第16話、こちらは疲れているのですけど
女神エアリスが登場すると会場は声を上げて喜んでいた。まあ、この世界の女神が現れたのであれば仕方がないけど俺はそれよりも腹が減ってきたのでいい加減に食事をしたいと考えていた。
別に俺からすれば余計なことはしないでほしいなと見ているだけで別に感動とかはしないかなと思いながら見ていた。
すると女神、エアリスから俺に関しての説明が始まった。説明と言っても俺が人見知りであるのでできる限りに姿を現したくないという事で許してほしい事に俺が融合魔法を編み出したことは本当だと話してくれた。
俺は人見知りだからあんまり素顔や姿を見られたくないこと言われたけど別に人見知りではない。ただ単純に人と関わるのがめんどくさいだけで人見知りではない。
目的は好きな魔法を作り出すことに白龍伝説のゲームイベントをこの目で見て楽しみたい、そしてコノハちゃんをこの目で見てニヤニヤしたいだけのオタクですからと思っていたけどあちらがそう考えてくれるならそれぞれで構わないけどな。
そのような説明もあったおかげで俺は人前に出ずに済んだのでそのまま食事をする事にした。
食事が始まれば何事もなく過ごし始めた、それも俺は人よりも食べるのでマナーが良くないと思われているのであろうけどそれで構わない。
それで人がこちらに来なくなったのでラッキーと思いながら食べていた。それにしてもかなりの人数が来ているなこれをイベントにしないとは制作陣営はどんな事を考えていたのかなと思っていたけど今更わかるわけがないので気にせずに食べてゆっくりとしていた。
ある程度に食べ終えたら帰りますかと思って食べているとココリちゃんが声をかけてきた。
「マサキさん!マサキさんは女神エアリス様とか見なくても良いのですか。せっかくの機会なのですから見ておかないのはもったいない気がします」
「俺は別に良いかな、そんなに無理をしなくても良いからそれよりも戦ってお腹が空いているからそちらを何とかしないからな。ココリちゃんは他の人と合流しなくても良いのか」
「私は別に構いませんからそんなに家からは期待されている人ではありませんから・・・すみません、せっかくの宴にこんな暗い話をしてしまいまして私は失礼致します」
頭を下げてから礼をしてその場から立ち去ったのである。なにか悪いことを言ってしまったかもしれないから今度あった時は融合魔法を扱えるようにしてあげないとなと感じた。
その為にも今日はたくさん食べて早めに眠ろうと考えてからある程度に食べたから俺は帰ろうかなと思いで帰路につき始めた。
それにしてと流石、王室が主催した事だけに食べ物は美味しかったなとそれだけでも来たかいはあると言うものであった。
お腹も一杯になり疲れたから今日はぐっすりと眠れるだろうなと思いで帰ると俺は想像していた以上に疲れが溜まっていたのかすぐに寝てしまったのである。
そうして次に目を覚ましたのは外の騒ぎ声で目を覚ましたのである。おいおいいくら何でも宴だからといって騒ぎ過ぎじゃないかと文句を言おうと外を開けると外で騒ぎ声を出していたのは宴のせいではなかった。
外にモンスターの群れが襲われて悲鳴を出していたのであった。待て待てこのイベントは終盤だったはずなのにと驚きながらも俺は逃げている市民達を守るために朱雀戟を持って外に出た。
外には市民に襲い掛かってきたモンスター達を倒し始めながら避難の誘導を始めた。全くもこの役目は主人公の近くにいるヒロインと主人公の役割なのにどうして俺が一人でやらないといけないのだと思いながらも一人でも多く助けようと奮闘をしていた。
そうしてようやく防衛軍が到着して何とか戦局は良くなりつつあったけどもしこれが終盤のイベントと同じならあいつも来ているはずだと考えて探していた。
この襲撃してきた大将だから倒してしまえば敵の統率力は消えて瓦解するだろうから見つけたいのだけど何処にいると思っていた時に死角から俺に向かって魔法が放たれた感じがしたので避けて誰だと言った。
「これはこれは前にこの王都を陥落させようと向けた軍勢を一人で倒しただけに簡単には死んではくれませんね。そして自己紹介をしておきましょう、吾輩はダークアース、魔王軍に仕える最強の幹部であり魔王様除いて最高権力者である」
知っていますよ、ラスボスの前に戦う最後の中ボスだから印象に残っているからしかもこいつはかなり嫌いだったからその前にレベル上げをしまくって圧倒的な力で倒していた。
どれぐらいレベル上げをしたかと言うと推奨レベルが39に対して81で挑んだぐらいにはレベル上げをした。
ともかく今の俺ならばその気になれば倒せるのだけど出来る事ならば主人公に倒してもらいたいのだけどあの主人公は何をしているのだ。
あなたの故郷が大変な事になっているのですよ、いい加減に戻ってきてほしいのですけど・・・でもここで戦うことになってもレベルが足りないかもしれないと思うと良かったのかなと思ったけど国を救わないと決めた俺は戦いの構えをしていた。
するとダークアースはこちらを見てニヤニヤして見ていたので何か企んでいるなと思いながら何か俺に対して対策があるのかなと伝えた。
「はい、それは勿論でございますよ。あなたは我が軍を一人で多く撃退されてしまいましたので万全の策で倒すのが常識でしょう。それなので準備に苦労をしましたので楽しみにしておいてくださいね」
そう言ってダークアースの背後から現れたのはココリちゃんであったがココリちゃんはゲームでも見た事がある姿、堕天使状態になっていたのでおいおいボスを同時に戦うなんて聞いていないですけどこちらは市民を守るために連戦をしてきたのにと思いながらも降り注いだ災いをなんとかしようとするのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます