第13話

ギリギリ遅刻を免れる時間で訓練場にたどり着く。全力で走ってきて息切れを起こしていたので息を整えている、突如周りが暗くなる。まさか、、、上を見上げる、そこには


ヴァスト家騎士団団長の筋肉ダイダムがいた


【いい筋肉じゃ、あっぱれ】無視でいいや



ダイダムが言う「遅刻寸前でしたなケイン様」


「そうだね、間に合って良かったよ」


「では、ケイン様。まずはこの訓練場10周からです」


「わかったよ」 「良い返事です、では始めてください。私は此処におりますので」


そして僕は走り出す



来るんでしょ【・・・】


えっ来ないの【・・】


筋肉神かみさま【呼んだかの】


いや、何時もなら説明がって【無視されたのじゃ】


えぇ【どうせワシなんて、、、】


なんか、ゴメン無視はもうしないから許して


【しょうがないのう、世話の焼ける奴じゃ】ピキッ


【ん、なんじゃ】何でもないよ【では、レッツ筋肉マッスル



【紹介するのはヴァスト家騎士団団長、筋肉ダイダムじゃ】


ん、文字が【あってるぞ】


あ、はい。ダイダムは元々王国の騎士として活躍していたエリート。


本人はエリートではありませんぞって言ってる。


年齢(35)で独身。最近は父上からよく縁談の話をされているが


当の本人は「そんな事より、モンスター討伐は無いのですか」


そんな事言い出す戦闘狂バトルジャンキーこんな所かな。今回は筋肉神かみさまが反応しないな?


【、、、ほぅ、良い筋肉マッスルじゃウットリ】またねー



「はぁはぁっ」


訓練場10周走り終える、膝に手を付けながら息を整える。


ダイダムが「ケイン様、これを」スッと果実水を渡して来る


「ありがとう」 「いえ、ではケイン様、次は10分の休憩を挟み素振りを100回です」


「りょーかい」 「私はこれから騎士達に訓練をつけますので、ノエリスと交代になります」


「わかったよ、あまりやり過ぎないでね」 「ハッハッハ、それは無理なご相談ですぞ」


「まあ程々に」 「それは、あいつら次第です。『ノエリス』交代だ」


ダイダムは女性騎士に話しかける


「はい、団長」女性騎士がこちらに駆け足で来る



僕の所まで女性騎士が着きダイダムが


「ノエリスよ、ケイン様の訓練は、これから10分の休憩を挟み素振りを100回だ」


「了解しました、団長」ウットリ


「それではケイン様、私は騎士達の訓練へ戻ります」僕に言うダイダム


「わかった、程々に頑張ってね」


ハッハッハッ笑いながら騎士達の元に行くダイダム、訓練中の騎士達は絶望がすぐそこまで来てる様な顔してる。ダイダムやり過ぎなければいいなぁ~あっ、三人吹っ飛んだミナカッタコトニシヨウ



ボソッ「はぁ、、、ダイダム様今日も素敵です」ウットリ


僕の隣でそんな事を小声で言ってる【女騎士じゃあぁぁぁぁ】


煩いよ、何そのテンション


【くっ、○せ、、、よき】いや、わかるけど


【ではイクゾー】はいはい



【クッ○ロの紹介じゃぁぁぁ】


だから、何でそんなにテンション高いの【浪漫じゃ】


もう、紹介するよ【はよっ】


我慢我慢、えっと、ノエリスはヴァスト家騎士団の副団長に着いてる


【そうなのか】そうなんです、年齢(22)で髪は綺麗な紫色のポニーテール


【よき】で、さっきからダイダムにウットリしてる理由は


【はよぅせえ】少し黙って【、、、】で、理由ね。


それは、王都に滞在中暴漢に襲われそうな所で当時王都の騎士だったダイダムに助けられたからなんだって


【リアル、、、クッ○ロ、、、じゃと】


いや違うし、ああ後ノエリスは元貴族なんだよ【そうなのか】


うん、たしかスカーレット子爵家の四女だったかな、、、。


これ位でいい【うむっ】紹介終わり


【、、、、クッ○ロ】怒るよ【では、さらばじゃ】





休憩が終わりノエリスが


「それではケイン様、これから素振りを始めてください」


「わかったよ」素振りを始める


「1、2、・・・・13、」素振りをしてるとノエリスが


「ケイン様、肘が下がって来ていますよ」


「うん、33、34、・・・・・・・51、」するとまた


「ケイン様また肘が下がって来ています、ゆっくりで良いのでキチンとやりましょう」


ヒィー相変わらずのスパルタ、でも頑張らないと


「先ほどより良くなっております。そのまま続けましょう」 「りょーかい」ハァハァハァ




そしてついに「・・100」終わったー


ドサッ地面に座り込む僕、もうゴールしてもイイよね


【ダメじゃ】、、、。【また無視か】


いや、疲れてるの少し休ませて【しょうがないのぉ】


わかったのなら【しばし、静観しどるぞ】


、、、。【無視か】DA・KA・RA💢【さらばじゃ】あ、逃げた、、、はぁ



「ケイン様こちらをどうぞ」


ノエリスから果実水を受けとる「ありがとうノエリス」


「いえ、これも団長からの指令なので」キリッ


「そう言えば、ノエリス」 「はい、ケイン様何でしょうか」


「ダイダムとはどうなったの」


そう僕が言った瞬間、ボッっと顔を真っ赤にして


「い、いえ、団長とはべ、べべ別にな、何もあ、あ、あませんにょ」


物凄く動揺しながら言うノエリス。



ふふっと笑っているとノエリスが


「ケイン様。次から訓練は3倍にしましょうね」ニッコリ


「え、それは」 「それは何ですかケイン様」ニッコリ


「だ、だから」 「だから何ですか」ニッコリ



ヒィィィィこれはまずい「ケ・イ・ン・様」ニッコリ、、、、、、、、。












「ごめんなさい」 「はい、では次の訓練も本日と同じメニューですね」


助かった【お主馬鹿じゃのう】


今出てくるの【しばし静観といったじゃろ】そうですか



こうして僕の訓練は終わり、他の騎士達は大丈夫かなそんな感じで訓練の様子を、、、、











あーあダメみたいですね、ダイダム以外の騎士全員屍の様に倒れてるそれを見たノエリスが言う


「情けない、これは訓練内容を考え直さないと」


いや、手加減してあげて


「ケイン様、本日の訓練お疲れ様でした」


「あぁ、うん、お疲れ様」 「私はまだ此処でヤる事がありますので」


「あまり無理はさせないでね」 「それは、お約束出来ないかと」


うん、しってる


「では、ケイン様失礼します」


そう言いながら屍の山になってる方に歩いてく




「戻ろう」屋敷に戻る最中、後ろから様々な怒号と悲鳴があがる



こうして訓練は終わった






























~後書きみたいなもの~

話数が進むにつれ、あれ、もしかして、この作品のヒロインって筋肉神かみさまじゃね

ヒロインは特に決めていないのでそれはそれであり【無しじゃ】、、、はい。


読者の皆様は主人公ケインと筋肉神かみさまのやり取りの多さをどう感じますか。


作者のお気に入りキャラなので優遇しているのを不快に思う方がいたら申し訳ない限りです。

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