学園のシステム

俺はこの学園で’天才'になると決めた。


その矢先、廊下を通るある男に目がいった。


その男をみるとなぜか既視感を感じ、身が震えるのだ


『いや、何をしているんだ俺は。』


今はこの世界での人生計画を立なければ。


だが、この世界に俺の他に転生者がいないとも限らない。


前世で習った知識を乱用するわけにはいかない。


バレれば不都合が多い。


(実力を隠しながら戦っていくしかない。)



ここからはジンクルたちから聞いた話だ。


具体的にはこの学園では'天の子'と呼ばれる存在の生徒が10名いる。


この天の子になるためには'ヒナノン'という特殊な金属でできた硬貨を50枚集めなければいけない。


この情報は学校側が公開しているものだ。


しかし天の子が誰なのか、そして何年生なのかということまですべて謎に包まれている。


この世界には決闘という文化が存在しており、闘いを申し込まれたら受けなければならず、お互が指定した大事なものを賭けなければならない。


そのため、俺の予想だと今'天の子'である人物を推理し、その人物から決闘で勝ちヒナノンを手に入れるしかない。


もちろん決闘は戦闘である必要はなく、勉学でも良いのだ。


よく前世で友達とテストの順位で対決していたが、そんな感じだろう。


それじゃ、早速'天の子'の情報を集めに行くとしよう。


『ジンクル〜ちょっと手伝って欲しいことあるんだけど〜』


俺は近くにいたジンクルを呼び出した。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

これから4人で’天の子'を目指す物語が始まる!

続く

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