第16話

よ~し、妹達イリス シャリーよ。


今お兄ちゃんが行くからね




さてと先ずは何処に居るか聞かないとね


近くにいる一般メイド(ピー)歳に聞き込み開始


すると、どうやら二階にある休憩室にいる事がわかる



僕は「ありがとう」そうメイドにいい走りだす。


後ろから「坊ちゃま、旦那様にも言われておりますが、廊下は歩いて下さい」


「ゴメンゴメン、早く行きたくて」


注意されてしまったので、素直に歩く。説教が終わったばかりでまた怒られたくないし




休憩室に到着。


部屋の前に立っている騎士二人に声をかける


「ガイウス、サミクリお疲れ様。二人は部屋の中に居る?」


ガイウスが「おう、ケイン坊。今お嬢ちゃん達はお昼寝中だぜ」


サミクリが「ガイウス、ケイン様と呼べとあれ程言ってるだろう」


「んあ、ケイン坊の許可があるんだから」


「サミクリ、いいんだよ」


「ケイン様、ですが」


「まあ、ちゃんとした場で気をつけてくれればいいよ、勿論サミクリももっと砕けた話し方でもいいんだよ」


「流石ケイン坊、わかってる」


「ガイウス、はぁわかりました。ですが、私は今まで通りで」


「わかったよ、部屋に入りたいけどいいかな」


二人に許可を取り部屋に入る【その前に、やる事あるじゃろ】ああうん




【メイドではなく騎士の紹介じゃな】


はいはい、じゃ、簡単にガイウス(20)サミクリ(19)二人は元冒険者


【ほうほう】


で、同じ村出身の幼なじみで一緒のパーティーで冒険者をやっていたんだって


【ありきたりじゃのう】


言うな、あぁ冒険者時代のパーティーは後三人含めた五人だったんだ


【解散したのか?】


いや他の三人も家に仕えてるよ


【そうなのか】


そうなんです


【終わりかの】うん




部屋に入り目に付いたのは、、、、、


フィリスの尻尾に抱き着きながらお昼寝中の妹達。



僕が入って来たのを確認したフィリスから


「坊ちゃん、助けて」


僕は「ハハッ、イリスとシャリーはフィリスの尻尾が大好きだからね我慢してね」


『そんなぁ~』フィリスの声が聞こえる



「でも、その状態になってると他の仕事はしなくていいんだから」


「そうだけど」


「何かあれば僕が対応するから」そう宥める


「、、、わかったよ坊ちゃん」


「ありがとう」


【しょ、、しょ、。、しょう、、かい】はいはい



【ではメイドの】


フィリスね、あれから三年がたち今は15歳つい先日成人を迎えたので、僕と他専属二人ミリー セリスでささやかなお祝いをしてあげた


【気が利くのお】


まあね、それから、、、そうだ【なんじゃ】


あれからフィリスはさらに綺麗になって街の人達から告白されてるらしいよ、主に年下『女性を含む』からだけど


【百合もよいな】、、、終わり




フィリスと話ながら緩やかな時間を過ごす


「そう言えばフィリス、この間も街に出た時、告白されたんだって」


そんな事を言うとげんなりした表情で


フィリスが「、、、ああそうだよ坊ちゃん」


「フィリスは綺麗になったから相手の気持ちわかるなぁ」


と、思っている事を言う




すると、ボッと顔を赤らめたフィリスが


「い、、いゅ、、、ぼ、、坊ちゃんなんだいいきなり」


「いや、客観的に見てもフィリスは綺麗だし、成人を迎えたのだから結婚とかも考えるでしょ」


「あ、アタシはまだそんな事は考えられないね」


「そうなんだ」


「そうだよ、それに坊ちゃんもまだまだ手がかかるからね」


「それは、、、ホントニスミマセン」



むぅ、ちょっと仕返しをしてやる


「それなら、もしフィリスが行き遅れそうのなったら僕が貰う、いいね」イケメンショタスマイル



あれ?フィリス?



