第四話 そいつに試合で勝って別のやつに勝負で負けた
【第三者編】
まず、翔太が先手を打った。
翔太「おりゃあぁぁ!」
力任せに翔太が打つ。
田中(なるほど、確かに早いし当たったらかなり痛そうだ。だが……。)
田中(思ったほど強くなさそうだ)
そして田中は翔太の拳を避け翔太が驚いてる隙に翔太の顔面に拳を喰らわせた。食らった翔太は大きく体が揺れている。今にも倒れそうだ。
玲香「翔太!!!」
晴奈「玲香!待って!」
玲香「な、なんでよ!翔太が倒れそうなのよ!助けに行くべきでしょ!」
晴奈「違う!まだ勝負は終わってない!」
玲香「え?」
玲香がよく見ると翔太は暫くすると体制を立て直した。そして翔太は右に行こうとする。
田中(右……、いやフェイントか)
そう思い田中が左に構えると
翔太「おりゃぁぁ!!!」
翔太は右にそのまま殴ってきた。
翔太は前話で運動が得意だと言ったがそのせいかそこまで頭がよろしいわけではない。
なのでフェイントなんか出来るわけがないのだ。だからそのまま右に来た。
つまり田中は読みすぎたのだ。
田中「グッ……」(かなり痛い……)
田中は殴られたところを抑える。
翔太「これで…!止めだ!!」
翔太が腹パンしようとする。
そして翔太が拳で腹を殴ろうとし…
その拳は空中の空気を切った。
田中はいなかった。
翔太「はっ?」
翔太が呆然としていると
田中「まだまだだな。少年。」
田中は
上から来た。
翔太「!?!?!?」
翔太が防ごうとするが、
田中「遅い。」
田中が恐ろしいスピードで頭を地面に叩きつけた。
翔太は叩きつけられたあと、動かなくなった。K.Oである。
玲香「翔太!!」
玲香が駆け寄る。
玲香「ちょっとあんた!なんてことしてくれるの!死んだらどうするの!」
田中「先に殴りかかってきたのはそっちだ。」
玲香「それでも気を失うまでやらなくてもいいじゃん!!」
田中「俺の中では喧嘩は始めたらどちらかが気を失うまでやらないといけなくてな」
玲香「~~~~~~~この!!もういい!!」
玲香は怒りで顔を赤く染めながら翔太の腕を自分の肩にかけ翔太を連れていった。
玲香「晴奈も早くきなさい!」
玲香が晴奈にもこちら側に来るように言った。しかし晴奈は拒否する。
晴奈「ごめん、玲香。私ちょっとこの人と話すことがある。」
玲香「そんな奴に話すことなんて…。ああそういうことね。力入れなさいよ。じゃっ。」
絶対勘違いしているであろう玲香は翔太を連れて帰っていった。
そしてそこには晴奈と田中だけになる。
田中「……何の用だ?」
田中が聞くと
晴奈「単刀直入に言います。」
晴奈「あなた………お風呂入ってないでしょう?部屋汚いでしょう?」
田中「な、なぜそれが…」
晴奈「匂いでわかるんですよ。めっちゃ臭いですよ、あなた」
田中「ま、まじか……本当にそれだけのために?俺に声をかけてきたの?」
晴奈「まじです。」
田中「まじかぁ……」
晴奈「で、ここからが本件で」
田中「今まで本件じゃなかったのか…。」
晴奈は無視した。そして本件が伝えられる。
晴奈「もし良ければ…
貴方の家、私が掃除しましょうか?」
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いつもより短く早く投稿しました!その代わり質はさらに低くなりました。
次話も多分すぐ公開できる…かも?
読んで頂きありがとうございました。
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