第15話

その後、父上お父さんと手を繋ぎ(ちょっと恥ずかしいな///)、食堂に向かいながら親子の会話を楽しむ。


、、、、、、食堂に着く、、、。


『あぁ、もう着いてしまったのか』僕は名残惜しいが繋いでいた手を放す。


 すると、父上お父さんが僕の頭を撫でながらこう言う


「ケイン、妹達イリス シャリーが産まれて、兄になったとはいえお前はまだ5歳の子供なのだ」


父上お父さん


「だから、もっと私やソフィーそして我が家の家臣達に甘えてもいいんだぞ」


ふと、シルバの方に顔を向ける。


シルバは『その通りです。坊ちゃまは我慢をし過ぎです』そんな顔をしてる、、、。


ハハッオレはそんな風に見られていたのか。


「、、、グスッ、、ありがとうございます父上お父さん、困った事があれば甘えさせてもらいます」


父上お父さんは「別に困っている時以外でも甘えていいんだぞ」


オレ妹達イリス シャリーに頼られるお兄ちゃんになりたいので」


「、、、、、そうか。偉いぞケイン」


シルバは『素晴らしいです坊ちゃま』小声で言ってる


暫く父上お父さんに撫でられていたが、、、、、グゥゥ~、、僕のお腹が鳴る。


父上お父さんが「ケインの可愛いらしい鳴き声も聞こえたので、昼食にしよう」


恥ずかしいのを誤魔化す様に「はい、僕もお腹ペコペコです」


「そうか、では入るぞ」


「はい、父上お父さん



そして、昼食をとる



いつもと同じ光景がある。


相変わらずシルバとペラハコの漫才の様な口論、それを父上お父さんが『毎回よく飽きないものだ』そんな顔をする。


この幸せな日常を送るために、、、、


みんなをオレが守れるように強くなるんだ


そう新たに決意する
















~ 現在 ケイン8歳 ~


はい、皆様僕の汗(?)あり涙ありの過去話どうだったかな、、


えっ感動したってありがとう


【何、独り言言ってるのじゃ】


あっ、居たの筋肉神かみさま


【居るわい。しかも皆様とは】


いや、お約束で言わないと


【まあええわ】


で、何故あまりにも長い過去を振り返ったのは




父上「聞いているのかケイン」


母上「ガラム様、ケインも反省しているのでもう宜しいかと」


「ソフィーよ、甘やかしすぎは良くないと思うのだが」


「ケインはいつも頑張っているのは知っているでしょう、それに私達よりイリスとシャリーはケインに懐いてるから」


「ケインが努力をしているのは解っている。しかし、このまま育てば嫁の貰い手が無くなるのでは」


「それなら大丈夫ですよ」


「大丈夫とは」


「あの子たちがケインのお嫁さんになれば解決です」


「うーむ、だが」


「王国法では、問題ありませんから」


「だがな、、。」


「ガラム様、そうすれば可愛い子供達とずっと一緒にすごせますよ」


「ハァ、、、、。わかった」



今は、母上の若干不穏?な発言もあり、終わりそうな雰囲気だけど、絶賛説教中だからね


いやぁ、、、あの後大変だったのよ本当に




妹達イリス シャリーがビックボアを交互にお手玉しながら帰ってたのよ


でだ、空中に何度も舞い上がるビックボアそれを遠目から確認してしまった領民が


「大変だぁ」叫びながら詰所にいる騎士に報告したら、まぁ大変それから父上にまで話が上がる始末、、、ハァ


冒険者ギルドにも依頼を出し、騎士団と共同の討伐隊が組まれる


ビックボアが空中を舞ながら近づいて来るんだから、そりゃそうだな


そして、先陣を嬉しそうな顔をしながら我らの戦闘狂バトルジャンキー団長のダイダムが意気揚々ときる。


それを知らずに、のほほんと屋敷に戻る最中の僕達と邂逅する


妹達はダイダムを見て「「だいだむぅ」」


イリスは僕に抱っこされながら、シャリーはボアをお手玉しながら元気良く手を振るカワイイ


ダイダムのテンションは急降下。


しかし、慣れたもので「ケイン様、またですか」ハァ


僕は「いや、妹達にお願いされると断れなくって」慌てて言う


「ビックボアに関しましては、此処から騎士達と冒険者達にお任せ下さい」


「わかったよ、イリス、シャリー」


妹達は「「なぁに、にいさま」」


「ビックボアでのお遊びはここまで。後はダイダム達に任せよう、いいね」


「「はーい」」可愛いなあ、、、イカンイカン


「じゃあシャリーもおいで」


シャリーはテテテと駆けてくる「にいさまだっこ」シャリーを抱き上げダイダムに後を任せる


はぁ若干憂鬱になりながら屋敷に帰るすると



「「、、zzz」」


寝てしまったか


「「z、、にいさま、、z、zz、だいすきzzz」」グハッ




もう僕の妹達可愛すぎだろ


【可愛いのう】出たな


【そりゃあのう、お主も暇じゃろ】


暇じゃないよこれから説教が待ってるんだから


【慣れたもんじゃろ】


いや慣れてないから


【それよりも、ほれ見てみい】ん、あっ




父上「はぁ」コメカミニユビヲアテ


母上「ふふふっ仲良しさんね」ニコニコ


屋敷の玄関前で騎士数名と一緒に待ち受けているニゲタイ




腹を括りいざ○倉




「ただいま戻りました、父上、母上」キリッ

母上が「おかえりなさいケイン、イリスとシャリーは寝ちゃったのね」


「さっきまでは、起きてたのですけど」


父上が「おかえりケイン、イリスとシャリーはメイドに任せ『説教部屋あの部屋』に来なさい」


はぁ「わかりました」


「では待っているぞ、ソフィーも」


「はい、ガラム様」




近くにたメイドに妹達を預け『説教部屋あの部屋』に向かう


戸を叩く、何故『ドア』ではなく『戸』なのか


部屋の中から父上が「入れ」


「失礼します」シャー


入った瞬間広がる藺草いぐさの様な懐かしい匂い。そう何故か我が屋敷には和室があるんです




世界観コワレチャーウ


【ローレンスが作ったのだからしょうがないのじゃ】


ああ筋肉神かみさままだ居たんだ


【最近ワシの扱い雑じゃね】


そんな事ないよぉ


【本当かのう】


本当だよ、ヨッ筋肉神かみさま今日もいい筋肉マッスル


【しょうがないのぉ、ではワシの渾身のポーズを】


あ、それはいらないので


【つれん奴よのう】


説明は?


【簡単にいえばローレンスの努力の結晶じゃ、最後は畳の上で最後を迎えたかったらしいからの】


そうなんだ


最初この部屋を見つけた時はビックリしたよ。


屋敷を探検中に、ん、何故こんな場所に襖?



気になってた開けて見たら[和室]だっだんだもん


その時大声で「アイェェェェワシツタタミナンデエェェェェェェ」


その声を聞いた父上達が慌てて来て怒られる。


それから此処が『説教部屋和室』になった


回想終わり【閉○じゃ】それはどうなの?


や~~~~っと長い説教?も終わり、父上は仕事へ戻り母上は庭でティータイム


さて、僕は、、、、、妹達イリス シャリーに会いに行こう。




























~後書きみたいなもの~

色んな意味で世界観を壊すローレンス、まあ畳の上での大往生はある種の浪漫


どうも作者です、一応この話で現状ストックが尽きてしまいました


なるべく早く作品をあげれるよう頑張ります

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