第17話

妹達と手を繋ぎながら食堂につく。


父上は「来たか三人とも」


母上は「うふふ、三人は本当に仲良しさんね♪」


僕は「お待たせしました、父上母上」


妹達も僕の真似をして「「おまたせしました、ちちうえははうえ」」




、、、、ハッあまりの可愛さに一瞬意識が飛んでしまった




父上が「良い、では皆揃ったから食事にしよう」


母上が「はいガラム様。それじゃあイリス、シャリーはこちらへいらっしゃい」


妹達に言う「「はーい、おかあさま」」


妹達も席に着く


食事が運ばれてきて祈りも終わり食べはじめる




うん、今日も美味しい流石ペラハコ(38)。


最近娘(6)が思春期に入ったのか【そうなのか】


此処でくるの


【ええじゃろ別に】いいけどさ


【それでどうなのじゃ】


ああ、最近「パパなんて嫌い」って言われた日はいつもの元気がない


【男親の定めじゃな】仕事はキチンとこなすけどね。


そんな元気がない時のペラハコを励ますのがシルバなんだよね


【意外じゃのう】


よく口論はするけど


【喧嘩するほどじゃな】


そうだね、なんだかんだ二人は仲が良い


【仲が良いのはよいことじゃ】だね




食事を進める


イリスが「にいさまおいしいね」


僕は「そうだねイリス」


シャリーが「ぺらはこのりょうり、いつもおいしいねにさま」


「そうだねシャリー、ペラハコにありがとうしようね」


「はーい」


父上と母上はそんな僕達の会話を微笑みながら食事を進める


メインディッシュが運ばれてくると同時にペラハコが一緒に食堂にはいってくる


ペラハコが「さっき新鮮なビックボアが手に入ったんで、本日のメインはビックボアステーキですぜ皆様」




ああ、あのビックボアすぐ解体されたのね、、、



チラッと父上を見てみると頭を抱えてる。


母上は妹達に「イリスとシャリーのお陰ねありがとう、うふふ」二人の頭を撫でる


妹達は「「おっにくおっにくたのしみ」」


そんな事をいってる


【肉食系女子じゃの】あ、居たんだ




ペラハコが「ガラム様、頭抱えてどうしたんです?」


その問いに父上は「いや、、娘達がな」



あぁ、なるほどなとペラハコも察する、同じ男親の立場、通じ合うものがる者同士の視線だけで会話をする




『ガラム様も大変なんですね』


『わかるかペラハコよ、最近娘達がまた強くなって手を焼いている』


『えぇ、またお嬢様達強くなられたのですか』


『あぁ』


『それは、、、何と言って良いか』


『いやペラハコよ、その気持ちだけで十分だ』


『よければまた、お話を聞きますよ』


『そう言ってくれると助かる、では時間が空いたときに話を聞いてもらおう』


『わかりました』


『その時は、秘蔵のワインを空けよう』


『いいんですか、私なんかに』


『良い、ペラハコも娘を持つ身お互い積もる話もあろう』




そんな感じの会話をしている気がする


【その間僅か数秒じゃ】無理して出てこなくても


【だが断るのじゃ】そうですか



ペラハコが「ステーキソースはダーゴン〔大根もどき〕おろしのタレになります、どうぞお召し上がりください」よし早速食べよう


ステーキを切り分けタレをかけ食べる、、、、




うん、美味しい【そうじゃろ】


食事中なんだけど【気にするな】


まあいいか、でも久しぶりにボアの肉しかもビックの方だから余計美味しく感じる


【そりゃノーマルのボアとビックボアでは旨味は違うからの】


なるほどね、父上も「美味いな」


母上も「美味しいわ、イリスとシャリーに感謝ね」


妹達は「「きゅぅぅうぅん♪おいしい♪」」カワイイ


皆、黙々とステーキを食べ続ける。


美味しい物ってついつい黙って食べちゃうよね





食事も終わり親子で談笑中シルバ(24)が食堂に入ってくる。


因みに今日父上付は、執事長(46)だよ


シルバが「皆様、お楽しみの最中、申し訳ございません」


そう言ってくる、父上が「何かあったのか?」


「あ、いえ、特に異常等はございませんので」



そんな会話の中僕は、食事も終わったので妹達と戯れている


母上は「やっぱりイリスとシャリーはケインと『結婚させるのが』ボソッ」


最後の方は聞き取れないが僕達に微笑んでる




すると、父上が「ケインよこの後シルバとともに執務室来なさい」


僕は「これからですか?」


「そうだ、何やらシルバが私とケインに相談したい事があるそうだ」


「はい坊ちゃま、お嬢様方との語らいでお楽しみの最中、大変申し訳ないのですが」


「良いよ、他の皆もだけどシルバにも何時も助けてもらってるから」


「ありがとうございます坊ちゃま」


さてと




「イリス、シャリー兄様はこれから、父上とシルバとお話があるから」


イリスは「にいさまいっちゃうの」


シャリーは「にいさまともっとおはなししたい」ウグッ


「兄様も二人と一緒に居たいけどシルバ達のお話を聞くのも僕や父上の仕事だからね」


そう言い二人の頭を撫でる


イリスが「わかりましたにいさま」


シャリーは「おしごとがんばってくださいにいさま」


あぁぁぁもう僕の妹達可愛すぎだよもう




【おちつくのじゃ】ハッありがとう筋肉神かみさま僕は正気に戻った【ホントかのう】




僕は二人を抱きしめながら「イリス、シャリー行ってくるね」


二人は「「にいさまおしごとがんばって」」


うん、お兄ちゃん頑張っちゃうよ


そして父上に「お待たせしました父上、では参りましょうか」


父上は「うっうむ、そうだな、それでは行こうかケイン、シルバも着いてきなさい」


「はい旦那様、坊ちゃま」


執事長含む四人で執務室へと向かう、、、、。





その途中少し元気の無い父上がボソッと


「ケインはイリスとシャリー頑張ってと言われていたが私にはナカッタ、、、、、ムナシイナ」


バッチリと聞いてしまう


ごめんなさい父上、今度僕達三人で父上を労いますから








シルバの相談っていったい何なんだろう?【次回へ続くのじゃ】え、終わり
























~後書きみたいなもの~

どうも作者です、作中に出る食料や道具等の名称に関して、ある程度は現実にある商品名と同じ名前になります


そうしないと作者の頭がパンクしてしまうので

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