第19話、ココリちゃんが心配です
ともあれ変態ストーカー女神のことエアリスが共についてくることになったのである程度は楽になったかなと考えながら先に進み始めた。
精神の世界だから急にどんなモンスターが現れてもおかしくはないからなと警戒をしているとこんな状況で女神エアリスは話してきたのである。
「本当に二人きりでデートしているみたいね、マサキさん、このまま私と遠くに向かって二人で暮らしませんか」
「良くもこんな状況で言えますね!普通に考えてココリちゃんを助け出すことを考えるのが当たり前じゃないのですか」
「何を言っているの?ライバルになるかもしれない存在をわざわざ助ける女がどこの世界にいると思っているのかしら」
酷くないですか仮にもこの世界を治めている女神様ですよね!?信者の一人をそんな対応でしていると信仰心が無くなりますからねと説明をしてから俺はなら救い出せたらストーカー行為も認めるしなら地上に降りてきたら話し相手にもなりますからと言うと女神エアリスの態度は一変した。
「この女神エアリス!何が何でも信者達を救い出してこの世界の秩序を守り抜いてみせます。マサキさん、私に力を貸してください。そして夜の行いも共に過ごしましょう」
掌返しが凄すぎませんか、それと最後ら辺は己の欲望を出していましたよね!?この女神は本当に女神らしい事をしてくださいよ。教会の人間たちはこんな姿を見せたらきっと悲しみますよ。
何でこんなことになったのかと思いながらも進んでいるとやはり真っ黒いモンスターが現れた強さ的にはやはり女神エアリスの時よりは弱いけどそれでもかなりの強さを誇っているな。
そう、ここのモンスターが強いほどココリちゃんが抱えてある闇が深いと言う事になる。女神エアリスの時もかなり大変で強かっだけに苦労はした。
・・・いや、今も苦労しているけどそう思いながら戦闘を始めた、敵は強くなっているけど裏ダンジョン程ではなかったことが救いで先に進めやすかった。
そうして俺達は無事に最深部まで辿り着いた、そこには堕天使ココリが待ち構えていた。
その雰囲気はまるでこの世のすべてを呪う様に威圧を出して待ち構えていた。俺たちの姿を見るとすぐに声を出して話しかけてきた。
「良くぞ、私の闇を相手にして辿り着いたことは褒めてあげますよ。けれども女神エアリス、マサキ・・・あなたたちはここで死ぬですよ」
「ええ、困ってしまうわ。二人で仲良くしろと言われても私には心の準備が出来ていないわ」
「あなたの脳みそは腐っているのかーー!!照れ臭そうにしているけど相手が言ってきたのはこの二人とも死ねだからねだからね。二人で仲良くしろとは一言も話していないからね」
そんなことを言っている間にも堕天使ココリは攻撃を繰り出してきた。俺はもちろんだけどさすが女神と言うだけに攻撃を防いで戦闘態勢を整えて俺に対して話しかけてきた。
「全くもこれが夫婦の最初の共同作業になるなんてもう少しだけ華やかなやつが良かったのに」
もういい加減にツッコミを入れるのも面倒くさいことになってきたので無視をして戦闘を始めていた。
ここはココリちゃんの精神世界だけに彼女の強さは桁違いに強くなっていた。裏ダンジョンに現れる要注意モンスターぐらいまでに強くなり油断をすればこちらが負けると確信をして戦っていた。
原作を変えさせないというなにか強い力を感じていたけど俺はそれでも原作みたいな悲しい展開を変えてやると決めたのだ、そう簡単に負けてたまるかと応戦して戦って融合魔法なども使っていた。
その時に遂に俺と女神エアリスの猛攻ですきを見せてきたのでここに全力の融合魔法は放った。
そうして遂に堕天使ココリを倒してから近くによってココリちゃんに話しかけた。
「ココリちゃん、なにか辛いことがあれば俺たちに教えてほしい。一人で抱え込んでも何も解決はしないから誰かに話せばスッキリとするし何か解決策が見つかるかもしれないから」
それを言った瞬間にココリちゃんが起き上がって俺に対して襲い掛かってきてとれたココリちゃんの羽で俺の体を刺してきた。
その時のココリちゃんの様子は憎しみと不安な表情をしていたので俺はココリちゃんを抱きしめて大丈夫だからと優しく撫でてあげるとココリちゃんから涙が流れて小さくごめんなさいと言い始めた。
そうしていつか洪水のように泣きておらに擦り寄せてきたので甘えてきた彼女を受け止めていた。
しばらくすると疲れてしまったのかココリちゃんは寝てしまっていた。その時に気がついたけど周りが先程までは暗くなっていたが今では楽園みたいに明るくココリちゃんの姿も堕天使から天使の姿になっていた。
俺は女神エアリスに良くも文句を言わないでくれたと言うとエアリスもあの状況で割り込むほど私は非道ではないと言ってくれた。
後は彼女が目を覚ましてから話をしてここから立ち去るだけになったなと俺はようやく一息をつけると思ってゆっくりとしていた。
俺はこの戦いで思いついたある方法を実戦に使えるためにある事を試し始めていた。それは神々しかできないと言われている最上級クラスの魔法を放つ練習と言うかそのできるキッカケがあり試そうとしていた。
もしこれが出来るようになれば相手しか使ってこなかった魔法をこちらも使えるようになるかもしれないと考えたら嬉しくなって頑張って作ろうとしていた時にココリちゃんが目を覚ましてくれたので一安心しているとココリちゃんから話がありますと言われたので近づいた。
「この度は本当に申し訳ありませんでした、私が悪魔の誘いに乗ってしまったばかりにこんな目に遭わせてしまいました。マサキさんには何とお詫びをしたら良いのか私なりに考えました・・・私をあなたの女にさせて下さい」
うん?何かまたしても雲色がおかしくなってきたような気がするのだけどなと思っていると女神エアリスが怒るのだった。
「そんなことは認めませんから、彼は私の夫であるのに貴方みたいな天使に任せるわけがないでしょう!!」
俺はいつから俺は女神エアリスと夫婦になったのだー!とツッコミを入れるのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます