十月号編
同題異話・十月号 秋に鳴らす鍵盤
同題異話の十月号を開催いたしました。今月のタイトルは「秋に鳴らす鍵盤」です。
自主企画の詳しい説明と参加はこちらから
→https://kakuyomu.jp/user_events/16818093085939171557
十月になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか? こちら「沖縄」はまだ蒸し暑いです。そこに、台風もやってくるので、ますます秋が遠ざかっている気がします。
毎度のことになりますが、同題異話参加作品を読むのがまたしても滞っています。いや、完全にこちらの問題なので、クレームはいくらでも受け付けます。参加中の皆様、もうしばらくお待ちください!
さて、今月のタイトルのお話へ。
同題異話シリーズの中で、共通して入れている名詞があります。例えば、色、植物、クリーチャー、そして、季節です。
二〇一八年度、一番最初の同題異話のタイトルは「春はまだ青いか」でした。そして、二〇二一年度の八月は、「夏が燻る」。となれば、次は秋だろうということで、「秋」が最初に着くタイトルを考えました。
もう一つこだわりとして、「春は」「夏が」と、助詞も合わないようにしているので、もう、「は」と「が」が使えないのですね。つまり、「秋」を主語に出来ないのです。まあ、「も」もありますが、これは最終兵器ですので。
そして、何で「秋」と「鍵盤」が結びついたかと言いますと……これが結構謎でして。当時のネタ帳を捲ってみたのですが、試行錯誤の痕跡が全然見えません。恐らく、最もスッと出てきたタイトルなのでしょう。
「鍵盤」の連想は、多分芸術の秋だからでしょうね。あと、音に関するタイトルを作りたい! と思っていたくせに、二〇二一年度の二月に「沈黙に積雪」を出していたので、ちゃんとストレートに、音が出る楽器をテーマに、という形なったと思います。
で、数多ある楽器の中で、なぜ「鍵盤」かと言いますと、きっと、「類似タイトルが思いつかなくて、かつ、多種多様な楽器の種類が出てくる」からだと思います。小説では、『悪魔が来りて笛を吹く』『鼓笛隊の襲来』がありますが、「鍵盤」が含まれるタイトルはちょっと思いつきません。せいぜい、原作小説及び映画の『ピアニスト』くらいでしょうか。
そして、鍵盤とは、私の手元にある『旺文社 国語辞典』には、「ピアノ・オルガン・タイプライターなどの、指で押したり叩いたりする部分。キーボード」と載っています。てか、タイプライターも含まれるのですか、今知りました。あと、木琴や鉄琴なども、「鍵盤打楽器」と分類されるようです。
とりあえず、たたいて音を出すものを「鍵盤」と定義してもいいかもしれません。ですので、「うちの考えたスーパーすごいぞオリジナル鍵盤楽器」なるものが登場するお話も全然構いません。……「スーパーすごいぞオリジナル鍵盤楽器」がダサすぎる名商なので、かっこいい名前を付けてあげてください。
さてさて、秋の夜長にぴったりのオーケストラでもできるような、色々な鍵盤が集まってくることを楽しみにしています! 今月もどうぞ、よろしくお願いします!
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