ゆ~「真新しい靴がステップ」
・「真新しい靴がステップ」
→https://kakuyomu.jp/works/16818093074917363344
「ド」田舎から東京の大学への進学が決まった「うち」。心機一転、身の回りのものを揃えていく中で、特に気合を入れて新調するものがあった。少女の旅立ちの心情を描いた、現代ドラマ。
上記リンクの作品で、同題異話に参加していただいたゆ~さん、恐らく、同題異話では初めましての方ですね。名前を以前と変えていらっしゃったらその限りではないのですが。
プロフィールを見たら学生さんのようでして、何とも瑞々しくて眩しい感性の言葉がまず目を引きます。ドキドキ、ワクワクを、こんなに曇りなく表現できるなんてと、おばちゃんの私には羨ましい限りです。
一人称「うち」の主人公の少女が、物語開始以前はどんな暮らしをしていたかなどは、詳しく書かれていません。ですが、彼女の希望に満ち溢れたモノローグを読んでいると、「ド」田舎の生活はとても窮屈だったのではないかと感じられます。
「始まり」とか「スタート」などは、「別れ」や「不安」といった影の部分も含まれている気もしますが、「真新しい」と言われると、そんなことは一切関係ない未来を想像できます。
タイトルの妙を上手く料理した、短いながらも素晴らしい一作でした。
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