久里 琳さま
こんにちは。
青木部長、退職希望の意思を表明している以上、本来、懲戒解雇にもっていくのは厳しいのではないでしょうか? 希望を表明しているのが本当に本人であるかの確認が、もちろん、何より重要になりますが、そのために印鑑証明および内容証明での発信を求めるのも、会社側にはできかねるのではないかと存じます。
本当に異世界にいるのなら印鑑証明も内容証明も不可能でしょうし、異世界じゃなく、家に引きこもっているのであっても、不可能でしょう、あの人、もともと引きこもりがちでしたし。
(隣からこそこそと耳打ち)
ああ、失礼しました! これは「異世界へ(事実か妄想かはさておき)行ってしまうようなお荷物」を、穏当に懲戒解雇に持っていくための青木部長の巧みな論法だったのですね!? 部長の深遠なる意図を介さず、無粋な疑問、失礼いたしました。
あと六日ですね、承知いたしました。処理を開始する準備を整えておきます。
作者からの返信
応援ありがとうございます!
青木部長にも、佐藤さんのような懐刀が側にいれば安心でしょうね。もっと早く相談しておけば、こんな面倒な事態に陥る前に問題回避できたかも。……といいながら、今回は懲戒解雇に持っていく絶好の機会にできたので、むしろ好都合というわけで、、実はこれさえ佐藤さんの裏の根回しの成果だったりして!?
六日後には、つけ入る隙のない完璧な懲戒解雇処理の準備が整っているはず! 青木部長も枕を高くして眠れます(^^)
この突飛な内容の手紙に青木部長はどのような返信を……? と思いましたが、これ以上無いほどの正攻法に感服すると共に終始笑い転げてしまいました。
異世界転移の噂が巷に溢れる昨今、自分もいつこのような状況に直面するか分かりませんものね。
万一、このような手紙を受け取った場合はぜひ参考にさせていただきます笑
作者からの返信
お越しいただき、ありがとうございます!
本気か冗談かわからない手紙だからこそとことん正攻法で返すのが有効ではなかろうか、とこんな形にしてみました。笑い転げていただいて、うれしいです(^^)
事実は小説より奇なり、と言いますから、いつか笑いごとで済まなくなる可能性もありますよね。そのときにはこれを思い出していただいて、無事乗りきっていただければと思います!
めっちゃ笑いましたっ!
懲戒解雇は四要件を満たすなど結構ハードル高いので、できれば実印+印鑑証明でいきたいところです。でも、異界のコンビニは印鑑証明書取れますかね?ポイントは意思確認の有効性なので、鑑定可能な自筆署名も有りですね。メールが可能ならビデオメッセージできます?それらがあれば…
あっ!電車乗り過ごしたっ!ヤバっ!
作者からの返信
お越しいただき、ありがとうございます!
めっちゃ笑っていただいて、うれしいです(^^)
懲戒解雇は法的ハードルが高いですよね。きっちりステップを踏んで臨むべきところです。印鑑証明はちょっと無茶な要求かもしれませんが、どう対応するかが見ものですね。ビデオメッセージとか工夫を凝らす人間であれば見直すかもしれません。
なんて考えている間に電車が、、、大丈夫だったでしょうか?