第ニ章 生きる意味
エリザとシャリナにノア
ふう~っやっと解放されたよ┅┅
シュッ!と現れた先はダンジョン最下層、約束通りノアを大秘境へと連れて行く為
「ジョウ様!」『我が主!』『マスター!』
「遅くなった、ノアを呼びに来たよ」
『ハイ!あれからノアも学習しましたよ』
「ジョウ様にご迷惑が少しでもと思い冒険者を見て覚えました」
「そう、これから行く所にはエリザとシャリナがいるから大丈夫だよ、マーシャルも完全に馴染んだみたいだね」
『ハッ!コスモ様からの指示で、冒険者なるモノが立ち入らぬ階層を、訓練として攻略しています』
「それは良い、確か42階層迄だからその先を巡回すればコスモも助かるんじゃ無いか?」
『はい マーシャルが強く成るのが良く分かります それに階層の魔物達をどうするかも判断出来ます』
「この画面を見れるのが大きい、良く分かるよね?」
『マスター?許可をお願いしたいのですが? ダンジョン内での不正行為の禁止です このダンジョンでは前から冒険者の略奪や殺人が多ございます それを禁止する事を』
「ヘェ?それは良い事だよ、じゃんじゃんやって!俺の許可なんて要らないよ、そうだ!このダンジョンは不埒な行為禁止で身分も関係無いとしたら?貴族のレベリング何てのも禁止、実力本位!」
『宜しいのですか?』
「ああ、大体ふざけてる!他人に弱らせ仕留めるだけでレベルアップなんて!それと乱暴狼藉に法律違反、そんな不正一切を認めないダンジョンにするんだよ!」
『フフフ♪ではそれで登録します
他のダンジョンコアにも教えるのは? 』
「勿論だよ、コスモが良いと考えたら実行すると良いよ、駄目なのは最下層に近い階層からは誰も進めない様にして欲しい、コスモを守る為だよ」
『まぁ!マーシャルの他にも私を守る様にと! マスター!私は幸せを感じます┅┅┅』
また地震だよ┅┅感情をそんなので表現しなくても?かなり迷惑だと思うけど?
「ジョウ様┅┅ここを出るとなると┅┅不安です┅┅」
「大丈夫だよ、きっと良かったと思うから、それにノアは必ず俺が守るからね、絶対に悲しませないよ」
「ジョウ様┅┅┅」
『我が主!コスモ様は我が必ずお守り致します、我が主より授かった力!全てを習得してご覧に入れます!』
「うん、足りなかったら追加するからね、マーシャルの力はまだまだそんなモノじゃ無いから、ダンジョン最強に早く成ってよ」
『ハッ!主の仰せのままに!』
「じゃあコスモ、マーシャル、俺達は行くよ、又来るから」
ノアは震えながらしっかり抱き付き体を硬くしていた
それが可愛くて!まだ何も知らない赤ちゃん同然のノア
でも潜在能力はドラゴンより遥かに上のモンスター!
どう成長するか楽しみだ!
〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆
あらあら┅ジョウったらホムンクルスを進化させちゃって┅┅
それに連れ出すなんてまぁ┅
これは前代未聞ですねぇ?ウフフ
ガルルーダ様もこれは想像出来なかったでしょう
それにしても?ジョウからの進化は同じ容姿なのかしら?
みんな似てるわね┅┅あれが理想の女性かしら?
まぁ良いわ さて?何時になったらアーリアと結ばれる事やら?
少し手を貸しましょうか?
大事なお願いが控えてますからねぇ ウフフ♪楽しみ♪
『またフォーリアがなにか企んでるわよ?』
『ア~!暴走デカ乳めぇ!尻拭いは私なのよ!』
『ウフフ♪リターニャの力に頼るしか無いのよ ジョウもキャシルの効力がまだ生かされて無いもの』
『ノンレムは随分と手を貸してるんじゃ無い?バレない様にしなさいよ』
『わかってる でもジョウはアナタの力を使って無いわね?なんで?』
『必死で堪えてるわ バカよねぇ
あんな神具を持たされてるのに それと私の力は十分ジョウに満ちてるのよ だから次から次に対象が出てる 時間の問題よ 』
『それは面白そうね?ウフフ♪フォーリアの慌てる顔が頭に浮かぶわククク』
『ジョウも大変ね?静かに暮らしたいでしょうに┅┅』
運命神リターニャ 生命神ノンレム 愛と美神キャシルはフォーリアの企みを警戒する
そしてジョウに与えた能力を更に強くしなければと┅┅┅迷惑だ!
〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆〇◆
「エリザ様?食料が残り少なくなりました」
「そうね、肉はモンスターを狩れば良いとして、野菜は畑で取れるわ、問題はパンね?」
「はぁ?私もモンスターを狩るのですか?まだ無理ですよぉ」
「無理じゃ無い!かなりレベルアップしたでしょ?魔力も増え循環と呼吸法も十分!後は度胸だけよ!さぁさぁ!覚悟決めなさい!」
『ガァハハ!エリザはスパルタだな?シャリナも大変だ、脳筋の教えは無理難題を押し付けるモノよ!ガァハハ!』
「なによ!フェルが一番食べるんでしょ?アンタも寝てばかりいないで獲物を捕らえて来てよ!」
「それにしても┅┅ジョウ様はどうされたのでしょ?一向にお見えになりませんけど?」
「そうね┅┅もう1月近くも音沙汰無し、何をやってるんだか?」
『フフフ、アヤツの事だ、要らぬ事に首を突っ込み自由が利かぬのかもな?ハハハ!』
噂をすれば何とやら!そこへノアと現れるジョウ!
「さあ着いたぞ」
「ここ?一瞬でしたね?┅┅ウワァー!凄い!スゴイ!あれは滝ですね!とても大きい?あのキラキラしたのは?」
「虹だよ、綺麗だろ?あそこにボ~っとしてるのが家族だよ」
「『「ジョウ!様!」』」
ズババーア!と駆け出しガシッ!と抱き付くエリザ!
そして思いっきりのキス!吸い付く!チュ~ウゥゥゥウ!
「バカやめろぉ!みんながいるだろ!こりゃ!離れろ!」
「もぅもぅ!ジョウ、なんで早く来ないの!このこの!チュ~ウゥゥゥウ!」
『ガァハハ!ジョウが悪いのだ!放って置くからそうなる!』
「ジョウ様┅┅」
「このぉ!ハナレロ!って?シャリナ!元気してたか?コイツは教えるの下手だからな、でも優しい所はある」
「はい、エリザ様にはとても良くして貰ってます、フェル様もお話して下さり助かります」
「ねぇ?ジョウ?そこの子は誰?随分と怯えてるけど?」
「そりゃ怯えもするだろが!いきなり襲いかかって!この子はノア、これから一緒に暮らす家族だよ」
「ヒェ~私が家族!ジョウ様┅┅」
「ノア?ヒト種なのね?」
「まだ亜人種だよ、3日前に進化したばかりだ、それでな~にも知らないんだ、赤ちゃん同然なんだ、トイレも覚えたばかり、良いかい?食べる、飲む、寝る、トイレする、他は?まぁ全部知らない」
「はぁ~?そんな子がいるのですか?私も物知らずでしたが┅┅それ以上ですね?」
「そうなんだ、男とか女とかもなんだよ、何故なら彼女はホムンクルスだったからね、進化して性を得たんだ、オシッコをシャアってした時は慌てたよ」
「そこからですか?┅┅┅」
「でも私もヒトの事は良く知らないのよ?シャリナに教えるのは本とフェルが居たから助かったけど」
「一緒に暮らして行く中で教えたら良い、要は知らないってのを分かって無いと混乱するから、ノアは凄い頭脳持ちだから、最初は本や書物を読めば良い」
「そうです!私も暮らして行く中で教わりました、ノアさん!一緒に勉強しましょう!」
「ハイ┅┅宜しくお願いします」
「それと家族なんだからさんは駄目、お互い名前だけで、歳も同じくらいだから」
