冒険者として商人として Ⅴ

フワ~朝?┅┅┅┅┅寝よ┅┅


疲れが溜まってたのかグッスリ眠ってしまった 二度寝┅┅

もうお昼近いみたい┅┅

腹減ったなぁ、お昼?どうする?アミシラちゃん起こしに来なかった┅┅怒ってたもんなぁ┅なんで?わからん!


風呂に入ってサッパリしますか!


はぁ~良いねぇ~極楽極楽~

この髪型も有りと言えば有り!前髪は長くしてくれて、アマンダさん上手だな┅┅アマンダさんのおっぱいの香り┅┅安らいだなぁ


やっぱ俺って若く成ってるのか?なんか昔とは違う意識なんだよなぁ、妙におっぱいとかお尻にこだわるって┅┅

あれか?体が若くなって性欲が盛んになってる? バカな!

中身は爺ぃなんだぞ、だって欲情したのエリザくらい┅┅あっ!アンナさんにもだったか?

でも2人だけ┅しかしあれはしょうがないよ、エリザは裸で迫るしアンナさんも煽って来たし┅┅


なんか女性環境が良すぎ無いかい?それも美人さんばっかし、アマンダさんは大人の魅力でアミシラちゃんは乙女の色香だし、メリルさんやラディさん、ロミィさんも好みのタイプなんだよ、カレンさんも好きかなぁ┅┅


出会う女性が多いし、皆さんとても美人でスタイルも良いから、見ちゃうんだなぁ┅┅おっぱい

それもこれもこの世界の下着事情が悪い!ブラとかしてないし、あんなパンツ!無いのも同じ、見えちゃうだよ! 嬉しいけど


とにかくだ!とてもセクシーでエロい!これで暑い季節とかになったら目のやり場に困るだろうが!


う~ん┅┅これはどうにかしないと、慣れる?イヤイヤ!無理!

しかしなぁ┅女性の立場にしたら嫌だろ?胸がはだけたらポロンって┅┅スカートなら丸見えとか┅

ブラとショーツは広めたいよ、どこか無いかな?アンナさんかカレンさんに相談かな?



変な考え事をモヤモヤさせ下へ降りた、ガラーンとして静か?


「ウフフ♪今日はゆっくりね?」

「アマンダさん、こんにちわ、かな?昨日はありがとうございました」

「ううん、私こそありがとう、あのシャンプーとか凄いわね?ほら?髪がフワフワでサラサラ、艶も出てシットリなんて、それと石鹸も凄く驚いたわ、肌がしっとりスベスベになって張りも出たの、これは手放せないわ、オルウエルト商会で売るのよね?買いに行かなくちゃ、フフ♪」


「それなら俺が待ってますから、プレゼントします、お世話になってる分です」

「駄目!そこは区別しないと商人失格よ、それに宿にも使いたいの、サービスは大切だから」

「じゃあ尚の事提供します、これは宣伝になりますからね、この宿で使って良かったからって買い求めるでしょう、言わば投資です」

「まぁ!上手い事を言うのね、折角断ってるのに、それではお言葉に甘えましょうかね?ウフフ♪」


「それとお願いが?できれば調理場を借りても良いですか?お昼を作ろうかなって」

「料理できるの?調理場はまだ夕食の仕込みに入って無いから使って大丈夫よ、そうね?条件はジョウさんが作った料理を見せる、それなら良いわ」

「ええっ?見るんですか?別に大したの作らないですよ?でもそれでお願いします」


っと言う事で支度しだしたら?誰?このオッサン誰!


