第4話 アイドントノウハウトゥーユーズ魔力
どうもごちゃ。。。
コホン。5歳になりました。
フェンです(キリ)
と鏡の前で転生した顔でキメ顔をする日課を終え、今は倉庫にあった魔力に関する本を部屋で読み漁ってる最中です。
え?読み書きですか?
ふ。人間死ぬ気でやって見るものですね。
スチャ
とエアーでメガネくいをやってますが、まぁ日本とちがって漢字がないから、そこまでって言うのと、母さんが結構丁寧に教えてくれたからってのもある。
まぁそんな些細なことより重大な問題が発生した。
魔力の使い方が分かりません。
というか魔力イズどこ
何もわからん。
で。今読み漁ってるとこさ。
1
2
3
ポカン。
「分からん。。。」
軽く数十冊は読んだ。
どれかに何かしら載ってるであろうという考えで、持ってきたもの全て目に通したが、肝心な自分の魔力を認識することと、どう使うのかの情報がない。
まぁ両親に聞けば良いのかもしれんが。。
懸念点が一つ。。。
「追放とかないよな。。爵位は騎士だからそんなにだが。。でも。。。な。。。」
ええい!なるようになれええええ!!
ということでやって参りました。
我が家のキッチン。
きっちんと食器や調理器具が整理されてます。
キッチンだけに。。ね
「母さん、一つ教えて欲しいことがあるんだけど。。」
かくかくしかじか
「なるほどね。フェンは魔力とか魔法に興味があるのね。あの人は今狩りだし、わかった。じゃあ庭で待っててちょうだい。掃除終わったら行くから。」
しばし待っていると
お母さんが早歩きで庭に来た。
「お待たせ。それじゃあまずは。。」
何をしたかと言いますとお母さんに直接俺の魔力を動かしてもらいました。
ビフォー
アフタァー
なんということでしょう。
先程まではまるでオイルが切れた機械のようにうんともすんとも言わなかった魔力が、
匠の技により、今では生きてるかのように活き活きとして、スムーズに動かせるではありませんか。それに先程までは魔力がどこにあるのかもわからなかったのが、今では体の奥深くに溜まっているのがわかるようになりました。
冗談抜きで感動してる。
生きててよかった。
「母さんありがとう!これが魔力か!!」
「これくらいどうってことないわ」
満面の笑みで、与えられたおもちゃを遊んでるのが如くぎこちない動きではあるものの魔力を操作してる息子フェンを見て母親ミラは天にも昇る幸福感を覚えていたのはここだけの話。
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