Cパート
「拓馬くんと紗奈ちゃんって
伊藤さんとは高校からの知り合いなの」
噂のイチスペパンを頼み届くのを待っている間
拓馬と昌也はブラックコーヒー
紗奈はキャラメルラテ
伊藤はカフェラテを
それぞれ頼み飲んでいると
昌也が拓馬たちに質問してきた。
「伊藤さんとは小学校から同じ学校で
何回かクラスも一緒になったんだぜ
だよね、伊藤さん」
「う、うんそうだけど
赤石くんと紗奈ちゃんって
あんまり話したことなかったのに
私のこと知っててくれてたの」
「もちろんだよ。
私は何度か同じクラスになった子の顔と名前は
覚えてるよそれより拓馬の方がすごいよ」
「そうなの」
「そうだよ伊藤さん
今まで一緒になったクラスの全員と
学校の先生全員覚えてるんだよ」
「まじか。
拓馬くんすごいな」
「でしょ!拓馬ったら
変態級に人の名前覚えるの早いんだよ
すごいよね」
「変態級は余計だと思うけど。
名前覚えられるのはすごいと思うよ」
「昌也フォローサンキューな
紗奈ったら変態は余計だよ」
三人の会話を聞きながら
伊藤は一人でカフェラテを飲みながら…
「楽しいなでも、
やっぱりここに私がいていいのかな」
思っていた。
ちなみに漫画やアニメ好きな人は
人にオススメする際
物語やキャラクター、好きなシーンを教えると
「よくそんなに覚えていられるね」
と言われることがある。
拓馬もよく経験していて伊藤は
人と話すのが苦手なためそう言うことは
言われなかったが、
拓馬同様好きなアニメをおすすめしていたら
同じことを言われただろう。
「みんなに聞きたいことあるんだけど
聞いていいかな」
「もちろんいいよ」
拓馬たち三人が話していると
伊藤が話に入ってきたので
紗奈が返事をすると…
「私って神山さんたちと
友達になってもいいのかな…」
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