第2話

俺達は警察に見つかった。調査を受けたけど、事情を話して正当防衛だと認められた。


だから、警察の方にも両親にも気にしないで、むしろよく守ったと褒めて貰った。


妹と幼馴染もどこも悪い所はなく、あったのは俺だけで良かった。


妹は何があったの分からなくて、ずっと寝ていたから知らなかったようだ。


一方、幼馴染は俺に怯えた・・・不気味な顔をしていた。


________



その後、学校で幼馴染は俺が人を殺したことをバラした。


クラスメイトは、一瞬で俺を見る目を変えて、犯罪者!!俺も殺されると煽って来た。


さらに話は妹にも言って


「お兄ちゃんが人を殺したって本当?」


妹は寝ていたからしらなかった。


「そうだけど、二人を守る為に」


「最低!!守る為だからって殺して言い訳ないじゃん」


「それしか、方法がなくて」


「そんなことない!!やれることはたくさんあったよ!!」


「・・・っ」



________


俺だって本当は殺したくなかった。それにあの時された感覚が思い出して、辛いし、震えてくる。


その上で、手も殺した感覚が残って居る。


________


その日は悪魔を見た。


「おはよう、優。」✖︎2


「おはよう、お母さん、お父さん」


お母さんとお父さんには昨日の虐めのことは話してないが、事件があったし、学校は休んでいいよと言われてる。だけど、俺は学校に行く。やっぱり学校には行かないと、


「・・・ふん」


妹は昨日までは挨拶してくれたのに今日は無視だった。


________


学校で、俺の噂は他学年も知ったのか、クラスメイト以外にも見られる。


「人殺し、」「殺人者!」


会う人に言われた。


そして、幼馴染が居た。笑われて無視をされて、口パクでざまぁみろと言われた。


________



それから、数ヶ月が過ぎて、虐めは続いていた。


両親が虐めのことを知ったのではなく、


「お兄ちゃんが人殺しのしたことを自慢したんだよ」

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