九月号編
同題異話・九月号 黄金林檎の落つる頃
同題異話の九月号をスタートさせました。今月のタイトルは「黄金林檎の落つる頃」です。
詳しい企画の説明と参加はこちらから
→https://kakuyomu.jp/user_events/16818093084060354633#enteredWorks
九月になりました。暦の上では秋ですね……という馴染み深い挨拶は置いといて、まだ六月の同題異話参加作をすべて読み終えていません。のんびりしすぎな読書でございますが、見放さずに待っていただければと思います。
さて、今月のタイトルは「黄金林檎の落つる頃」でございます。まだまだ残暑の厳しい日々ですが、同題異話では先取りして、秋を感じるタイトルとなっております。
「黄金」ってどっちの読み方? と言われそうですが、「オウゴン」でも「コガネ」でも、英語で「ゴールド」でも中国語で「ホアンジン」でも、何でもいいです。なんなたら、林檎の読み方も、「リンゴ」だけでなく、「アップル」でも「ピングォ」でもオッケーです!
同題異話のタイトルでは、ちょいちょいやっている、読み方自由の術です。二〇一八年度では、なんと読んでもいい「星流夜」、二〇二一年度でも、「夏が燻る」も、「燻る」の読み方は指定していませんでした。こうすることで、参加者さんに対する自由度が上がるかなぁと思っています。
こちらのタイトルの方向性は、だいぶ最初の方から定まっていました。「何か色の名前を付けたい」+「食べ物か植物の名前を入れたい」で、「黄金林檎」という組み合わせは、誕生しました。
「黄金」は、二〇一八年度「春はまだ青いか」、二〇二一年度「茜色した思い出へ」と、「青」「赤」を使ったので、「次は黄色だな!」という安直な決まり方でした。ただ、「黄色」は「茜色」で「色」と使ったから、まあ、黄が付く色の名前なら、「黄金」だなと、少し遠回りして決めました。
「林檎」も非常にあっさり出てきたと思います。めちゃくちゃベタですけれど、「林檎」って、漢字もかっこいいし、色んな逸話がありますし、「文学性を感じる果物ナンバーワン」だと思っています。ナンバーツーは、檸檬か蜜柑か……。芥川好きとしては、「蜜柑」を応援したいですけれど、なんやかんやで「檸檬」でしょうかねぇ。
どうでもいい話はここら辺にして、「黄金林檎」というイメージが決まったので、そのあとに「黄金林檎が実る時」というタイトルがすぐに出てきたのですが、もう少し捻りたいと、しばらく寝かせておくことにしました。
その間に、他のタイトルも決まっていき、四月号の「真新しい靴がステップ」が定まりました。そして、助詞の「が」を使ってしまいました……。同題異話のタイトル決めの際に、「同じ助詞は使わない」というマイルールがございますので、すでに「が」は使えません。
もう一度考え直して、「の」は古語では「が」と同じ意味だなぁと思い出したので、そちらを採用。となると、「黄金林檎の実る時」だと統一性がないので、「実る」を多分ほぼ同じ意味の「落ちる」を古語にして「落つる」、「時」は以前の同題異話で使っていたので「頃」に変更し、最終決定しました。
ではでは、今月もこの一か月間、どんな物語でも構いませんので、タイトルを「黄金林檎の落つる頃」にして、タグに「同題異話」とつけてご参加ください。
今月もたくさんの参加をお待ちしております!
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