第8話Cパート
「ただいまー」
「お邪魔しまーす」
学校が終わり紗奈以外のメンバーは
拓馬の家に直接きた。
「ワン!ワン!」
「うぉ!帰ってきて早々顔を舐めるなよ笑」
拓馬の声を聞いたベイクが
早速出迎えた。
そして拓馬の胸にベイクが飛び込んできたので
瞬間的に抱っこをすると案の定
顔をなめるベイク。
一旦床に下ろし
拓馬たちは靴を脱いだ。
それを見ているベイクは
優吾たちがきてなんだかうれしそうだ
きっと遊んでくれると察したのだろう。
「おかえり、って
優吾くんに桃香ちゃんじゃない
久しぶりね中学卒業式以来ね
「麻耶さん久しぶりです」
「久しぶりっす、おばさん」
「あら?優吾くん前に言わなかった
まだおばさんじゃないって
麻耶お姉さんでしょ」
「あ!すいませんでした麻耶さん」
「うん分かればいいのよ
いっしょにいるのはお友達かしら」
「あ、初めまして
私は同じクラスの伊藤牡丹って言います」
「同じく
清水雅也ですよろしくお願いします」
「鈴原希実です」
「そう君たちが最近仲良くなった子達ね
拓馬から聞いているわ
中に上がってゆっくりして行って」
「母さん後で紗奈とペロもくる
ベイクにペロ会わせたいから」
「わかったわ」
玄関で会話を済ませた一同は
リビングに向かい
拓馬は自分の部屋に行き
荷物を片付けて着替えを済ませたのち
リビングに向かった。
「あぁ〜。かわいいな〜」
「牡丹ちゃんの言うとうり
可愛いわね」
ボールの上に乗っては
すってん転がってしまったり
ボールに夢中になりすぎて
ボールを追い越し見失ってしまう、
ベイクを見て一同が和んでいると
「希美が言うと変態っぽく聞こえるわね」
「なんでそうなるのよ」
「いつも変なこと言うあんたが悪いわよ」
といつもの会話が繰り広げられ
それに笑っていると…
「ワンワン!」
と遠くの方でどこからともかく
外から聞き覚えがある
犬の鳴き声が聞こえてきた。
「なぁ?拓馬っちこの声って」
「そうだなペロの声だ
俺出迎えてくる」
「了解。待ってるな」
拓馬はベイクを優吾たちに任せて
靴を履き外に出ると
「ワンワン!」
(おぉ!ペロ…っておい
紗奈はどうした?)
とペロが近づいてきたが…
その場に紗奈の姿はなかった。
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