『うぇぇぇ、ぼっ坊ちゃんが、、、アタシを、、いやいやいや冗談かも。でもでももし本当なら、アタシってガサツな所があるし言葉使いも悪いけど坊ちゃんはそんなアタシを受け入れてくれてるし、今の仕事も遣り甲斐あるしまさか坊ちゃんがアタシの事をそんな風に見てくれているなんて////、、、アタシも坊ちゃんなら、、、、///それに坊ちゃんが成長したら旦那様ガラム見たいにかっこよくなるかそれとも奥様ソフィー見たいな優しそうな青年になるか、、お二方の良いとこどりかも、、ホゥ、、、。でも坊ちゃんが成長して今言った事を忘れてしまったらどうしよう、、、、いや坊ちゃんはそんな薄情なお方では無いはず、、でも、、』


お~いフィリスさん。小声で言ってるけど聞こえてるから、僕まで恥ずかしくなるよ///



無言の時間が続く






「「あの」」二人の声が重なる


「坊ちゃんからどうぞ」


「いやいやフィリスから」


「ですが」


「じゃあ、フィリス僕からの命令お願いだよ」


フィリスは諦めたのか言い出す


「、、、坊ちゃん、さっき言ってくれた事は本当かい」


「フィリスを貰うって言った事?」


「///そうだよ、どうなんだい坊ちゃん」


「、、、」





どう言ったら良いのかわからず


【童○じゃからな】ウッサイ


僕が黙っていると不安な顔をしてフィリスが


「坊ちゃん、、、やっぱりアタシなんて、、」


って言い出す



僕は慌てて


「ごめん、フィリス不安にさせて。もし本当に行き遅れてしまったら、、、」


フィリスが期待を込めた瞳で僕を見る


「坊ちゃん?」


「///僕がフィリスを貰うよ」


二人とも顔を真っ赤に染めて俯く





【エンダァァァァァァじゃ】


良い雰囲気を台なしにする筋肉神かみさま


【ハー○ム○にはなる】それ大丈夫?


【大丈夫じゃろう、多分】ホントに


【それよりも、一人目の攻略完了じゃ】


攻略って、、ギャルゲーじゃないんだから


【でも嬉しいじゃろう】まあね


【そんなお主に朗報じゃ】朗報?


【そうじゃ、本来サウス王国の貴族は最低でも本妻以外に二人以上の側室を取るのが暗黙の了解になっておる】


でも父上は?


【それは、お主の母が学生時代相当暴れたからの】


母上どんだけ暴れたのですか💧


【わかったかの】


わかりたくないけど


【気にしたら負けじゃよ】


はぁわかりましたよ


【それでいいのじゃ、これからも攻略楽しみに見とるぞ】




沈黙が続く、、、、、、すると




「、、ぅにゅぅ」「、、にゃぅ」



可愛いらしい声が聞こえる。おっと、妹達が起きたようだ



イリスが「ふぃりぃしゅぅ」


フィリスの尻尾にまだ眠いのか可愛いお顔をうずめたままモフモフしてる。


一方シャリーは目が覚めて


「ふぃりしゅ、、おぁよぅ」


フィリスにキチンと挨拶するカワイイ



妹達の挨拶にフィリスは


「はい、イリスお嬢様、シャリーお嬢様おはよう御座います。もうすぐ夕食のお時間になります。それに、坊ちゃ、、いえお兄様もこちらにいますよ」


そう僕を見ながら言う



それを聞いた妹達は、「「にいさまっ」」


バッとフィリスの視線の先の僕を確認すると


「「にいさまーー」」


ソファーに座っている僕に抱きついてくる。


はい可愛い異論は認めん




妹達の頭を撫でながら


「イリス、シャリーおはよう。良く眠れたかい」


イリスは「おはようございますにいさま、たくさんおひるねできました」


シャリーは「おはようございますにいさま、おひるねきもちよかったです」


あぁ可愛いなぁぁもう、妹達と楽しくお話をしているとフィリスから


「坊ちゃん、イリスお嬢様にシャリーお嬢様もそろそろ夕食のお時間になりますので」


僕は「ああ、わかったよフィリス、じゃあ二人とも兄様と手をつないで食堂にいこうか」



妹達に手を差し出す


「「はーいにいさま」」そう言い僕と手を繋ぐ


「じゃあ、行こうかフィリスはどうする」


アタシはお嬢様方が起きたから持ち場に戻るよ」


そう言い休憩所から出ていく、妹達が「「ふぃりすおしごとがんばって」」


声をかける「ありがとうございますお嬢様、では」フィリスは仕事に戻っていく




「じゃあ、僕達も行こうか」


イリスは「はーいにいさま」


シャリーは「ごはんたのしみ」


手を繋いでいるので気分が良い妹達が


「「ごっはんごっはんにいさまとごっはん」」


可愛いらしい歌を歌ってる、、、、うーん抱きしめたい


【ぐだぐだになるからやめとけぃ】あっはい



さぁて今日のメニューは何だろうな楽しみだ

























~後書きみたいなもの~

ソフィーの暴れた事件考えがまとまって気が向いたら書こうかな

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