4話Cパート

次の日


教室には幼馴染の4人に加え

朝練が休みの昌也が話をしていた。


「いいなー俺も遊びたかった」


「風邪ならしょうがないよ。

それより風邪はもう大丈夫なの」


「おう!もうすっかり良くなったぜ」


「優吾は治るの本当に早いわよね」


「優吾君は滅多に風邪引かないし

引いたとしてもすぐに治るから

羨ましい」


「違うぞ紗奈

滅多に風邪を引かないんじゃなくて

軽い風邪だと優吾の場合

バカだから気づかないんだよ」


「バカって言わないでよ」


「悪りぃバカは良くなかったよな」


「せめてアホって言ってくれよ

アホの方が漢字にした時かっこいいからよ」


「そんな理由かよ」 


と5人で笑っているとそこへ…


「お、おはよう」


牡丹が教室に入ってきた。


「あ!牡丹ちゃんおはよ!」


「うん、おはよう」


紗奈が挨拶すると牡丹は軽く手を振り

そのまま椅子に座り

本を読み始めた。


それを見ていた紗奈が


「本読み始めちゃった

こっちにくるかな」


「どうだろうな」


そんな話ん二人がしていると


「紗奈、伊藤さん多分こっちに

来ずらいじゃないの

3人はともかく私と優吾は

少ししか話ししたことないし」


「そうかも!牡丹ちゃんすぐに

考え込んじゃうから

私連れてくる!」


そう言い紗奈は牡丹のところに行き


「牡丹ちゃん!」


と言い両手を机に叩きつけた


「紗奈ちゃん、どうしたの」


「こっちに来て一緒におしゃべりしようよ」


「え!でも私、科山くんとか華花さんたちと

話したことないから

仲良くできるか不安だよ」


そう心配そうに言う牡丹に紗奈は…


「大丈夫!二人ともいい子だから

私たちもいるから大丈夫

ほら行くよ!」


そう言い牡丹の手を引っ張り

拓馬達のところまで連れてきた

紗奈であった。


「科山君、華花さん、

こ、 これからよろしくお願いします」


「何かしこまってるのよ

私たち小学校から一緒じゃない」


「桃香ちゃんの言う通り

気軽に話しかけていいんだぞ

呼び方も名前でいいし」


「うんわかった

よろしくね優吾くん!桃香ちゃん!」


「よろしくね」


「おう!よろしく」


改めて友達になった牡丹であった。

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