第3話「友達になる権利」Aパート


「だから今日一緒に遊ばせてください

お願いします」


そう言い頭を下げる伊藤を見て

唖然とする三人。


顔を上げた伊藤は返事がない

三人を見て…


「やっぱりほとんど絡んだことがない

私となんて遊びたくないよね」


と、心の中でそんなことを思っていると


「わかったいいよ。

そうとなったら早く喫茶店に行こか

みんなもそれでもいい?」


「もちろんいいよ。

私も急遽遊ぶことになったから」


「僕もいいよ

一緒に遊ぶ人数は多い方が楽しいからね」


「じゃあ決まりだな早速行こうぜ」


「みんなありがとう」


そう言いその場で涙を浮かべた伊藤、

てっきり反対されると思ったからだ。


けれど実際は違く

拓馬たちは優しく出迎えてくれた。


「伊藤さん行こ!」


「うん」


そういいまだ目に涙が残ってる伊藤を

優しく手を差し伸べ

伊藤は紗奈の手を取り

四人は喫茶店へと向かった。

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