「フフン!この調理場を使うって聞いてどんな奴か見に来たが、お前さん?本当に男なんだな?」

「そうですが?どなたです?」

「俺はここの調理場を任せられてるイグリードだ、女将さんからの頼みだから仕方ねぇ、だがな?半端なもんをこしらえたら、その時は2度と使わせねぇ、良いか!」


「良いかって言われても、自分のを普通に作って食べるだけですよ?誰かに食べて貰おうなんてこれっぽっちも思ってませんけど?」

「ん?ソイツは話が違うなぁ、確か作った料理は女将さんが見るだよな?」

「ええ、条件でして、見せてと言われましたが?」

「ホラみろ!女将さんが査定するんだろ?なら気合い入れて作れ!しかしおめぇ、ホント、女みてえだな?そんな細い腕でフライパン振れるのか?まぁ良い!ここで見させて貰う」

「はぁ?まぁ良いですけど┅┅」


このイグリードさん、何でも王都の有名レストランでシェフをしていて、アマンダさんとは古くからの知り合いらしい

アマンダさんがこの宿を始めると聞いて、王都の店を辞め押し掛けたそうで、熱烈アマンダさんファンらしい┅┅┅┅┅惚れてる?


そんな外野は放っておいて、チャチャと料理する

さて?昼飯だが重いのは嫌、う~ん?ここは定番にしますか!


パンにサラダ、これはポテトサラダ、メインはハンバーグ、スープはコーンポタージュっと┅┅

ジャカイモを煮てる間にオーク肉を細かく切る、挽き肉ですな、パンも細かく千切ってそれと、タマネギを細切れにして炒めたのを混ぜて捏ねる、ハンバーグの種は置いておき


スープを作る、出汁はオークのスジ肉とキノコ、トウモロコシの粒をバラしミキサー(自家製)に掛けコーンの素を作る

煮立った出汁にコーンの素を入れてポテトサラダ用の煮たジャカイモを投入して溶かす、味を整えるとコーンポタージュの出来上がり


ポテトサラダは雑に砕き身を残し、そこにキュウリとニンジンを小さく切ったのを混ぜ併せ塩と胡椒、さてメインを焼く、フライパンを熱し油を引き、寝かせてたハンバーグの種を千切りパンパンと空気抜きして整形、あの楕円形にしてフライパンに並べて行く

蓋をして蒸し焼き、焼き加減を見て裏返し赤ワインを少々入れ蓋


中身に火が通る頃に蓋を取り焼き目を入れる、これで出来上がり!


ハンバーグステーキとポテトサラダ、コーンポタージュとパン


「┅┅┅┅┅┅┅なんだこれは?」

「初めて見る料理ね?でも凄く良い匂い┅美味しそう┅┅」

「えっと、食べて見ます?」

「「是非とも、」」


そして3人で食事会、余分に作って良かったぁ、癖になってる、マジックバッグが有るから多めに作るのが普通になってる┅┅


「あっ!ジョウ!┅┅┅┅」

「アミシラちゃん┅┅」

「えっと┅┅ジョウ!昨日はごめんなさい!怒ってしまって┅酷い事を言って┅┅」

「謝らなくても?まぁなんで怒ったのか今でも分からないから、それより俺が作ったの食べる?」

「プッ┅┅アハハ!もう!ジョウぅたら!アハハ!ホントにバカね┅┅」

「ほら?アミシラも呼ばれたんでしょ?こっちでジョウさんが作った料理を食べたら?」

「へぇ~ジョウが作ったの?イグリードも食べるの?」

「お嬢!なんだか変な料理だぞ、食べてみて感想を聞かせてくれ」

「うん、分かったわ、どれどれ?」


クンクンと嗅いで口に一口┅┅


「「「ウッマーイィ!」」」

「なにこれ?肉なの?」


「このサラダはジャカイモ?でもなんだかなめらか?」

「スープ!このスープ!スゲェ!」

「ポテトサラダにはマヨネーズを使ってます、だから少し酸味が残りますね、ハンバーグは今回はオーク肉を使いました、本当はワイルドボーンの肉が良いんですけど、オーク肉がアッサリしてますから」


みんなポカ~んとした顔で見てる?なんで?


