第11話

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誤字があったので訂正しました!

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泣きたくなる空間から解放され、また恐怖の鬼ごっこを開始した。


「オラァ!」

タイヤを投げつつ接近できるか試してみた。

「フッ!」

槍でタイヤを薙ぎ払いをしてから、突きを放たれ、失敗。


「クソ!なら、これはどーだ!」

召喚できるだけのタイヤを四方八方に召喚して妨害してみた。

「なるほど、よく考えたな!だが、まだまだだな!

敵が槍だけ使うと思うな!!」

槍と徒手空拳を使い、全てのタイヤを対処されたが、その隙に死角に入り込む!

「もらったー!」

タイヤパンチを放った!

「良い考えだが、甘い!」

狙いがバレた上にカウンターと槍の柄で突かれた。

「ガッ!グヘェッ!」

鳩尾に入り、息が・・・・

「追撃もあるぞ?」

マジで〜!?や、やめろぉ〜!

ガッ!

そこで意識が途切れた。



「う・・・・痛い」

「だろーな!

呼吸が出来ないまま追撃されたからな!

実戦で長時間意識が無くなるのは致命的だ!

これからは意識が無くなっても、すぐに戻るように毎回意識を無くして行くぞ!

んじゃ、今日はここまで!」

どのくらい意識が無かったんですかね?

教えてくださいよ!・・・教えてくれないの?

てか、これから意識が無くなるまでやるの!?

地獄に堕ちろと??

まぁ、仕方ないのか??

「あ、ありがとうございました」

身体が痛い・・・・


今日も会社に寄ってからダンジョンに潜った。

出てきたゴブリンと角うさぎを狩りながら探索して行くと、下に続く階段を見つけた!!

「あれが2層に続く階段か!もーそろゴブリンと角うさぎを狩るのも飽きてきたし、行くか!」

階段を降りる。

目の前には森と野原が広がっていた!


「2層は森林エリアぽいな〜!かるーく偵察しつつ狩るか!」

歩くこと数分・・・・


ズンッと少し地面が揺れた。

「何が出てくる??」


フガッ!フガッ!と荒い鼻息をしながら出てきたのは3mはある巨体に大きな腹でつるっ禿げな頭をしたモンスター!オークである。姫騎士とかこの階層に出て来ないかな?とか思っているといきなり棍棒を振り下ろしてきた!

ブォン!

「巨体の癖に速いな!」

タイヤを召喚しながら避ける。この巨体にタイヤ戦法は効くのか試してみるか!

「オラァ!」

パンッ!

「うわっ!?・・・え?はぁ!?」

まじぃでぇ〜!?

タイヤのゴム破裂したんですけど!?

「ホイールでも効くかな!?ひん曲がりそーなんですけど!?」

そうこう言っているうちにも攻撃が来る!

「うわっ!?危な!?」

なんとか躱せ間合いを詰める。

「頼む!効け!」

ゴッ!


はい、案の定ひん曲がりました。

どーしろと!?詰んだくね?

めっちゃ棍棒振り下ろして来るし、攻撃効かんし無理じゃん!


「しゃーない!次はリベンジするけんな!」

オークにリベンジする事を誓い探索者として初めて撤退した。

「明日、池上さんと谷口さんに聞いてみるしかないなぁ〜」


オークってどーやったら倒せるん?



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