第6話 監禁

 見知らぬ牢獄の中にいた。


 え、なんで牢獄ってわかるかって、


 それは目の前にある鉄格子。

 脱獄できないように天井近くに作られた窓。

 部屋全体が石壁で、できている。


 The牢獄だからだ。


 しかし、俺はまだ2歳児だぞ。

 日本だったらまだ赤ん坊扱いだ。


 それなのに、なんでこんなところにいる意味がわからない。


 そんなことを考えている間に、変なシルクハットをかぶったひげの男が現れた。


「おや、おや、目覚めましたか。

第2王子イザーク·アンスロポス。」


「お、お前は誰だ!!さっきまで王城の自分の部屋にいたはずなのに、何故俺は牢獄にいる。」


「プッププ、あなたは愚鈍な人だ。2歳児だとしても王族ならばそれなりにもう少し頭が働きますよ。しょうがない。愚鈍なあなたにわかるように、この私が説明しましょう。

私の名はドンケルハイト。闇ギルドの人間です。

名前は伏せますが、私はとある人からあなたを誘拐して、奴隷商に売り飛ばすように頼まれたのです。

そしてここは奴隷商の店の中です。愚鈍なあなたにも理解できましたか?」


 

「理解した。ところで俺に奴隷刻印はいれたのか。」


 

「いいえ、まだです。奴隷刻印は奴隷を買う人(契約者)の魔力を、闇属性の魔導具を使い具現化させて奴隷の身体にいれるので。しかし明日になればあなたを買う人(契約者)が来ますので、それまではこの牢でお休みになってください。」


そう言って、ドンケルハイトは去っていった。


 明日までに脱出しないと人生詰むので、夜の間に魔法を使い脱出することにした。

 

 


 

 


 



 


 

 

 

 

 

 

 

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