第7話、第二王子の教育係に任せられてしまったなのですけど
いやいや、可笑しいでしょう!?なんで同い年なのに俺が第二王子の教育係に任せられてしまったなのですけど。
絶対におかしいでしょう、いくら母親を助けたとはいえこうして第二王子の教育係になるなんてよほどなミスをしない限りはある程度の地位は約束されたのと同じであった。
どうしてこうなった?とりあえず失礼ないようにしたいけど俺が使える属性は2つしかないのにどうしたら良いことかと思ったけど俺には融合魔法がある事を思い出した。
原作であれ程に可愛い弟キャラのジーク・ブリテンだから構わないけどそんな事で俺は王城に留まるように言われてしまったけど家に道具など家族に挨拶もしたいから一度だけ戻っても構わないですかとお願いをして許可をもらった。
そうして家に帰り王城でと言うか王都であった事を話すと家族は心の底から喜んで流石、私達の息子だと喜んでいた。
まあ、男爵から子爵になれたのだからそれは嬉しいよなと思いながらも親には陛下から第二王子の教育係に任命されたからしばらく王都で暮らす事も伝えた。
すると家族たちは王子や陛下に対して失礼がないようにするのだぞと言われながら見送られた。
まあ、頑張ってきますからと言いながら俺は王城に戻り第二王子のジーク・ブリテンに教育して過ごしていた。
ジーク・ブリテンにこれはまだ内密でお願いしますと伝えてから融合魔法を見せるとジーク・ブリテンは目を輝かせて分かりましたから教えてくれますかとお願いされてきたけど元々そのつもりだったので教え始めたけどこちらもやはり原作キャラだけにセンスが良くてあっという間に覚えてしまった。
半年ぐらいで覚えてしまうとはやはり原作キャラは凄いなと思いながら教えることはもうなくなりそうだから辞退でもしようかと考えていたのでジーク・ブリテンに相談するとそんな事はありませんから心配しないで下さい先生と言われてしまった。
だから教えられそうなことがなくなったので辞退するしかないですよねと言うとまだですと言ってからもっと効率よく出来るはずですからと俺を継続させようとしてきたのでではこの王都からある裏ダンジョンにでも入って修行をしますかと決めた。
いくら何でも。無茶なことをすれば解雇してくれると思っていたのにこの第二王子はそれは素晴らしい発想ですよ、先生と言って喜んでついてきたのですけど。
しかも王子様だから深手を負わせない為に必死に戦いを続けていると一緒にいたおかけでありえないぐらいに第二王子のジーク・ブリテンが強くなったのですけど明らかに俺なんかよりも強いですよね。
それなのに自分はまだ弱いですからと言ってくるですけどもう十分に強いですなら基本的な才能は全て貴方様の方が上ですから気にしないでくださいと伝えてもそんなことはないと言われる始末。
そうしている間にも俺も前よりもかなり強くなったけど明らかに目の前の王子の方が一気に強くなり俺が負けてもおかしくない程になっていた。
と言うかここまで強く育ててしまったら今後の影響に与えてしまうのではないかと考え始めた。
実際にこの世界は基本的に長男が受け継ぐ事になっているが魔法が優れていると話が変わってくるのである。
この世界にとって魔法は人の価値を決めてしまうほどのもので才能があれば平民でも上手くすれば男爵まで上り詰めることも可能、逆に才能がなさ過ぎると男爵、子爵クラスは潰れてしまうし伯爵以上でも子爵または男爵に降格になるのである。
それだけに魔法と言うのは大切でそれがないまたは弱いと王位の継承権すら失ってしまう事もあるのだ。
幸いなことに主人公はとても才能がある方ではないけど人望があるので何とかなっているしヒロインたちが有能すぎるので何とかなる筈だったがここでジーク・ブリテンがとてつもない才能を見せてしまえば話が変わってしまうのは考えなくても分かることだ。
そうなると主人公は最悪どうにかなるとしてコノハちゃんが被害が来る可能性があるのだ。それでもしコノハちゃんが泣きながらどうして彼を強くしたのそのせいで私は・・・貴方なんて大嫌いと言われた日には確実に自殺をする。
推しのヒロインに罵倒されて生きていけない、だからこそ俺は怯え始めていた。これで本当にそんな未来が訪れたら俺は俺はと必死に頭を回転させて対策を考えていた。
でもオタクにそんな事はできるはずもなく出来る限りに主人公と目の前のジーク・ブリテンを仲良くさせるしか道がないと考えてその方針にすることにした。
そうして考えている時にジーク・ブリテンから先生は婚約者とかはいないのですかと聞かれた。
俺にそんな人がいるように見えますか、前世は童貞で終わりになった人が婚約などできると思っていたら大間違いですからねと思いながら聞いているのだった。
そうもしながら俺も第二王子と共に学園の入学の支度を始めていたのであった。俺はこの目でイベントが見られると思いでウキウキして支度をしていたのだった。
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