「そうですか?じゃあノア┅」
「ハイ┅シャリナ┅」
最初はこんなモノかな?姉妹みたいに見えるのは良い事だ
俺は?先ずは確認かな、世界樹の爺さんと精霊樹のオジサンにも話さないと┅┅
『ジョウ!お前に伝える事が2つあるぞ、良く聞けよ?』
「大事な事か?」
『とても大事だ、先ずは1つ目、あの命の泉の祠に世界樹の苗が来ておる、だが元気が無いのだ、葉や枝はシャンとしてるがこう┅項垂れとる、どうにかしろ、後一つは世界樹と精霊樹が言うのだ、シャリナの名前をお前が新しく付けろとな?最早エルフの巫女では無い、その国も無くなった、1人の女だ、この先シャリナの名は災いしか無い、だから変えろと言う事だ』
「確かにそうだな、シャリナはハイエルフで皇女、巫女だしなぁ、今はそんなの関係無い、名前が邪魔だね?うん、考えるよ」
『それと大精霊達が来た、追っ払ったが何れ来るだろう、どうやらお前さんが目的のようだ、それもどうにかしろ、エリザが怒っておったからな、ガァハハ!』
「なんで怒るんだよ?まぁ来たら対処するさ、そんな所か?後は困った事とか無かった?」
『そぅだな┅┅森でアラクネの奴が待ってるようだ、糸を貰ってるんだろ?それとハチもだ、色々と頼んでるんだろ?顔を見せてやれ、そんな所だ』
「わかった、ありがとう」
寝てしまった?良く寝る奴だ┅┅犬だし?ククク、2人は?シャリナが案内してるのか、エリザ?
「ウフフ♪ジョウ?久しぶりに一緒にお風呂しましょ?さぁさぁ早く!」
「待て!俺にはやらなきゃいけない事が!引っ張るな!」
「そんなの後々!ジョウのエキス不足なのよぉ!ス~!ハァ~!コレコレ!この薫りと匂い!ゆっくりお風呂しましょ!ウフフ♪」
引っ張り込まれた┅┅ハダカにされ2人で湯船に┅┅
「う~ん!この肌が良いのぉ~それとコレ┅┅アハン~まだ駄目なのぉ?」
「だからアーリアさんと会ってからだよ、エリザとは約束しただろ?必ず嫁にするって」
「待ちきれないのよ┅┅┅身体が疼いて┅┅どうにかなりそうよ~」
「じゃあ静められるかも?良いかい?」
「お願い┅┅ほら?ここが熱いのぉ~胸もキュゥって┅この先が痛くなるの~ハァ~ン」
ペルリナで覚えた指攻撃を試して見よう┅┅ふぅ~ん?確かに熱々だなぁ┅┅やはり違うんだね┅
エリザは変化してる、それは似せてると言う事、だからヒトの身体ソックリとは成ってないようだ
見た目だけ、中身は違う┅┅
光魔法でスキャンするとハッキリと分かる
元のフェニックスの内臓が収まってる、ネームドで覚醒したけどクィーンに進化しただけ
やはり更に進化して亜人種に成らないと中迄は無理か┅┅
でも?この部分はペルリナと違ってるんだよ┅┅
不思議だなぁ、あの複雑さが無い、ツルンとしてる
でも狭くて指2本がやっと入る、それを何時もの様に動かすと?
「アゥ~ヒャア!なぁにぃ!アッハ~ン!頭が!痺れるぅ~はぁはぁ┅もぅ┅ダメェ~!」
ありゃ?気を失った?早!そんなに感じるのか?あっ!エリザは未経験だった┅┅
こりゃ早く進化させないと┅┅
望んでるもんな、条件もバッチリだし、それとフェルもだな┅┅
エリザを抱き抱えハダカのままベッドへ運ぶ時にハプニング!
