第14話


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プチ修平しました。

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「逃げんな〜!」

あ、どーも大村律です!

私は今トレントを追いかけている最中でございます!

少しずつ距離が近づいています!



追いついた!

また逃げられないように足に目掛けタイヤをぶつける!


「スキル:タイヤァ!」


コン


「やっぱ1個じゃ無理か・・・」


とにかく大量に出すか・・・・ざっと20個ぐらい。うん、そーしよ


20個出して投げる。


「オラァ!」


ゴン!

ボキッ!


トレントの根っこを一部破壊に成功!


「スキル:タイヤ!」


トレントの頭上からタイヤを落とし身動きが取れない状態にする。


これで、殴り放題!!ボーナスタイム!


「よっこいしょ〜!」


ボコッ!ガサ!


「オラァヨ!」


ボコッ!ガサ!


「もう一丁!」


ボコッ!ガサガサ!


トレントの身体を削り落とし空中からホイールをまたまた20個落とす!


ドォン!!


あ、微妙にズレて地面にホイールが転がっちまった

気を取り直してもう一度・・・・


ホイールを落とす!


ズッドォン!


「どーだぁ?」


黒く澱んでいた所が普通の木の色に戻った


「倒したのか・・・?」


トレントって木のモンスターだから倒せたかどうかの判断が難しいな・・・


とりあえず、枝と葉っぱを持ち帰るか!

納品も分からんし!


やっと2層目で初討伐が出来たな!


「ふぅ〜!良かった!」


んじゃ、帰る準備しますかぁ〜


ズンッと地面が揺れた。


冷や汗が背中を伝う。


「まっじぃでぇ?」


フガッ!フガッ!


ドドッドドドッ!と何処で聞いたことがある声と機械音が聞こえる。

いや、近づいてくる!


「うわぁぁ〜!」

と叫びながらこっちに向かって逃げ出して来た男と目が合った。


「おい!そこの探索者!いずれ人気探索者になるこの檜谷 ひのだかい様を手伝ってくれ!」


上から目線?下から目線?どっちなん?はっきりしろや!


「あー、えー、んー」

な、なんか、気が進まんなぁ〜

まぁ、しゃーないか


「スキルは?俺はタ、タイヤ」

スキルだけ小声これ大事!


「うぇ!?俺は  だ!」


はぁ!?アイツも小声になりやがった!


「なんだって!?聞こえねーよ!」

「お前こそ、聞こえねーよ!」

こ、こいつ何様だよ!

「んじゃ、せーので言うぞ!いいな!」

「せーの!」

「タイヤ!」「建築機材!」


「け、建築機材ぃ〜!?」

「タ、タイヤ〜!?」

「「なんだそれ!?使えねぇ〜!」」

「「なんだと?お前がな!」」


フガ!フガ!


と言い争いをしていた俺らの後ろからオークが無傷で現れた。


「来たぞ!どーする?」

「俺のタイヤは中近接がメインだ!」

「俺は近接メイン!」

「なら、お前がメイン、俺が援護する!」


「スキル:建築機材!電動ピック!」

「スキル:タイヤ!」


檜谷が電動ピックを持ってオークに突っ込む!

てか、どーやって動かすん!?攻撃するん!?

電源は!?


んー、ホイール投げるか。


「ドッセイ!」


一応、オークの手に当たった!それも棍棒持ってる方の手に!


「中々いいコントロールやん!」


なんか、見るだけっても嫌やな。

突っ込むかぁ〜


ホイールを槍みたいに長く引き伸ばしてもちろん先端を尖らせてね!

片手に盾がわりのタイヤを装着!


「行くか!」



檜谷がオークの懐にやっと入り攻撃をする。

「喰らえ!」


ドドッドドド!


オークの腹に5センチぐらいの穴を開け、血が出る。

うわぁ、グロッ


フガァン!


うん、痛そう。


オークが檜谷に向け、横から攻撃をしようとするがそこは俺が槍モドキを使い脇に攻撃して阻止し、オークの頭目掛けタイヤを落とす。


「檜谷頭危ないぞ!」


ゴン!


おぉ〜脳天直撃!


オークは堪らずふらつく。


「あともうちょい!」


ホイールをオークの股間目掛け投げる!


フギュン!


クリーンヒット!オーク蹲る!


「え、えげつない!それが男のやることか!」


檜谷、お前どっちの味方やねん!?


「オークの両手が塞がっとる今がチャンス!」


「檜谷!オークの両足の親指に穴空けろ!」

「え・・・?お、おう・・・お前は!?」

「逃げれんように潰してくる!」

「え?何処を!?ま、まさかアソコを!?

おい、そこだけは男として勘弁してやれ!

頼む!」


は?何言ってる?こいつ?


「潰すのは目に決まっとるやろ!」


「あ、そこかぁ〜

いや、鬼畜!

お前、ホントに人間か!?」


後ろでピーチクパーチク言ってる奴はほっといて、オークの目に槍モドキを刺す。


フギァァ


これで確実に逃げれんな!


「足は!?」

「お、終わったぞ・・・」

「よし、檜谷!

オークの頸椎と動脈を斫れ!《はつ》」


「うわぁ〜

は、はい、かしこまりました。」



ドドッドドド


ドドッドドド


「よし、これで討伐と!

さてと、檜谷、配分について話合おうか!」



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