リビラ町帰還の為に

シャリナの名前!名前┅┅

見た感じが良いか┅┅巫女とか関係なく┅┅オリビアとか?

オリビア┅かアラミスかな┅┅


「みんな!ちょっと良いかな?」

「なに?」

「シャリナの名前を考えた、それで2つあるんだ、どちらが良いかな?」

『ほぅ?2つとな?言ってみてくれ』

「オリビア、それとアラミス」

「私の名前ですか?」

「シャリナの新しい名前ですか?そうですね┅┅オリビアかな」

「ジョウはどっち?私もノアと同じオリビアが良いと思うわ」

「う~ん┅┅アラミスも良いけど?」

『我はアラミスだな』

「半々に別れたのか┅┅じゃあシャリナに決めて貰おう」

「そうですねぇ┅私は┅┅┅オリビアが良いです!」

「よし!決まった!シャリナ改めてオリビアだ!」

「私はオリビア┅オリビアです!」


おっ!やっぱり持ってくのか!なんだよ名付けって!毎度毎度!


『これは決まりです 名付けとは上位のモノしか名は与えられないのです

名前とはそれ程大事な儀式なのですよ?

魔物や亜人種に覚醒と進化を持たらすから魔力とマナを必要とします 力無きモノが名を与えた場合そのモノが死ぬ程です 主は軽く考えて考え無しにホイホイと名付けをしますがね?』


考え無し言うな!考えとるわ!

別に問題無いから良いだろ!フン


『ジィィィィイイ?まぁ良いでしょう はぁ~ それと 名を与えた相手には名付けした本人の能力が付与させる事は覚悟して下さい

主の能力と力の1部が備わるのです 』


はぁ?聞いてませんけど?じゃあ今までも?エリザ!フェル!他にも?あっ?コスモ┅┅┅┅


『まだ他にもです!マッタク!なんでこうも無自覚!鈍感!非常識!エロ爺ぃ!おっぱい馬鹿!』


なんか言われてる┅┅┅┅酷い!


「まぁ眠ってしまったわ」

「エリザ様、シャ┅イエ!オリビアは覚醒睡眠に入ったのでは?」

『そうだな、ノアの言う通りだ、覚醒か進化かはわからん、だが目覚めたら変化で分かる』

「ハイエルフだからどう成るのか?進化ならヒトだよな、覚醒なら彼女自身の覚醒になるのか┅」

「あっ!私も精霊樹に言われたわ、進化条件が揃ってるから進化しろって、ねぇ?ジョウはあの実を持ってるでしょ?」


「それは言おうと思ってた、エリザに進化の実を食べて貰おうとね、フェルもだよ、2人共進化条件が揃ってる」

『我もか?はて?我はどうなるのだ?』

「多分だが、エリザは亜人種になる、クィーンフェニックスで無くなるね、フェルはフェンリルからセイントフェンリル、聖獣だな」

『我は神獣だぞ?聖獣とは?』


「神獣は神の下僕みたいな物さ、だが聖獣は称号通りの聖なるモノと言う事、神の下僕ではなく神と共に有る存在だよ」

「まぁ!随分と偉くなるのね?共にって事は神を見たり話したり出来るんだ」

『そうなのか?これ迄はお告げと神託を授かったが頭に響いただけだ、だからその通り働いたが?』


「あのね?元々フェンリルは神と敵対してた魔獣なんだよ、散々神に追いかけ回され捕らえられたんだ、それも騙してね?アハハ!それで神の使い魔となった、そうして永い年月が経ち神獣と呼ばれる様になったんだ」

『そのような事が┅┅我の先祖は神と敵対しておったのか、騙されたと言え負けたのだ、従うは弱肉強食の習い、使い魔として生き延びたから神獣と言われるのは悪くは無かったのだなぁ┅┅』


「フェニックスは元々は聖獣なんだが、これも神がちょっかいして使い魔にしたんだ、大地蘇生とか半端無い能力だからね」

『ならば我は神獣より聖獣を選ぶぞ、して?聖獣も神がコキ使うのか?神託とか?』

「聖獣はそんなの受けないよ、聖獣に成れば神子と同じ扱いだから、神託とかお告げで働かなくて良いんだ、用があれば向こうから来るし話せるよ」

『なんと!ならば我はその実が欲しいぞ!進化して聖獣に成れるのだ!ジョウ!早くヨコセ!』


ヨダレを垂らすな!ゲンキンな奴だな!やるから!


「じゃあエリザはベッドで、フェルはどこか広い所┅┅あの滝壺の広い所で食べてよ」

『何故だ?』

「またデカクなるだろ?名前を与えた時にその大きさになったし、今度もだからだよ」

『もっと大きく成るのか?』

「今も大きいけどもっと?ウフフ♪それはもう聖獣と言うか怪獣だね?アハハ!」

『フン!笑わば笑え!亜人種より聖獣が余程良いわ!これがその進化の実だな?早速食べるとしよう!感謝するぞジョウ!』


ひとっ飛びで滝壺の淵へ降り、広い河原?でムシャムシャ食べると次第にフェルの身体が光り出した

そして金色に輝きフラフラとしてバタン!と倒れる?

