第37話 鮮血は火花のように

血が舞う。


俺と神田双方互いにを貫いて。


俺は神田の右ストレートが鳩尾に、神田は魔弾が肩に。


仮人迫命ヒトデナシバグで退避する。


俺は何度死のうが傷つこうが問題ない。


とはいえ、疲労、痛みが蓄積されていくのは当然で。


「はぁ、はぁ。しんどいな。」


「ああ、そうだな。久々だよ。


こんなにしっかり怪我したのはなあ。」


神田が立ち上がってくる。


俺は何度でも立ち上がってきてたが相手にやられると嫌だな。


「もう一つ....質問してもいいか?」


神田も多少疲弊してきたようだ。


「お前の弾丸は能力じゃなかった。


あれはなんだ。」


何個も答えてやるほど親切じゃねえよ。


「さぁ、なんだろな。魔法かもよ。」


「教えちゃくれねえか。」


まぁ、なんだろうと構わねえよな。


俺らはそういう人種だ。


「「とりあえず殺す。考えるのはその後でいい。」」


再開する戦闘。


先ほど攻撃が入ったのはまぐれだろう。


ただ、能力の発動が遅れた。


仮に神田が強化系じゃないとして、


それで能力の発動を妨害できる、そんな能力があるだろうか?


時間操作系か?だとしたら、あの跳躍力の説明がつかない。


シンプルに強化系?発動の遅延は俺がミスったのか?


「戦闘中にかんがえごとかぁ。」


「しまっ」


炸裂する神田の前蹴り。


腹から込み上げる血反吐。


内臓が破裂してやがる。


まぁ、それだけだ。


仮人迫命ヒトデナシバグ


打たれる、出血、仮人迫命ヒトデナシバグ


この繰り返し。


仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグ仮人迫命ヒトデナシバグヒトデナシバグヒトデナシバグヒトデナシバグヒトデナシバグヒトデナシバグヒトデナシバグヒトデナシバグヒトデナシバグ


周りから見たらおぞましい光景だろうな。


血が噴き出しては血ごと俺も消えて、


かと思えば無傷な俺が現れて。


さながら、鮮血は火花のようとでも言った感じか。


にしても死ぬって痛いんだな。


何度も死んでアドレナリンドバドバだが、


死ぬのは痛い。


まぁ、それさえ耐えれば俺の勝ちだ。


「おいおい、ガキこの程度か。」


息が上がってきている神田。


「殺してから言えよ。」


再び突進してくる神田。


速度は先ほどよりもさらに遅い


魔弾バレット狙撃スナイプ発射ファイア


この距離なら当てられる。


当てたら能力で離脱。


「ぴしゃっ。」


「「ぐっ。」」


双方深手を負うが俺には能力がある。


「捕まえたぜ、治安維持隊最弱。」


能力が発動しない。そうか、


「お前の能力は制約を設け、ゴフッ」


「正解だ。」


暗転する視界。


体から熱が抜けいていく感覚。


ここまでか。


また約束を破って死ぬのか。


?????


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