第15話

「配分って・・・・4:6はどーよ?

てか、名前なに?」


あ、名前教えてなかった


「あー、大村律よろしく〜」

「おっけぃー、大村ね」

「配分はそれで!」


檜谷と別れてから今日は帰宅する。


「あー、疲れた!

オークにリベンジも一応出来たなぁ!」


とはいえ、檜谷が居なかったらキツイ戦いになってただろう。


「スキルがなぁ〜使いづらい!」


もうちょい工夫するしかないなぁ

どーすっかなぁーとか考えている内にウトウトしてきたので、寝る!


おやすみ!




「ふぁ〜!だるい・・・仕事行きたくねぇ!」

トボトボ準備をして家を出る。

会社に寄ってダンジョンに潜る。


ゴブリンと角うさぎを無視して2層に直行する。


「オークやってみるか!」

オーク出てこんかなー?来て欲しいわー!とか考えながら歩くこと、20分。見つけたぁ!


まだこっちには気づいてないみたいやけん奇襲しよ!


オークの頭上にタイヤを大量に召喚する。


フガァ?フガァン!


いきなり頭上から攻撃されたためオークが地面に倒れ込む。そこに追い討ちをかける


「スキル:タイヤ!」


棍棒を持ってる方の手を重点的に狙ってタイヤを落とす。

そーこーしているうちにオークに近距離で攻撃ができる位置まで近づく事ができた。


「んじゃ、安定の目潰しと」


タイヤを落としている間にホイールを槍みたく細長くしておいたのだ!


ブスっ!

フガァァ


うん、痛そー

オーク頸椎に最大のサイズのタイヤを落とす!


ゴッキッ


「ふぅー倒せたなぁ!檜谷居らんでも倒せたわ!良かったー!」


んー、トレントは面倒くさいけん次の層に行くか!



3層は山エリアだった!


なんか、風情のある山って感じ!

まぁ、今日は軽く見て回るか!


「山しんどい!きっつぅ!」


え?めっちゃキツイんやけど!?

このエリア嫌だぁー!だっるぅ!

とか考えていると上から・・・


バサッバサッ


「おん?」


上に居たのは鴉の人?


「え?」

全身真っ黒で鴉みたいな人?

ん?・・・・カラス天狗!?

はぁ?出てくるジャンル間違ってない!?

現代系って洋モノが主にじゃない!?

和風もありなん!?


多分俺の手に負えない相手だから逃げる!


「やばいやばいやばい!」


バサッバサッ


めっちゃ早い!もー追いつかれた!

せこっ!?逃げても意味がない!戦うしかない


「スキル:タイヤ!」

両手にタイヤを装備する!


「よしっ!来い!」


バサッバサッ・・・・・・・・・・・・・・・バサッバサッ・・・・・バサッバサッ・・・・バサッバサッ・・・・


え?ずっと見つめ合ってるだけなんですけどぉ!?

向こう羽を動かすだけなんですけどぉ!?


バサッバサッ・・・・・

「あ、あのぉ」


「うぎゃぁぁぁぁ!しゃ、しゃべったぁぁぁぁ!」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

会社をクビになった俺がダンジョンに潜るワケ 清重 真琴 @skjy

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