第25話
夕食の時間になるので食堂へ向かう
食堂に着くと、どうやら僕が最後だったようだ。父上から
「ケインよ、いつもより遅かったが何かあったのか?」
「えっと少し、ミリーと[オハナシ]をしていたもので。すみません」
「そうか💧それならば仕方がない」
[オハナシ]の部分で父上は察してくれる
母上が小声で
「これは、、、の話を、進める、、、、、わね」ボソッ
何か言ってるな。父上と何かあったのかな?
イ「にいさま、はやくはやく」
シャ「にいさま、おなかすいた」
そう僕に、可愛いらしく言って来る
「ごめんね」
僕は、席に着く前に二人の頭を撫でる
~家族揃って夕食タイム~
いつも通りペラハコとシルバの口論が始まる。家族皆、いつもの事なので二人の掛け合いをBGMとして聴きながら食事を進める
そんな中、ペラハコが
「そういえば、ガラム様に伝える事がありまして」
「ペラハコよ、それは食事中に報告する事なのか?」
「普段であれば食事中にお話する事じゃないのですが、ケイン坊ちゃんも関わっているもので」
「ケインが」
僕に何かやったのか、そんな目を向ける父上
ああ、[かき氷]の事かな?まだ報告してなかったのか
【そりゃ、そうじゃろう】
夕食の準備もあったし
【お主見たいに[オハナシ]していたのではなく仕事じゃから】
そうだよね、、、って
【何じゃ、気付いておらんかったのか】
気付かなかった
【では、またの】
もう行くんだ
そんな父上を見たペラハコが
「いやガラム様、別にケイン坊ちゃんが問題を起こしたんじゃないですよ」
「そうなのか?ならケインは一体何を」
「夏のお祭りに出す商品が決まりまして、その商品はケイン坊ちゃんが考えてくれた物なので」
それを聞いた皆は
父上は「ケインが、、本当なのか」 母上は「凄いわ、ケイン」
妹達は「「にいさま、すごーい」」照れるな
その後ペラハコが厨房での出来事を話す。すると父上が
「では、明日、商業ギルドにケインが考案した[かき氷]を登録する事にしよう。明日の昼過ぎに私とシルバでギルドに赴こう。良いなシルバ」
「畏まりました旦那様」
「ケインも一緒に来るか?」
「すみません、父上。明日街には行くのですが、予定があるので」
それを聞いた妹達が
イ「にいさま、あしたおでかけなの」
シャ「にいさま、いっしょにいってもいい」
「イリス、シャリーごめんね。あっそうだ、『パラダイズ』に寄って、二人のお土産を買ってくるからね」
妹達は渋々ながらも
「「わかりました、にいさまおみやげたのしみ」」
納得してくれたのかな?
母上は嬉しそうに
「本当にお兄ちゃんが大好きなのね♪二人とも♪」
その後も楽しく話をしながら食事をする
「ふぅぅ、気持ちいいぃ」
今、僕は食事も終わりお風呂に入ってる。しっかしミリーも、、ねぇ
【何を考えとるんじゃ?】
ああ、
【ハー○ム○になるのじゃから、男の浪漫じゃろ】
そうだけどさ、ほら僕ってピュアだから
【童○という意味ではピュアじゃの】
だから童○言うなし。実際転生したのは良かったけどさ、、、
【ならよかろう】
【まあ、お主もイッパツ○レば気にしなくなるぞ】
その言い方やめて【だが断るのじゃ】そうですか
【それよりもお主、大丈夫かの】
大丈夫って、、、、あれ、、もしかして
【長い時間、湯に浸かっておったからの】
それ、早く言って、、、、よ、、、
その後、僕が中々出てこないので、不信に思い側に待機していたメイドが確認しに来た所、のぼせて倒れている僕を発見
、、、、まあ、そんなに対したこと無かったけど。皆に心配掛けさせたのは本当に申し訳なかった。てか、
しょうがないなあ、許そう
あの後、意識を取り戻した僕が見た光景は
ギャン泣きしながら僕に抱き着きている妹達
ああ可愛い僕の
僕の意識が戻ったのを気付いた妹達は
「「にいさまー」」
抱き着いている力が更に強くなる
ちょーっと痛いから緩めてくれると助かるかなイテテ
「心配掛けてゴメンね」
そう言いながら抱き着いている妹達の頭を撫でる
父上は安堵の表情で
「心配したぞ、ケイン」
母上はまだ心配そうに
「私も、ケインが倒れたって聞いたときは、どうしようかと」
「心配をおかけして、すみません。父上、母上、イリスにシャリーも」
僕の意識が戻った事で、張り詰めていた場の空気が緩む
そしたら、シャリーが
「にいさまといっしょにねる。しゃりーが、にいさまをまもる」
なんて言うからまあ大変
「いりすもいっしょにねる、いいでしょおかあさま」
父上には聞かないんだ。父上はなんとか妹達を説得しようとするが
「「おとうさまなんてきらい」」
そう妹達に言われ膝から崩れ落ちる。一方母上は
「いいんじゃないかしら、ねっガラム様」ニッコリ
「いや、しかし」 「ガラム様」ニッコリ 「ウッ、、、はぁ~、許可しよう」
父上、白旗を揚げるの早いですよ。もう少し頑張って下さい
【お主も似た様なもんじゃろう】失礼な、僕はもう少し善戦するよ
【負けるのは確定なのか】煩い、だって怖いじゃん
【ワシから見ればお主と父は変わらんよ】何時か勝利してみせる
【無理じゃ】酷い
結局、母上に押し切られた事により妹達と一緒に寝ることになる
兄妹三人ベッドに入り、二人はまだ心配なのか
イ「にいさまだいじょうぶ、いたくない」ウワメヅカイ
シャ「にいさまは、しゃりーがまもる」フンスッ
「二人とも、兄様はもう大丈夫だから。ほら、もう遅いしそろそろ寝ようね」
「「わかりました、にいさま。おやすみなさい」」
「おやすみ、イリス、シャリー」
一日の最後でまさかこんな事になるとは、反省しないとな。
あの後、ミリーに
「坊ちゃま、具合が宜しくないのであれば明日、、」
僕は楽しみにしているので、その言葉を遮り
「大丈夫だよ、ミリー明日楽しみだね」
そう言う。納得はしてないようだが
「にい、、いりす、、zz」 「、、しゃ、、ま、、zzz」
イリスとシャリーの可愛い寝息が聞こえてくる、フフッさ~て僕も寝よう
~後書きみたいなもの~
明日で、GWも終わりですね
読者の皆様は楽しめましたか?
作者は、友人と遊んだり積みゲーになってるのを消化した位です
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