第4話 まったくの私見だけれど

それからまた2か月ほどは順調に出版が進みました。

しかしロイヤリティと呼ばれる収入は、ゼロではないもののパッとしなくなってきました。


そこで手持ちの本が400冊ということを生かして、毎週無料キャンペーンを打ち出すことにしました。


やっぱり無料は魅力なのか本をダウンロードしてくれる人は増えました。

しかしこれがよくなかったのかもしれません。


ある日を境に、レビューの時間(審査時間)が伸び始めました。

ふつうは本を提出すれば2時間ほどで販売までになるのですが、急に半日以上の時間がかかるようになりました。


嫌な予感が、前回もこういう形でその後難癖メールが来ました。

嫌な予感ほど当たるものです。

待つこと1日、あなたの本はコンテンツ違反が確認されたので出版することはできません、というメールが来ました。


向こうの都合で難癖をつけている以上、何を言っても無駄です。出版を断念する旨のメールを送りました。


やれやれと思いながらも、とりあえずと別の本を出版しました。 こちらは順調に出版されました。


これで済んだと思ったら。

突然、あなたの本に重大な違反が見つかりましたので、アカウントを停止します。


これが最後通告でした。

これでおしまい何の説明もありません、未払いの2か月分のロイヤリティは没収。


さらに、二度とKDPで出版はできないそうです。腹立つなあ。


どう考えてもコンテンツ違反はありません、何せ服を着ている女性が森を散歩するだけのイラストなんですから。


そこで、やっと気が付きました、KDPでは出版された本は未来永劫サイトのスペースを占めます。


売れもしない本が増えればどうなるか、しかもそいつらは売ろうとして会社としては手間のかかる無料配布を行う。


こんなのが増えたらもうけを圧迫するだけです。

あなたが企業ならどうしますか、そんな著者には撤退してもらおうと思いませんか。


それがコンテンツ違反の通知なのです。つまりお前の本はもう金にならないからさっさと消えてなくなれ、それを婉曲に知らせているのが、、。


もうお分かりですね。


SNSやyoutubeで書かれている話が変わる何の回答も来ない、というアマゾンの対応に怒る記事で言われているのはこれだったのです。

つまり何を言っても聞く耳を持たないというのはそういうことなのです。



あなたはどうしますか?私は馬鹿らしくなってて縁を切ることにしました。中には本当にガイドライン違反の人もいるかもしれません。


しかし私は確信しています。彼らの判断や対応の基本は会社の儲けなのです。きれいごとを言っても役に立たないものは追い出す、というのが本音です。


もしあなたが儲けたいなら、短期決戦。優先的にサイトに挙げてくれる間に毎日3冊(これが上限です)本を出版しまくってください。


とにかく3か月の間に頑張ってください。


稼ぐだけ稼ぐ、アカウント停止が来るまで。私のようにアカウントの停止が来ればすっぱり撤退、来なければ継続。


ストレスなしに稼ぐにはこれしかありません。私の場合は4万円ほどの稼ぎになりました。


ユーチューブや副業ブログなんかで言われている金額には、全く届かなかったけれど、まあいい勉強になりました。


ということで私の経験をお話ししました、これを読んでやってみるもよし、やめるのもよし。あなたの判断で頑張ってください

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キンドル本出版顛末記 ひぐらし なく @higurashinaku

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