金色の輝きが修まり白く光る身体で眠ったようだ


「フェルは進化の眠りに就いたようだ、じゃあエリザ?これを」

「うん!ありがとう、皮を剥いてくれたんだね、皮は食べなくて良いの?」

「多分大丈夫、精霊達も皮を剥いて果肉だけで進化してたからね、それに皮は少し苦味があって不味くなるんだよ、果肉は最高に旨いよ」

「ウフフ♪精霊も進化させてたの?呆れた、じゃあその美味しい実を食べるわよ┅┅」


パクッと1口┅┅「美味しい!」

パクッ!パクッ!パクッ!

やはり光り出した


「凄い!なに!この力!あっ┅ダメェ┅┅ジョウ!┅コワイ!引き込まれる┅ジョウ┅手を┅」


差し出した手を掴むと震えてる?未知の恐怖?光るエリザの手を握り見守る┅┅なんだよこの気持ちは┅┅┅子を産む嫁をみてるような?エリザ┅┅┅


コンコンと深い眠りに入った、手を離し毛布を掛け一安心


「ジョウ様?エリザ様はまだ光ってるけど?大丈夫なのですか?」

「大丈夫だよ、しかしなぁ、オリビアにフェルとエリザが進化覚醒してる、当分目が覚めないだろうから、俺とノアで世界樹の所に行こうか?」

「良いのですか?」

「ああ、それに精霊樹の所もだよ、それとノア?俺と話すのに敬語は必要無いよ、オリビアと話す様にね」

「そんなぁ!ジョウ様に馴れ馴れしく出来ません!私の主様です!」

「違う!そんなんじゃ無いよ、良いかい?俺とノアは家族なんだ、だから普通に話すのが当たり前なの、これはオリビアにも言わないと駄目なんだけどね」

「家族┅┅家族とは何なんでしょうか?」

「また難しい事を┅┅」


はぁ~家族ってなんだろう?身内?血の繋がり?ハテ?

そりゃ仲が悪いのもいる、憎んだりしてね

ファミリーって契約したりもだな


家族┅┅ホント難しい!なんて言えば?仲良しこよしじゃ無いし┅

親がいて子がいる、そこには血の繋がりだけかな?

里子とか引き取ってる場合とかは血の繋がりじゃない、でも家族として生きてる

仲間じゃない!そんなんじゃ無いし?家族と言っても隠し事も有るな┅┅

信頼?そんなんアヤフヤ!

だって親兄弟でも信じて無いのもいるし、嘘ばっかしもだ!

何度騙されたか┅┅

では?なんで家族を大事に思うんだ?親だから?兄弟姉妹だから?

それだけ?なんか薄っぺらだな?


「家族ってのはお互いが同じ立場なんだよ、上手く言えないけど、上も下も無い関係、だから何でも言い合える、そんなモノさ」

「漠然としてるのですね?」

「アハハ、そうだね、でも一緒にいたら分かって来るよ、家族って良いなぁってね、だからノアとはそんな風になりたいんだ、勿論オリビアやエルザにフェルもだよ、まぁエルザとフェルは家族同然みたいに成ってるけど」


「ああ!それで!フェル様とジョウ様は凄く言い合いを為さってますし、エリザ様とは普通に話されて対等ですね、でも?エリザ様には別の感情のような感じがしますが?」

「それは┅┅エリザは嫁にする約束をしてるからね、好きだからそう感じるんだよ」

「好き?それは仲良しとは違うのですか?」

「違うなぁ┅勿論仲良しだよ、まぁそれ以上の仲良しかな?」

「はぁ?難しいですね?」

「そんなの次第に身に付くよ、では行くよ?」

「ハイ!」


転移陣に入って世界樹の爺さんの元へ行く、しっかり抱き付くノア

俺はこの子を守り育てないと駄目なんだ、ダンジョンから連れ出した責任が俺に有るから

この世界の理を破ったからね┅┅

でもそれで良いと覚悟してる

ノアに対してのこの思いは、俺を人間として繋ぎ止めてる気持ち


可愛い子を放って置けない!それにあんな所に永遠と閉じ込められるなんて許せなかった

1人の女性として幸せに成って欲しいと思ったのは人間だから┅┅



〖ふぅ~まだそんな事を┅┅人間ですか?フフフ♪ヒトとしてこの世界に生まれてもまだ!しかし!簡単にヒトを殺し首を跳ねてケロッとしてました その人間とやらの資質は薄れてるようですね? やはり女ですかね?主の人間性とやらは?妙におっぱいとお尻に拘るのも┅┅┅┅ウフフ♪只の助平爺ぃでは無いのですね♪〗



世界樹爺さんの祠に出ると妖精や精霊に囲まれた


«ジョウだ!»«ジョウが来た!»