「なぁ?ジョウだったか?お前さんの言う事がいまいちわからん、それと見てたら変な道具と調味料を使ってた、それでもどれも旨くてまだ食べたくなる」


モグモグと食べながら話すイグリードさん┅┅


「これは┅┅美味しくて┅止まらないわね┅┅」 アマンダさん

「美味しい!ジョウが作ったの?ホント!スゴイ!スゴイ!┅┅モグモグ」 アミシラちゃん


顔を見ればわかる、本当に美味しそうに食べてる、良かった┅

じゃあデザートも作るか?う~ん女性2人かぁ、プリンなら直ぐ出きるね?


席を立ち調味場で玉子をバッグから出してボールに割って行く、それを撹拌、砂糖を入れ塩を少々、撹拌する、泡が立ち玉子の色が変わったら止めミルクを足す、そして撹拌、混ざり終えたら適当な容器に入れて、冷やす、氷魔法で大きめの氷を出して容器の周りに置く、そして砂糖を水で溶いてフライパンで熱して焦げる寸前まで煮詰める

プリン体が固まると更に取り出し砂糖、カラメルを掛け出来上がり!


「ふぅ~食った食った、スゲェ旨かった、見てたが面白い作り方だったな」

「ホント、美味しくていっぱい食べたわ、でもイグリード?このパンは全然違うわね?」

「こんな白パンは初めてです、柔らかく香りも良い、口当たりも良くて┅┅」

「ふっふん!だってジョウが作ったのよ!変なのは当然よぉ!」


変なのって?それは褒め言葉じゃ無いよ、アミシラちゃん┅残念!


「これ、デザートも作りました、プリンですけど食べます?」


「「「たべるぅ!」」」


「なに?プルプルしてるわね┅香りも良い┅」

「これも初めてだぞ?」

「これデザートって?甘いの?」

「まぁ食べて」


「「「ウッマァ~イ!」」」


「これは┅なんと言う口当たり、甘さも上品、香りも、この黒いソースが良いわ┅」

「こんな菓子は王都でも無かったぞ、後を引く旨さだ」

「スゴーイ!これ!もっと食べたい!毎日食べたい、ダメ?」

「これは玉子を使うから保存したら駄目だよ、作ったら早く食べないと、じゃあアミシラちゃんが作れば毎日食べれるよ」

「ホント!教えてくれる?ヤッタァー!」

「良いの?簡単に教えて?」

「えっ?だって誰でも作れるでしょ?美味しいのみんなが食べれたら良いし」


「オイオイ!良いか?料理ってのは職人の技とアイデアだぞ?それをホイホイ教えるなんて阿保か!普通は食って食って味を知るんだ、まぁ盗むって言うがな、そして作ってみて確かめる、料理人は舌が命だ、味を盗む作り方を考案して更に美味しく作る、それをまぁ!誰でも作れるようにだと!料理人を舐めるな!」


「フフフ♪ジョウさんは知らない事が多いのよ、あのね?普通は特別な料理はレシピと作り方をギルドに登録するのよ、その登録されたのを料理人が買って、お店に出せる様に作るのが当然なの、まぁ味は店独自にするけど料理自体の名前は同じよ」


「それは知りませんでした」

「確かに教えれば作れるわよ、でもね?このスープは同じようにってのは無理よ、それとポテトサラダだっけ、あのソースも無理、そして何よりパンよ!このパンは誰も作った事がない筈、とにかくジョウさんの料理は秘密がいっぱいなの、真似が出来ないの!」


「ジョウはホントに常識を知らないのよね、非常識の固まり、だから昨日はイライラして怒ったの、でも考えたら田舎?違う国から?出て来たばっかしでお金も使った事が無いヒトよ、そして素直だもん、しょうがないわよ」

「まぁ!ウフフ♪そうね、子供みたいよね、カワイイし、そんなだから放っておけないの、これはイグリードと相談してハロルドに話すから任せて、ネッ?」

「ハイ┅┅」


驚いた、そんな事だとは?こりゃ勉強だな┅

アンナさん教えるってこんな事かな?常識知らず┅┅はぁ?





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