第2話 『死神の戦車』
会場に静寂が訪れる。
二つの世界は徐々に会場の暗闇の中に溶けていき、音の余韻が心の中に浸み込んでいく。
最後の最後、勝敗を別った瞬間、この会場の誰もがそれを理解していた。だけど、最後の瞬間まで目を離すことは出来なかった。
ミライは拳を握りしめ、その場に頽れる。大粒の涙を零しながら、奥歯を噛み締める。
言葉が、出ない。言い訳は言いたくない。対戦相手への賞賛の言葉を出せるほど冷静にもなれない。紙一重の完全敗北。それだけがただ脳内に呆然と突き刺さって、抜けない。
ミライは立ち上がり、レイジと客席のほうに礼をして舞台袖のほうへと消えて行く。目の端を赤くしたその泣き顔は、敗北に汚れている。しかし、彼女はそれだけでは終わらないだろうと矢神は思った。彼女は敗者であっても、弱者ではない。
「彼女の、次の演奏が楽しみだ」
矢神の言葉に伊藤は頷く。
アイドルの涙は、人の心を動かすガソリンでもある。それが嬉し涙であろうと、悔し涙であろうと、関係はない。彼女はそのガソリンで、何度だって立ち上がり、また高みを目指すことだろう。
「いいものを見させてもらった。次はお前の番だな」
伊藤が言うと、矢神は立ち上がった。
「ああ」
†
矢神は舞台袖へと向かう途中、廊下でミライと顔を合わせた。彼女はベンチに腰を下ろし何も言わず、虚空に指を躍らせている。その指の動きを見て矢神はすぐにそれが何かを言い当てた。
「勇気ミライの次の新曲か」
「矢神くん。あ、そっか……次の試合は、確か……」
「僕の番だね。いいものを見させてもらったから、一言お礼を言わせてほしい。ありがとう。君の演奏に勇気がもらえた」
「あはは……負けちゃったけどね。しかも、かなり無様な負け方したし……」
「確かに無様だった」
「えっと……それ、自分が言うのはいいけど、他人に言われるとかなりキツいんだけど……」
「ごめん」
「ごめんって……。あーあ、あの時第九なんかパクらず自分の持ち曲でも演奏しとけばよかったなぁ……。この大会、審査員ウケは悪いとはいえアイドルソングもアリだったでしょ? はあ、自分らしくやっときゃよかったなぁ……」
「選曲は間違ってなかったよ」
矢神の言葉にミライは顔を上げる。
「というより、ルール的に楽曲の後出しは出来ない。あれは、最初からそういう順番で出すつもりだったのが、偶然相手と選曲が被ってしまっただけの話だ」
この大会では演奏直前に互いの選曲が発表される。だから演奏が始まってから登録していない楽曲を選ぶことは出来ない。ミライは最初から、第九を弾くつもりでいた。
「君がしたかったのは現状の『破壊』だ。『否定』ではない。この二つは似てるけど、ちょっとだけ違う。君は破壊したあとで、もう一度寄り添おうとしたんだろう?」
その言葉を聞き、ミライはふっと笑った。
「流石は矢神櫂のご親族。全部お見通しってわけだ……。まあ? 最初にぶっとばしといてアレだけどさ……やっぱり最後にはみんなが聞きたいものを聞かせてあげたいじゃん? 私、根がエンターテイナーだからさ……。アイドルだし……。まあ、それはピアニストでも同じなんだろうけど……」
ミライは上を見上げ、それから矢神のほうを見て言った。
「私、『楽しい』とか『面白い』とかが一番大事だと思ってる。君もそうでしょ? 選曲見たよ?」
ミライはそう言うと、それから少し考え込むような素振りを見せ、それから立ち上がって言った。
「君の目的は神威レイジへの復讐だ。殺された父の復讐のために、これまで表舞台には一切顔を出さず、人知れず闇の中で、たった一人でピアノと向き合ってきた。その演奏技巧はまさに矢神櫂の一人息子って感じ! だけどそれだけじゃない。君には君にしかない持ち味がある。とっておきの切り札がね」
「急に何を……」
「矢神櫂の親族と言われた時、君はまったく否定しなかった。彼に子供がいたって話は聞いたことがないけど、それは裏を返せばそういった話が持ち上がらないように隠されていたということかもしれない。そうなると、やっぱり身を隠して復讐の機を探っていたと考えるのが妥当かな……それを証明するように、今君はここにいる。そしてどうやら君は神威レイジに勝つつもりでいるようだ。だから、君の演奏は超絶技巧間違いなし」
ミライはそこまで言って、人差し指をそっと口元に立てて微笑んだ。
