ガトーと悪魔くん
ナッツ
第1話 「始まりのファンファーレ」
「カーン、カーン。」
ここお菓子の国ガトーの中央広場にただずむ、時計台の2つの針が
12の位置で重なり、街一体に美しい鐘の音が鳴り響いた。
時計台の入り口には地面を激しく蹴り飛ばす2つの足音が迫っていた。
「急いで。クロノス。もう時計台の針が12を指してる。あなたがいないとゲートは開かないの。私の手をとって。」
少女の小さくそして、細く美しい腕が月明かりに照らされ、少女より一回り小さいウサギの手を少女は握りしめた。
「ありがとアリス。もうすぐ入り口につきそうだ。そしたら私がこの鍵で時空ゲートを開く。そしたら扉の中に飛び込むんだ。」
「うん。さあ、着いたよクロノス。ゲートを開けて!」
少女の声と同時にウサギは、真紅に輝くアレキサンドライトが埋め込まれた鍵をポケットから取り出し、時計台の入り口の扉の鍵穴に差し込み、開錠した。
「ガッチャン」
「さあ、飛び込めアリス。ここから先は王家にしか進めない。
例え、王家に使えるウサギであってもだ。それから、悪魔には気をつけろ。」
「わかってるよ。クロノス。私は悪魔には屈しない。必ず目的を果たしてガトーに帰るから。」
そう言い残すと少女は扉の奥の暗闇に姿を消した。
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【あとがき】
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ガトーと悪魔くん ナッツ @Lune_7sugar_bitter
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