第3話

「しかし、何故こんなにも時間がかかったのだ」父上の問い掛けにミリーは


「本来であればもっと早くお産まれになるの予定だったのですが」

「お産まれになられたのが双子だったとの事で時間がかかってしまいまして」


そう語るミリー、双子かぁ・・・えっ双子だったの!!そうだったのか~弟と妹それとも両方とも弟か妹かそんなゆる~い感じで考えていると


「お二人とも女の子でございます」


お~妹ちゃん達でしたか可愛いんだろうなぁ、早く見に行きたいな~と思いながらソワソワしていると


「では、産まれてきた娘達とソフィーにも会いたいし今から会いに行くとするか」


「はい父上、僕も早く妹達に会いたいです」


「そうか、そうだな」そういいながら僕の頭を撫でてくれる


「それに、母上にも会いたいしですし・・・ミリーが無事と言っていても少し不安なので」


そんな~とでも言いたげなミリー、父上も少し悪のりして


「本当に無事なのであろうな」


なんて事を言い出す、「奥様はご無事です、信じて下さい旦那様、坊ちゃまも」




そんな、ゆる~い感じでほのぼのしているが


「では行くぞ」そう父上が言うと皆


「はい旦那様父上」といって母上がいる部屋へと向かう



『妹達に会うのたのしみだなぁ』



そんな事考えながら父上の後を付いて行っていると、ふとミリーが近くに来て小声で


「坊ちゃま、先ほどの事で後でお話がございます」


うん、先ほどの事・・・・・なぁにそれ(スットボケ


「坊ちゃまの所為で私が罰を受けてしまった事ですよ」プンプン


いやいや、ミリーさん貴女がノックすればよかっただけですよね(罪悪感がありつつ)


「あぁ、ミリーは坊ちゃまに汚されてしまいます」ヨヨョ


汚されるなんて、ただの雑草毟りでドロだらけになる位じゃない、人聞きの悪い言い方しないの、まったく・・・まあ貰い手がいないのであれば僕が貰ってあげてもいいけどね(ゲス顔


何故メイドであるミリーが、こんなにもフランクに嫡男である僕に話しかけらるのかというのにはちゃんとした理由がある。


理由と言ってもたいした物ではなくただ単にミリーは僕の専属メイドで


「堅苦しいのは苦手だから、気楽に接して欲しい」っていうお願いをした事によって今に至る


(他に二人の専属も居るけどその紹介は出て来た時にするよ)って、誰に言っていいるんだ僕は





しかし、このミリー(10)は僕の目から見ても可愛らしい見た目である。


髪は赤茶色で肩にかかるくらいの長さ、顔立ちも足れ目で愛嬌があり家臣達からも評判がいい。


最近はお胸の成長も著しいらしい。


メイド長(27)が私にももっとあれば、とハイライトが何処かに行ってしまった目で言っていたのを偶然聞いてしまったのである

(その時、メイド長が言っていた事を聞いてしまった事がばれてしまって・・・・・ガクガクブルブルいや思い出すのは辞めよう、うん)




そんなもんで、最近街へと視察というなの遊びへ出掛けてる時


「男の子からのイヤらしい視線を感じて嫌になります」


なんて事を僕にを言ってくる。一応僕も男の子なのですが





まあ軽い紹介だけにしておこうか、そう思いミリーに涙ながら(勿論嘘泣きだよ)


「つい出来心で、ごめんね」そう言うとミリーは焦りながら


「いえ、私もきちんとしていればよかったので」と言う(フフッチョロイ


しかし、悪いとは思っているので



「わかったよ、ミリーにはすまないと思っているから、母上と産まれてきた妹達に会ったらお話を聞くよ」


「はい、ありがとうございます坊ちゃま」


小声でのお話が終わり、ちょうど母上が居るの部屋の前に着く

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