第19話
(なるほどなあ)
朝陽がいうカエル兄はどうやら、朝陽をハエにしたいらしい。
いや、小池をまわる蜂か?
ぶんぶんぶん、はちがとぶ。
明日菜のカエルは、
ーはち?
って、なんのハチ?
それなら、♾️にとぶよなあ?
って明日菜に言ったらしい。俺は朝陽から教えもらい、わけわかんねーけど、言われてみれば?
とは、思ったが。
意味不明なヤツだけど、明日菜には、それでいいんだろうなあ。
ある意味で明日菜は独特だしな個性が。あのカエルでちょうどいいらしい。
が、カエル兄はどう見ても、まとも?ふつうの感覚だよな?
朝陽からイケメンだとは、きいていたが、やたら、朝陽の口にカエル兄はでていたが、
(カエルメインだし?朝陽の場合、カエルを語る=明日菜だしなあ?)
俺を睨まれてもこまるけど。まあ、気持ちはわからないでもない。
似たような目で、こっちはみなれたすねた目で俺や朝をみてる、
俺や朝陽はそれぞれ兄や姉だからか、花音に対してもなんとなく、なんか世話焼いてたんだよなあ。
俺の感覚も腐れ縁で、妹みたいな感覚になってるかもだけど。気づいたらいたしなあ?
明日菜もいたけど、学年違うから、俺にしたら、朝陽の妹だけど。
最近、都会に就職したやつらも、朝陽の妹だよなあ。
朝陽ももうそういう奴らとしか絡まないは、わかるけど。
(目の前のカエル兄はなあ?)
蛇に遭遇したら、優等生な反応で逃げ切る図鑑付属のDVDみたいな動きしそうだ。
こいつと朝陽?
カエル兄かあ。そんな冒険するようにも、みえないし?
どうだかなあ?
…とりあえず俺をにらむのは、やめろ?
って思った。
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