祖母への弔辞
この度は 祖母▼▼の葬儀に際して ここに謹んで哀悼の意を述べさせて頂きます
いつの日か来るであろうと思っていた事でしたが 知らせを受けた時は驚いてしまいました
元気な頃の印象が強く 今回も乗り切ってくれるのではないかと心のどこかで思っていたのでしょう
おばあちゃん 私が幼い頃は 本の読み聞かせや 一緒の散歩と 優しく接してくれてありがとう
私以外の孫たちにも 正月や盆のたびに 優しく声をかけてくれていましたね
優しく迎えてくれる人が居る事は 長期休みの時に■■に帰るのを 楽しみにさせてくれていました
そしておばあちゃんは 歳を経てからも元気な姿を見せてくれていましたね
しっかりとした足取りで行きたい所に歩き 大きな声で朗らかな姿を今も思い出せます
不調になった時ですら それを崩さずにいたのも驚きました
時には脚を強く傷めた時ですら 杖をつきながら畑仕事をするほど おばあちゃんは働き者の自分を貫いていましたね
迎えが近いと聞いて会いに行った時も 意識がはっきりしなくても手を握れば強く返してくれた逞しさは 深く印象に残りました
優しい印象ながら 自身の中にある決まりを守るおばあちゃん
人の世での長い旅路 お疲れさまでした
どうか 安らかにお休みください
令和五年 〇月 〇日
孫代表 ******
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます