第24話
夏に行われるお祭に出す商品も決まり
残りの試作品のお菓子も美味しく食べようと手を伸ばすがペラハコに止められる
「ペラハコ何で止めるの?」
「いや、ケイン坊ちゃん。後少しで夕食の時間ですよ」
「あっ、そうだね」
名残惜しいが我慢する【我慢は良くないぞ~ケイン君】
誘惑しないで
「それじゃあ、僕は行くね。夕食楽しみにしてるよ」
厨房を後にする
さて、夕食まで少し時間があるので「ボッチャマ」部屋に、、
ん、呼ばれたので振り向く
そこには、、、、目のハイライトがお出掛け中のミリーが
「オハナシガゴザイマス」
居た、、、。
よし、逃げよう
「ニガシマセンヨ、サアイキマショウカボッチャマ」
しかし、ミリーに回り込まれ逃げられない
「イキマスヨ」
、、、、、誰か助けて。
ミリーに、『
これはマズイ、先手必勝だ
「やあ、ミリー休憩は終わり。夕食の時間まで休んでいても良かったのに」キラッ
「イエ、ボッチャマミリーハ、ジュウブンヤスメタノデ、ダイジョウブデスヨ」
効果はイマイチの様だ、ならば
「えっと、マリージョとフリージアに話をした事で、、、怒ってらっしゃるのかなぁ~」
下手にでる【情けないのう】煩い、僕だって命は惜しいし
「ソレモアリマスガ、ボッチャマカラ、アマーイニオイガスルノハ、ナゼナノデショウ」
「それは、何と、、言いますか、、、えっと、、」
「ナンデスカ、ボッチャマ。イエナイコトナノデスカ」
「ごめんなさい、報告させていただきます」
降参するしかない、だって怖すぎるんだもん
厨房でペラハコ達料理人と夏祭に出すメニューの話合いに参加していた事
その際、色んなお菓子を味見した事も、、、、
するとミリーが
「ボッチャマハ、アマクテオイシイオカシヲ、タクサンイタダイテイタノデスネ」
「まあ結果的にはそうなるけど、、、お祭りに出す商品の為だし」
「アア、ミリーハカナシイデス」
「いや、そんな事を言われても、、、」
「ボッチャマニトッテ、ミリーハショセンタダノ、メイドナノデスネ」
「そんな風には、思ってないよ」
「ホントウデスカ?」
どうしよう、、、そうだっ
確かミリーは明日、非番だったはず、、、懐は寂しくなるがしょうがない
「ミリーって明日、非番だったよね」
「ソウデスガ、ソレガナニカ」
「お詫びとして、明日『パラダイズ』の季節限定は無理だけどスイーツを奢るよ」
どうだ、、、これならきっと大丈夫なはず、、、、だよね?
すると、お許しがでたのかミリーの目に光りが戻る。良かったぁ危機は脱したようだ。
そしてミリーからの言葉を待つ
「宜しいのですか?坊ちゃま」ハイライトオン
「流石に季節限定は無理だけど、それ以外ならね」
「わあ、ありがとう御座います坊ちゃま。明日が楽しみです♪」
「護衛も付くけど、実質ミリーと二人でデートだね」
何気なく僕は言う、、、、、あれ、ミリー?
『ぼ、、、坊ちゃまと、、、、デート、、いやいやミリー落ち着くのよ。坊ちゃまは意識して言われてはいないはず。、、、でも、、これでは奥様が言っていた事が現実に、、、、そういえば昨日、フィリスの様子がおかしかった様な、、ハッ、まさか!坊ちゃまミリーだけでは飽き足らずフィリスも、、、でも坊ちゃまはヴァスト家の嫡男で、、貴族様ですし、、、もし坊ちゃまに、、の様に迫られたらミリーは、、』
何かミリーがボソボソ言ってるけど【後一押しじゃ】どゆこと?
【言葉通りじゃ】
それってミリーが、僕の事をそう思っていているって事
【そうなるの】
、、、、、ヤバッ、超嬉しいんですけど
【ハー○ム○に一歩前進じゃ】
そうですか
【そうじゃ、後は伝○の木の○で告白をされるのを待つのじゃ】
いやいや普通、告白は僕からでしょ。それに○説の○の下ってそれ古いよ
【古いとは失礼な奴よのう、ワシは今、鏡○羅を攻略中じゃ】
古いのは事実だし、てかゲームするんだ
【そりゃ基本暇じゃからのう。因みにワシの推しは○野○希じゃ】
誰も
そろそろ夕食の時間が迫ってるんだけど、まだミリーはボソボソ言ってる。
しょうがない僕は大きな声で「ミリー」声を掛ける
その声にミリーはハッと我にかえり
「坊ちゃま、どうされたのですか?」
「ミリーがずっと黙っているから、そろそろ夕食の時間になっちゃうよ」
「もうそんな時間になりますか」
「だから[オハナシ]は終わりでいいかな。食堂に行くよミリー」
「しょうがないですね。わかりました、坊ちゃま」
あっ、そうだ
「あと、明日のデート楽しみにしてるよ」
「、、、、、はい。ミリーも、、、ボッチャマノタラシ」
さぁて、夕食を食べに行こう
~後書きみたいなもの~
作者の推しは美○○愛です、守ってあげたいと思わせる感じが好きです
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