海口ソイミの湾岸で会おう!

@Taji_321

第1話

ある1人の高校3年生が釣りをしにやってきた。

そこにある1人の姿が。

「釣れてますか?」と声をかけました。

すると「釣れてないです」と返事が。

私は心で(今日はつれない日か〜)と思いつつ竿を振る1時間経った時やっと1匹釣れた。

サイズは20センチ無いくらいの小さなクロソイだったいつもなら逃すのになぜか今日は持って帰ってみた。食べるわけでも無いのにただただ生きている姿を見るだけで何もしない。

そこでバケツのままだと可哀想なので水槽で飼育してみることにしてみた。

水槽の準備が整って、水合わせをし、袋からゆっくり入れたあげる。

水と共に流れて水槽内で泳ぐ姿はとても美しかった。

特にこの、とても丸い目、シャープな鼻先、とてもかっこよかった。

そこで名前をつけた。

「ソイミ」

今日はもう疲れたから電気を消して就寝した。

次の日の朝、ソイミに「おはよう」と声をかけ学校へ向かう。

学校では別に何もなく放課後友達と帰ったり

遊んだりするのが日常だ。

しかし今日は早く帰りたかった。いつもならここで「どこかにご飯たべにいこう?」となるのに今日は「ごめん、用事がある」と言って帰った。

「ただいま」と言った先にソイミだった。

よく見ているとうずうずしていた。

試しにエビを与えてみる。

するとパクッと一口で飲み込んだ

お腹が空いていたようだ。

そこから何匹かあげて食べなくなった。

お腹いっぱいになったようだ。

そして部屋を離れた。

そこから次の日も次の日も同じようにしていきソイミと接することが当たり前の日常に変わって行った。

半年くらい経って朝起きるといつもなら前まで来て上を向いて待っているのに今日はずっと後ろの方にいる。餌をあげても反応が無い

少し心配しながら学校に行った。学校でもソイミが頭から離れない。

帰るとそこには倒れているソイミがいた。

私は急いで取り出し様子をうかがう、すると固くなっていた。私はそれを受け入れられなかった。気分が悪くなった。目に大粒の涙が浮かんだ。「もっとながく生きてほしかった

ずっとそばにいたかった」動かないソイミにこう言った。

落ち着きを取り戻し庭の植木のそばに埋めてあげた。

今日の夜は寂しいなぁと薄く涙を浮かべ就寝した。

次の日学校で転校生が来た。

私はその人にどこか親近感がわいた。

つづく

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