手を焼く料理

もる!

手を焼く

 今日は、俺の出世の祝いとして「手やき」という料理店に来た。

 まあ出世は今はどうでもよく。

 この料理店、一種類しかなくてしかもひと皿12万円。

 あと厨房からめちゃくちゃ悲鳴聞こえるし。

 なんでこんなに高いんだ?と俺は思った。

 俺は厨房のシェフたちに訊く(ていうか尋問)しようと向かった。

 すると、俺は気づいた。

 シェフたちの腕が、

 俺はゾッとした。

 でも、今さら帰ることなんてできない。金払っちまったし。

 だから、おれはしかたなく料理を食べることにした。

 すると、運ばれてきたのは、片方の手だった。

しかも、こんがり焼けた。

俺は気づいた。

「手やき」というこの料理店・・・手を焼くという意味だったんだな。

それより、この手うまいな。

あと、もう一個の手も、食べられるかな。

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手を焼く料理 もる! @noshirika

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