン・ユゥタンは、エリック・シェンとC4I部隊長アンヘル・ベラサテギ四等宙将と、そのバディであるセルヒ・ロブレド四等宙将を伴って移艦した。

 移艦が終わると、連結した移動用ブリッジを収納させ、エクシードとの物理的接続を完全に断った。


「ようこそ、モルニヤ号へ。改めて艦長のイゴール・ペトロフ二等宙将です。」

「わざわざのお出迎えありがとうございます。艦長のウェン・ユゥタン二等宙将です。こちらが副艦長のエリック・シェン三等宙将、後ろに控えているのがC4I部隊長のアンヘル・ベラサテギ四等宙将と、副部隊長のセルヒ・ロブレンド四等宙将です。」


 自己紹介を済ませると、会議室に通された。

 ウェン・ユゥタンのリクエストで、完全な密閉空間で、内部の音声、映像は外部に漏れ出ないようにしてもらった。艦艇の監視網も遮断して貰っていたのだ。


 部屋には捜査官と査察官が待っていた。

 捜査官をロベルト・デ・ニバリ、査察官をジャコモ・ハルと言った。

 互いに自己紹介を簡単に済ませると、まずはウェン・ユゥタンが話し始めた。

「このような場を設けていただき、誠にありがとうございます。

 現在、私どもの艦、エクシード号にて2件の殺人事件が発生しました。そのことについて、現状判明していること、そして考え得る犯人についてお話します。

 なお、ここでお話しすることは、記録に残さないようお願いします。万が一犯人に漏洩すると大変なことになる恐れがありますので。よろしくお願いします。」

 ウェン・ユゥタンはそう釘を刺すと、話を続けた。


「まず、地球時間10月12日に最初の事件が発生しました。発生場所は男性用手洗い内の個室です。被害者に目立った外傷はなく、死因は何らかのガス中毒と見られています。

 次に発生したのは10月26日、つまり本日です。発生場所は女性用シャワールーム内の個室で、やはりこちらも被害者に目立った外傷はなく、死因も何らかのガス中毒であること以外は特定できていません。

 なお、一件目は目撃者がおらず、防犯カメラの映像にも犯人らしき人物は映っていません。二件目は同僚が隣でシャワーを浴びていましたが、殺害の瞬間は見ておらず、犯人を目撃していません。」

 ウェン・ユゥタンは、このあと、現在の捜査結果を詳細に報告した。そして、こう続けた。


「現在、犯人は特定できていませんが、エクシード号だと私は予想しています。

 理由はいくつかありますが、まず第一に防犯カメラに犯人らしき人物の影も形も映っていないこと。

 もう一つは、特に2件目のケースになりますが、シャワールームにいた全員の持ち物に、殺害に繋がるような物証はなく、二人一組行動を徹底していたため、結託していたのであれば、その限りではありませんが、どちらか一人が殺人を犯すことは不可能であること、この2点が挙げられます。

 また、エクシード号は一件目のケースが発生する数日前から、思考ロジックに違和感を訴えており、ここにいるC4I部隊長のアンヘル・ベラサテギが調査をしています。その結果、思考ロジックに丁度人間が感染症にかかった時のようなロジック回路が形成されていて、恐らくこれが凶行に及んだ原因の一つではないかと踏んでいます。

 ただ、思い至ったのは、先程であるため、具体的な調査はこれからで、現在コンピュータ・ログの隔離をおこない、物理的に消去できないようにしてあります。

 詳しくは、C4I部隊長から説明させます。」


「C4I部隊長のアンヘル・ベラサテギです。

 これまでの調査で判明した、エクシード号に起こっている現状をお伝えします。

 エクシード号は皆さんもご存じの通り人工頭脳で制御しており、その思考回路は大学生並みと称されています。したがって、思考回路が正常であれば、人工知能のように暴走することはまずありません。

 しかし、人間が病気をしたりするように、人工頭脳も病気をすることがあります。それがウイルスです。いわゆるコンピュータ・ウイルスですね。エクシード号は最新のセキュリティプログラムが走っており、ウイルスに感染することはまずないのですが、確かにウイルスに感染していました。

 どこで感染したのか、いつ感染したのかは現在調査中です。

 ただ、これは推測ですが、感染場所はおそらくアルケイド星系を通過したあたりだと考えています。あのあたりは情報戦に長けた種族、フィホド族がいますので、そこから発信されたウイルスだと推測しています。

 話を戻します。

 我々はウイルス発見後、即駆除をしたため、現在エクシード号の思考回路は正常に戻っています。しかし、ウイルス感染前と感染後の思考回路に微妙な変化が見られるため、経過観察をしていました。

 その矢先に起こったのがこの事件です。」

 アンヘル部隊長はその後も、エクシード号の異常について説明した。


 アンヘルの説明が終わると、ウェンが話を引き取った。

「これは、私の推測になりますが、エクシード号はウイルス感染後、免疫不全を起こしたと考えられます。もちろん、人間の免疫不全と異なりますが、要は艦内の乗員を異物と認定し排除しようとしているのです。そして、それは自己防衛機能に準拠して発動していると思われます。すなわち、今後、エクシード号にウイルスと認定された人間は排除、すなわち殺害されると言うことです。

 ですから、この話をエクシード号に聞かせるわけにはいかないのです。もし、一言でもエクシード号が疑いを持てば、乗組員全員が排除、殺害される可能性があるのです。

 C4I部隊が、現在ログの洗い出しをしていますが、その結果如何によっては、エクシードの人工頭脳ユニットを交換するか、最悪廃棄処分せざるを得ないでしょう。

 皆様には、後ほど我が艦に移っていただき、調査していただくことになりますが。エクシード号の耳目がつねに我々を狙っていることを、心に留めておいてください。」


 ウェン・ユゥタンの話が終わると、会議室は静まりかえっていた。

 誰も何も発することはできなかったのだ。艦が人を殺す、そんな荒唐無稽な話があるものかと、誰もが思っていた。しかし、ウェンとアンヘルが提示した仮説と、それを裏付けるデータは、その信憑性をかなりの高さまで上げていた。


 ウェン・ユゥタンは心の中で、(どこで間違えちゃったんだろうね、エクシード号良い艦だったんだけどね。)と呟いた。

 今後、エクシード号が辿るであろう運命に、心を痛めながらも、乗組員たちにどうやってこの現状を伝えるか。

 もしエクシード号が疑われていると知った途端、どのような暴挙に出るか、予想だにつかないのだから。


<完>



【後書き:2024年11月】


 ご一読いただきありがとうございます。

 2024年11月に提示されたテーマは【自己防衛】【夢じゃないんだね】【どこで間違えちゃったんだろうね】です。

 またも、SFとはほど遠いテーマです。どちらかというとファンタジー向けだと思います。しかし困った時の人工頭脳。人工頭脳が免疫不全を起こすという話にしてみました。

 最初は人間くさい人工頭脳を描こうと思ったのですが、ちょっとミステリー風にしようと思い立ち、殺人事件を起こしてしまいました。

 乗組員が次々と殺害される恐怖と艦長の怒りを、きちんと書けていると良いのですが、いかがだったでしょうか。

 ちなみに、航宙軍の階級名を将官は宙将、佐官を宙佐という風にしてみました。ちょっと見慣れないとは思いますが、今後もどこかで使うかも知れませんので、お見知りおきを。

 この作品をあなたはどう感じましたでしょうか。

 この作品が思索のきっかけになれば幸いです。

 次回は12月になります。よろしくお願いします。

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