«ジョウのツガイ?»«子供?»


ええーい!鬱陶しい!纏わり付くな!ん?お前は?ピクシー?


『ウフフ♪ジョウ!久しぶりね?なんでツガイを連れてるの?』

「馬鹿言うな、ツガイじゃない!それよりお前はピクシーだよな?随分と成長したんだ?」

『なによ!アンタが進化の実をくれたんでしょ!あれを食べたらこう成ったのよ!』


ほぅ?あんなチッコイのが今は120cmは有っておっぱいも一致ょ前!ボインだな!相変わらずハダカ!まぁツルツルお股は変わらず

ツンツンと?


『なにすんの!バカァ!胸をつつくな!このスケベ!』

「いやぁ割りと大きいから、しかし相変わらずハダカだぞ?服を纏え?」

『フン!これで良いのよ!だってアンタぐらいでしょ?見えたり触れたりするの、あら?その子も見えるようね?』

「本当か?ノア?妖精や精霊が見えるのか?」

「あっ!ハイ!とてもカワイイです、あの泉にも沢山、オリビアと一緒に精霊さん達と遊びましたよ」

「オリビアもなのか?ああ!彼女はハイエルフだもんな、元々精霊だからな、でもノアはどうしてなのか?」

「さあ?でもこうして触れ合うと親しみが湧きます、お話も面白いです!」

「触れるのか┅┅」


【ジョウよ!なんで儂に挨拶せん!妖精とばかり乳くりおって!その子もじゃ!精霊とじゃれてばかり!】

「アハハ!乳くり合うって!まぁそうだけど、爺さんも元気そうだな」

【フン!当然じゃ!しかしその娘は誰じゃ?おお!その子が元ホムンクルスなのか?】

「そうだよ、ノアだ」

「あっ!ノアと言います、世界樹様、初めまして」

【そうかそうか、ソナタがのぉ?それと儂に様は要らぬぞ、このジョウは儂を爺さんと言いよる!ふざけた男だ!ガァッハハ!】

「そうですか┅┅では私はお爺さんと呼ばせて貰いますね?」

「良いんじゃないか、この爺さんなんでも知ってるからな、2万年も生きてりゃそうなるけど」

「2万年!それは凄い!」


【凄いじゃろう?儂はな?創造神様が生み出された最初の生き物じゃよ、その役目はこの星を生かす為じゃ、エルフの世界樹もじゃったが枯れてしもうた、だが分身が泉へと来た、これで世界も安泰じゃ】

「泉の?あの弱々しい小さな木ですか?あれが世界樹?」

【なんじゃ!ジョウ!エリザとフェルに申し付けたのじゃぞ!お前がどうにかしろと!それをまだだと!】

「あっ!悪い!忘れてた、そんなに怒るなよ、後でチャンと世話するから、それでだ、ノアにここの本や書物を見せて欲しい、良いか?」

【困った奴じゃ、この祠はお前の物じゃ、今更何を言う!勝手に使えば良い】


「そうか、ノア?ここの本や書物は凄く為になる、あの転移陣で通えば良い、分からない事は爺さんに聞いたら教えてくれる、オリビアもだな」

「ハイ!凄く楽しみです!それにお爺さんは凄く優しいと分かりました」

「優しい?どうだか?まぁ良いさ、それと今エリザとフェル、オリビア、あっとシャリナの新しい名前だ、3人は覚醒進化の最中だよ」

【そうか!やっとじゃな?オリビアと名を付けたか┅┅では精霊樹も安心するじゃろう、そのノアは儂が教えるからの?お前と違い素直で良い子じゃ、将来が楽しみじゃぞ!】

「フン!言ってろ!じゃあオジサンの所に行くからな、それとこの精霊達や妖精達の教育もしろ!好き勝手すぎる!服も着る様にだ!良いな!マッタク!」


【ガァッハハ!ハダカの方がお前は喜ぶじゃろう?精霊達は進化して一人前の姿ばかりじゃぞ?

上位精霊に多く成りおって!お前の好きなおっぱいだらけじゃ!アッハハ!この好き者めぇ!ガァッハハ!】

「チッ!さあノア!行くよ!」

「あっ!ハイ!ウフフ♪」






『これは?不味いですね?妖精ばかりか精霊も?進化し過ぎ!あのアンポンタン!進化の実を馬鹿みたいに食べさせて!こりゃ精霊王が怒るのも分かる!しかし 世界樹が面白がってるのは何故? 精霊界が混乱すると言うのに┅┅┅?』




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る