「これは私の推測。本当のところがどうかは分からないけど……まあ、頑張ってきてよ!」彼女は矢神の背を叩き、廊下を、ステージとは反対側のほうへと歩いて行く。
「観客席で応援してるからさ!」
ミライの言っていたことはほとんど当たっていると言っていい。
矢神礼は矢神櫂の一人息子で、この大会に出場したのは、父の仇である神威レイジを殺すためだ。そして、そのために矢神は自らの存在を今の今まで世間からは隠し続けてきた。ただただひたすらに、刃を研ぎ澄ませることだけに集中してきた……。
「行こう」
矢神は呼吸を整えると、舞台袖へと向かい、暗闇の中で軽く指の調子を確認する。問題ない実力は十全に発揮できるだろう。
矢神は対戦表を眺め、対戦相手の名前とその選曲を確認する。
『イエヴァンポルカ』
『タチャンカ』
『イスラメイ』
鬱塞シロは演奏家としての経歴が浅く、矢神同様「無名の新人枠」のピアニストだ。
しかし、それ故に対策が立てづらい。三曲全てが北国の曲で構成されていることには何か意味があるのだろうか。まあいい、実際の演奏を聴くまで本当のところは何も分からない。
矢神は舞台袖で深く息を整える。
『矢神の坊主、俺はお前さんの目的に口出しするつもりは一切ねえ。だがな、これだけは忘れるなよ。舞台ってのは客にエンターテイメントを提供する場所だ。客に見せて恥ずかしくねえもん出してこい』
かつて師匠と仰いだ男の言葉を思い出す。
大丈夫だ。 本番の舞台に立つのは初めてだが、この景色自体には見慣れている。何度も何度も、来る日も来る日も舞台に立った。
誰もいない客席へと、演奏を届けてきた……。
「今日はエンターテイメントだ」
矢神は審査員の声を聞き、暗い舞台の上を進んでいく。
向こうから現れた対戦相手は中学生か高校生くらいの少女だった。
白いショートボブに蒼い瞳。
触れれば割れてしまいそうな、白く美しい痩躯。
爪の先まで均整の取れた造形美は、翼を失った天使を思わせるほどに綺麗に整っている。
しかし、よく見ると彼女の身体は傷だらけだった。肩には青い痣、二の腕には鞭で打たれたかのようなみみず腫れ、腕には無数の赤い切り傷。首には絞められたような痕があり、瞳はどこか虚ろに見える。
そんな彼女が顔を上げ、こちらを見上げヘラっと笑う。
生気を感じられないその少女は、笑顔のままこう言った。
「お兄さん、あまり私を本気にさせないでね……? じゃないと、お兄さん、『死んじゃうよ?』」
「……どういう意味だ?」
矢神の問いに鬱塞はニヒルな笑みを浮かべながら答える。
「シロね、本気で演奏をすると人を殺しちゃうの。怖い人たちがそう言ってた。研究の結果、そう分かったんだって……」
そうとだけ言うと、鬱塞シロは一礼して自らのピアノの前に腰を下ろした。
席の向こうからこちらを見てくる不思議な少女に、矢神は何も言わず、同じように自らのピアノの前に腰を下ろす。
(こちらの動揺を誘って演奏を有利に進める作戦か……?)
何にせよ、この程度のことで精神の調律は乱れない。
矢神は鍵盤に指を乗せ、静寂の中、試合開始のゴングを待つ。
そして、演奏が始まる直前――
矢神はその少女の微かな呟きを聞き取っていた。
「大丈夫、いつものペースで三曲……。最初の一回戦なら、きっと怒られないから……」
打鍵──。
互いの曲と曲が始まりを告げ、音と音とが反響し会場を支配する。
矢神礼
「オー・シャンゼリゼ」
鬱塞シロ
「イエヴァンポルカ」
これは予想通りの展開だ。
手持ちの曲の中から一番大人しいものを選択してきた。
序盤は大人しく、終盤は熱を上げる。
それがこの大会の定石だ。
矢神の予想では鬱塞の曲準は以下の通り。
「イエヴァンポルカ」
「イスラメイ」
「タチャンカ」
軽快なポルカから入り、イスラメイで実力を見せ、タチャンカで締める。
絵に描いたような定石の流れ。
観客席から既に初戦を終えた勇気ミライが二人の演奏を聞き入っているが、彼女も矢神と同じ予想をしていた。
「へえ……やっぱり面白いね。新生堂国際ピアノコンクール……」
「何か分かるのか? 俺にはさっぱりだが……」
隣に座る伊藤とは、先ほど矢神のことを話し打ち解けていた。
ミライは二人の演奏を聴きながら、既にその作戦の違いを把握している。
