第21話 旅
ガテツを助けるための修行と仲間探しをする旅が始まった。
現在俺のパーティーメンバーは俺とゴブリン3人の雑魚パーティー。
今まで1人で頑張ってC級冒険者までいけたがこのままでは駄目。
目指す場所はS級冒険者が苦戦する魔王城だから1人では不可能。
俺は色々できる万能型ではあるが、飛び抜けて高くない。
だから今回自分に足りない回復役、防御役、攻撃役を追加したい。
まずは回復役がほしい。自分は回復魔法がまだ使えないから。
1回見ればスキル【賢者】で使えるようになるが、今まで回復魔法が使える人にあったことがなかったから使えない。
だから回復役は魔法を使えるようになるために必要。
ということで聖なる国プレートルに来た。
ここは司祭、神官、僧侶などがいる。
回復魔法のエキスパートだらけだ。
まずは教会に行った。
中に入ったら、女性の聖職者が全員逃げていった。
男性の聖職者は残ったが、光属性の魔法で攻撃してきた。
光属性の魔法で相殺して打ち消した。
「何で攻撃してくるんですか?冒険者のトニーです。」
聖職者の中で1番年老いた男が口を開いた。
「急に女性が全員逃げたので反射的に悪しき者だと思い、攻撃をしてしまった。すまなかったねトニー君、久しぶり。」
「お久しぶりです、ヨゼフ神父。」
「5ヶ月ぶりだね、泥棒を捕まえてくれた以来。」
「そうですね。」
「今日はどうしたの?依頼出してないけど。」
「実は回復魔法が使える人材を探しているんです。最強のパーティーをつくるために。誰か俺のパーティーに入ってくれる人材はいませんか?」
「どうして必要なんだい?君はゴブリン3人のお供でC級冒険者まで駆け上がった実力者じゃないか。」
「理由は言えませんが、S級冒険者レベルのパーティーをつくらなければいけなくなったんです。それには回復役は欠かせない。でも現在のパーティーメンバーは回復魔法が使えない、だから必要なんです。」
「それでか!でも普通の聖職者は無理かも。」
「駄目ですか。」
「でもあそこなら。」
「あそことは?」
ヨゼフ神父は懐から出したペンと紙を出して何か書いて俺に紙を渡した。
「そこにかいてある場所に行ってみてくれ。そこにいる人物に私の紹介と言えば協力してくれると思う。」
「ありがとうございます。行ってみます。」
教会から出た。
ヨゼフ神父にもらった地図にかいてあるところに向かった。
街から離れてどんどん森が深くなっていった。
目的地に着いたら小さい煉瓦の家があった。
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