シャリナとノアが丁度泉からこっちへ来ていた┅┅
「あっ!┅┅┅┅ジョウ様?」
「ジョウ様?そのおっきなキノコ?は何ですか?」
「えっ!えぇぇえ!不味い!早く!」
ってな事でしっかり見られました!キノコは知ってるだね┅┅
「ねぇ?ジョウ様のキノコなの?」
「さぁ?男にはそんなモノは無いと教わりました、でも凄く大きかったね?」
「シャリナが知らないのも多いね?」
「そうね、まだ勉強中なの、ノアはあれを見た事は?」
「ダンジョンで冒険者があの部分からオシッコ?水を出してるの見たよ、でもあんなキノコじゃ無かったもん、小さいシワシワでワームの赤ちゃんみたいだった」
「へぇ~ノアは物知りね、でもワームの赤ちゃん?なにそれ?」
「こんなよ」
棒っ切れで書くノア、ミミズの小さいのを┅┅それは違うと思う┅
「ああ!ミミズね!そんなの股に付けてるの?男って変なの」
「ウフフ♪面白いね?でもジョウ様のは全然違ってた、あれはジョウ様だからかな?」
「きっとそうよ!ジョウ様は特別なヒト?お方だからよ」
「そうだよねぇ~とても良い薫りなのよ┅┅」
「うん、とっても良い薫りと優しいの┅┅」
「「ウフフ♪」」
なんか間違ってないかい?まぁカワイイから良いけど!
『イインカイ!』
おっ!ラファ?どうしてた?
『まぁ┅┅色々と面倒が多いのです それで?エリザのおっぱいをなんで揉んでるのですか?』
イヤこれは!まぁ確認をだなぁ
『ふん!どうせおっぱい中毒ですから!触るのは仕方無いかと?でも揉むのはどうか?気を失った相手だから?』
イヤイヤ!これは自然とだなぁ┅┅すいません!
『まぁ良いです エリザは主の所有ですから! それで主は早くリビラの町へ行ってアーリア様と結ばれ無いと不味いのです!そうしないとフォーリア様が暴走します』
フォーリアさんが?マテマテ!なんでアーリアさんと結ばれないとそうなるんだよ!
『主は多くの女性に求められてます もし!アーリア様が後廻しになれば!お分かりですね?』
フォーリアさんが怒ると?彼女の計画通りに成らないとから?
それは傲慢だよ!大体なんで嫁を決めて押し付ける、
俺の気持ちとか考えてるのか?
もしも会って好きに成らないならどうする┅┅┅ってのは無いのか
『フフフ そうです!運命神様と生命神様に愛と美の神様が彼女を補佐してるのです 主が惚れない訳が無い! おっぱいにお尻 それに顔も!全て極上の美女なのですよ!はぁはぁ┅┅主のその神具の為に遣わされたのです!』
そんなに凄いヒトなのか?ちょっとコワイぞ?俺に務まるのか?
『フッフン!彼女は何も知らないオボコですから 主のモノにメロメロになります! まぁ大抵の女性はそうなりますけど┅┅┅この女コロシ!』
そうなの?はぁ~だから集まるのか?全然男の知り合いとか出来ないのもそれ?
『必要ないからでは?でもドアーフのガルムとか主に必要な男はいますよ』
確かに、ボイスさんやガイスさんもだね、早く会いたいなぁ┅┅
『アリアが既にリビラ町の様子は確認を済ませてます ダンジョン街の宿で会えば納得するかと?』
そうなんだ、ノアやシャリナも町へ行けばもっと常識が付くね
ここじゃその常識を知ってるの俺だけだもんなぁ
『ゴホン 主も常識無しですから
早く町へ行く方が宜しいかと 町では家を購入するように あのカレンと言う主に惚れてる女性に頼めば直ぐに見つかるでしょう 』
えっ!カレンさんが?俺に惚れてる?そんなぁ!ナイナイ!
『カレンだけではなくアンナも惚れてますよ 他はメリルとかも これは主の決断次第ですね 相手にするかしないかはよ~く考えてからお願いします』
うっ!念を押された┅┅
そんなの分かる訳無いよ、何人も相手するなんてロクデナシだよ?いくら一夫多妻と言っても┅┅
まだそこが理解出来ないんだ
常識ってなんなんだよ?
『フフフ♪悩め悩め!このスカポンタン! 勝手ばかりして! でもフォーリア様はヤバイ! 早く会わせないと┅┅┅┅』
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