「矢神くんに比べて鬱塞ちゃんのほうが僅かにアップテンポな曲を使ってる。矢神が一曲目と二曲目を緩急の差で魅せようとしてるのに対して、鬱塞ちゃんは『一つの流れ』を作ろうとしてる。別々の曲を、ひとつの組曲に仕上げようとしているみたい」
それを聞き、伊藤は矢神と鬱塞の選曲を確認した。
鬱塞シロ
「イエヴァンポルカ」
「イスラメイ」
「タチャンカ」
矢神礼
「オー・シャンゼリゼ」
「ザッツ・エンターテイメント」
「交響曲第五番 『革命』」
「つまり矢神は"リズム"で、鬱塞は"壮大さ"で勝負するってわけだな?」
「今のところはそう取れるかな……」
そう、
新生堂国際ピアノコンクールはルール上、演奏者たちが自らの持ち曲を好きな順で、好きなように演奏することを認めている。つまり、相手の出方にあわせて作戦を変更する可能性も大いにあり得るというわけだ。
・曲順の組み替え
・そもそも出す予定だった曲を弾かない
・相手のテンポに合わせてこちらのテンポを調整する
即興になるためリスキーではあるが、『作戦変更』はこの大会の大きな番狂わせだ。
双方の演奏は一曲目の折り返しへと突入していく。
伊藤はそれぞれの演奏からこれからの流れを推測した。
「鬱塞の進行が僅かに早い……。このままいけば矢神が一曲目を終える頃には鬱塞が二曲目の演奏を始めている。後から追う矢神は敵の出方を見てから作戦変更が出来るから有利……で合ってるよな?」
伊藤の確認にミライは頷く。
「試合展開自体はそれであってる。でも敵の動きを見て作戦変更が出来る後手が一方的に有利ってわけでもないよ。鬱塞ちゃんが先を行くということは、試合の流れも鬱塞ちゃんが作るってこと。上手くペースに乗せられると不味いことになるかもしれない……」
どちらをとっても一長一短。故にそこに奏者の性格が出る。
矢神は対戦相手の演奏に注意深く聴き入っていた。技術も演出も申し分ない。間違いなく"頂点の器"だ。
しかし、なぜこれだけの演奏者が今の今まで埋もれていた?
今まで一体、どこで何をしていた子なのか……?
矢神は少女へと視線を移す。
氷河のように冷たい碧眼が、鍵盤を無表情に見つめている。機械のように、しかし美しく奏でられる旋律……。だけど何故だろう……。彼女の音はどこか歪で、胸につっかえるような感じがする。
『あまり私を本気にさせないでね……』
演奏前の彼女の言葉を思い出す。
このイエヴァンポルカの異物感……。どことなく空虚で、なぜだか冷ややかな音の羅列……。
刹那、強烈な打鍵が場内の空気を振るわせた。
今まで穏やかだった会場の空気は一瞬にして燃え上がり、観客たちは息を飲む。
「矢神が仕掛けてきた……!!」
伊藤の叫びにミライが頷く。
「矢神はここで終わらせるつもりだ!」
奏者の力量が余りにもかけ離れ過ぎていた場合、試合展開は一方的なリンチへと変わる。そうなれば全ての楽曲を披露する前に審判からのストップがかかり、試合は強制的に終了。
矢神は僅か一曲の披露で勝利を収めることが出来る。
一曲で試合が片付けば次の試合への疲労を残さずに済む。このコンクールはトーナメント形式だ。長期的に見て矢神の選択は正しい。
しかし――その選択が『
†
今まで拮抗していた形勢が一瞬にして崩れた。矢神の「オー・シャンゼリゼ」が場内を支配したのだ。
既に二人は一曲目のラスサビ──新生堂国際ピアノコンクールではクラシックやジャズやアイドルソングなどの多様多用な楽曲を同時に扱う。そのため、演奏の評価を行うに当たってあらゆるジャンルから用語を拝借して解説される。よって、クラシックやジャズ等には存在しないラスサビやAメロ、Bメロといった用語を当てはめるようにして使用される──に入っており、僅差で鬱塞が早く終わる。本来なら試合展開を作るはずの彼女から、矢神はその利点を奪い去った。
「勝ったわね……」
後手の「作戦への適応性」と、先に仕掛けた者の「試合展開への支配権」。矢神はその両方を手にしている。盾と矛とを備えた矢神は攻守ともに盤石の構えだ。
対する鬱塞は全てにおいて劣勢。
「鬱塞ちゃんがこの劣勢を覆すためには……」
鬱塞の手持ちの中で最も難易度の高い"ピアノ最難曲"の一つ、「イスラメイ」を出すしかない……。
会場のムードは既に矢神のオー・シャンゼリゼが支配している。
「矢神はこの流れを生かすために、次はザッツ・エンターテイメントで追い打ちをかけてくるはず……」
