第3話 まあ聞いてください(笑)

ガイドラインは優しく詳しく、しかし抽象的に記載されています。


具体的には?

「それはいちいちお知らせできません、我々(キンドル)が判断します」だって。


ある日突然キンドルから通知が来ました。



これがわいせつで、性行為もしくは性行為を思わせるイラスト、ということでアカウント停止。


納得はいかないけれど、何を言ってもキンドルは判断を変更することはありません。


それは以前もめてわかっていました。あほらしいので了解とだけ答えて縁を切りました。


まあ切られたともいえるけど、、。

月に数千円でもめるのなんて時間の無駄ですからね。



以前もめて、という部分に引っかかった方、はいその通りです。

アカウントの停止は二回食らっています。

一回目の停止から復活に至る顛末はこんなものです。


KDPを始めて、最初の月の売り上げは2万円、次の月の売り上げ1万2千円でした。


これはいけるかな、そう思ったら次の月は2千円の売り上げでした。どうやら最初の2か月ほどは優先してサイトの上のほうに乗っけてくれるようです。


最初は週に2冊ずつ、1か月たってからは主力をAIイラストに変えて、2日で3冊のペースで出版してました。


ところが、優先時間が過ぎたら、出版数は増えても売り上げは上がりません。何とかしなくちゃ稼ぎにならない。


売り上げを上げるために、過激なイラストに走るという策もあったのですが、絶対ガイド違反になると判断しました。


そこで考えたのは、海外に打って出ることでした。

パラパラですが、海外のサイトでも売れていたからです。


結果的にこれがまず第一の躓きでした。今から思うともう少し研究してからにするべきだったかもしれません。


出した本はなんて事のない着物を着た女性の日常。

ヌードどころかパンチラもありません。


手始めに英語版にしました。意外と簡単に出版までにこぎつけました、が、、。

出版して2日目に、著作権が確認できませんというメールが来ました。


どうやら同じ本が、違う著者ですでに出てるとのこと。そりゃそうでしょ「ひぐらしなく」で日本で出版してるから。


英語版の著者は、「HIGURSHINAKU」、横文字で書けというのに従ったら名前が違うから別人と判断されたらしい。


同一人物です、と宣誓して、再度本を出版手続き、無事出版できました。

ほっとしたのもつかの間、今度は日本のカスタマーセンターからメール。


あなたの本は著作権が確認できないから出版できない、本はブロックしたとのこと。


は?何の話、ちゃんと出版されてるじゃん。そうメールしたら、いや嘘だブロックしているとの返事。


出てるって、こういう番号で出ている、とメールを返しました。

そしたら担当のTという人物から、あなたの本はコンテンツ違反だ、アカウントを一時停止する、というメールが来ました。


理由は、と聞いたら答えられない。コンテンツ違反の判断は我々がする、の1点張り。


ブチ切れて「勝手にしろ」とメール。ここでやめるつもりでした。すでに金にならない日が何日も続いていたので、はした金のために頭は下げたくない。


そのまま10日ほどほったらかしておいたものの、多少気になってキンドルのページにアクセス。


そしたらページはまだ残っていて、向こうとしても解除まではできないと思ったのかもしれません。

ガイドラインを守るという宣誓をしたら今回は許してやる、という一文が入っていました。


いいぐさにカチンと来たけど、ここは大人になってその旨のメールを送ったら、1時間もたたないうちにアカウントは復活しました。




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