二曲ぶんの流れ……いわば『濁流』とも呼べる勢いを、たった一曲で防ぎきれるか……。
ミライの言うとおり、試合展開は既に決まった。曲の流れも、場内の空気も、勝ちへの道筋も……。
ピアノ越しに、矢神は少女のほうへと視線を映す。
青い瞳が揺れている。
まるで死を恐れる小動物かのように。
才能はあった。技巧も演出も、全てが高いレベルでまとめられていた。それが故に惜しい。
なぜ、彼女は本気で弾かないのか……。
(すまないが、舐めた演奏は相手に出来ない……)
客席にその音を聞かせるのは失礼というものだ。
(せめてもの情けだと思え)
トドメを刺そうとした、その瞬間、
蒼い瞳が、真紅に染まった――。
「……ッ!」
それは強烈な打鍵。
まるで戦車砲でも撃たれたかのような一撃が会場中に響き渡る。
伊藤は立ち上がり、あまりの驚愕に口を開いた。
「ここに来て……『タチャンカ』だと……!?」
全てが沈黙した一瞬の隙――矢神の「オー・シャンゼリゼ」を突破して、鬱塞の「タチャンカ」が無理矢理突撃してくる。
その四文字が脳裏を過ぎる。
動物的本能が矢神の判断を咄嗟に"生"の方向へと引き戻した。
矢神礼
『交響曲第五番 革命』
「矢神が作戦を変更した……!」
そう……試合の支配権を鬱塞シロが奪い返したのだ。
矢神は彼女の一撃をギリギリで耐え、自らの曲の立て直しを図る。ピアノの向こう、ステージの向こうで異様なオーラを放つ白い少女が呟く。
「シロ、本気にさせないでって言ったのに……」
絶叫――。
獣の咆吼にも似たそれに、会場の観客たち全員の背筋が凍り付く。
怪物、外敵、天敵、殺人、傷害、悪意、病死、毒死、孤独……。
それぞれがそれぞれの思う形で、
そして矢神には、それが
「死んじゃうよって言ったのに……!! あなたがシロをこうさせるから……!!」
白い死神が
"旋律"を"戦慄"に変えながら……。
†
衝撃が骨を揺らす。
互いが互いを削りあい火花を散らす。会場は赤い火の粉に照らされて、その中心には黒い凶器を操る二人の奏者の姿がある。会場のガラスが次々と割れていく。硝煙と土埃が舞い、砲声と悲鳴が響き渡る。ここは既に『戦場』だ。
鬱塞シロの絶叫に矢神は顔色一つ変えず、演奏を続ける。
(体勢はなんとか立て直した……。それからどうする……? 状況は……?)
横目で眺めた会場は、阿鼻叫喚の地獄絵図。何人もの観客たちがその場に倒れ込み、担架に担がれ場外へと運ばれていく。
『あまりシロを本気にさせないでね……じゃないとお兄さん……死んじゃうよ?』
試合前の彼女の言葉……。こちらを動揺させるための挑発か何かだと思っていたが……。ステージの向こう、ピアノ向こうに鬱塞シロの姿を見る。
(まさか本当に『人を殺す能力』だとはな……)
瞳に憎悪の赤い炎を燃やし、周囲には飛び散ったガラス片が天使の羽根のように舞っている。そして、彼女の発する旋律は"死神の大鎌"だ。
――かつて、寺山修司という劇作家がいた。
詩人でもあった彼は、音楽に対してこんな問いを発したことがあった。
即答だ。
矢神は、この問いには「YES」以外返せない。
タチャンカ……。
それはソビエト連邦の軍歌。
1936年に作られたそれは、大粛正と第二次世界大戦の間に生まれた時代の落とし子。あの時代に、軍歌として作られた楽曲だ。人の生死に全く影響がなかったと言えば嘘になる。
「皮肉なものだな……」
しかし矢神はその組み合わせに違和感を感じていた。
人を殺す能力を持つ少女が、自らそんな皮肉な選曲をするだろうか……?
『シロね、本気で演奏すると人を殺しちゃうの。怖い人たちがそう言ってた。研究の結果、そう分かったんだって……』
矢神の黄金色の瞳が炎を宿した。
「ああ、そういうことか……」
目の前の少女と同じ、真紅の炎を――。
「鬱塞シロ――
両手を構え、目の前のピアノに全神経を集中する。
その姿勢に客席の伊藤は思わず目を見開いた。
「矢神……お前! 『能力』を使うつもりか!?」
元より復讐に溺れた身だ。
もう一つくらい邪悪を聴いたって、これ以上黒くは染まらない。
「さあ、聴かせてもらおうか!! 君の"過去"の旋律を――ッ!!」
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