冒険者として商人として Ⅰ

「ただいま戻りました!」

「お帰りなさい、ジョウさんご機嫌だね?」

「それが今日の依頼達成でF級に昇格したんだ、それと行った果樹園が凄く良いヒト達ばかりでね」

「それはおめでとう!でも昨日登録したばかりだったよね?」

「そうだよ、でもまぁ良いんじゃない?依頼は全部済ませたからね」

「そうなの?でもぉ┅┅┅?」


中へ入ると夕食支度で慌ただしくしてる そんな時間かぁ


「あら?お帰りなさい、お疲れ様、夕食?お風呂?」

「う~んお風呂かな、あっ!それとこれはお土産です、プルプラの実とお酒です、どうぞ!」

「まぁ!良いの?こんなに」

「実は沢山貰いました、ギルドの受け付けのヒト達にもあげましたよ、それでこのお酒は売ってない物で特別な物です」

「プルプラといえばガーデン?」

「ええ、ロンダバルです、そのデバルさん専用のお酒を何本か貰ったんです、アマンダさんに良いかなと思って、お酒飲むでしょ?」


「まぁ多少は、でもあそこのお酒は高いのよ、其れなのに当主自らのお酒って?」

「なんでも17年物で美味しいですよ、俺はそんなに飲まないから、2本ですけど飲んで下さい」

「17年物┅┅イヤイヤ!これは1本金貨50枚?いえもっとするわよね、そんな物を2本も、本当に良いの?」

「ハイ!どうぞ!じゃあお風呂に入ります、その後で夕食!お願いします!」

「ハイハイ、ほんとにもう┅困った子ね┅┅これは大事に飲もうかな♪」


F級だと3ヶ月の猶予、依頼20件、薬草採取がメインだな、それにしてもエルガちゃんのお母さん、エメルさん助かって良かった┅┅


町へ戻り冒険者ギルドへ報告してからエルガちゃんを家迄送ったんだ、帰りに買い物してボアの肉が有るからそれで夕食を作るって

本当に14歳なのか?

しっかりしてるし良く物を知ってる


「ここだよ、ただいま!お客さん連れてきたよ」

「失礼します」

「お姉ちゃん┅┅お母さんが┅┅」

「さっきから苦しそうなんだ、どうしよう?」

「ホント!母さん!」


お腹を押さえ苦しんでる、額に汗!くの時になって動かない?


「エルガちゃん?お母さんをちょっと見ても良い?」

「うん!見て!お願い治して!」

「それは見てみないと┅┅」


光魔法でスキャンする、これはなんだかんだとやってて出来た

レーザーやらビームとか試して試して光なら出来るんじゃねぇ?みたいな?

そんなノリでスキャンとかMRIとかCTとか出来ない物か?とやってたら透けて見る事が出来た

これは千里眼の複合で視るに凝らしたんだ

レントゲンじゃあ知識の無い俺にはわからんからね


どうやら盲腸炎を放って置いて拗らせてる、腸捻転だったか?

盲腸がパンパンに膨れてるから大腸が捻れてる

これは取るしか無い、そして捻れを戻さないと、最悪そこも切るしか無いか?


「エルガちゃん、此れから処置するけど見ない方が良いよ、それと桶を、大きいのが良いかな、後はタオルを沢山」

「用意する、でも私は見るから、私も回復魔法を覚えて困ったヒト達を治すの、だから勉強!」

「そう┅じゃあ決して動かず黙って見るだけだよ、出来る?」

「頑張る!邪魔はしないから!」


そしてお母さん、エメルさんに睡眠を掛け眠らせる、くの字体制を真っ直ぐにして、下腹部が出る様に服をずらす、アッ!と声がしたけどお構い無しにクリーンを掛け右下腹部にゆっくりと手を刺し入れる

これは結界を使った技法、そして腫れた盲腸部分を切切り離しアポートで取り出す

一瞬に膨れた盲腸が手の平に来る、捻れは回復魔法で緩めて行き元に戻った、水魔法で腸へと水流す、そしたら肛門から汚物が流れる、黒い液体も┅┅臭い!

汚物は段々と紫色、そして赤い血が混じった液から透明になった 桶に貯まった汚水を弟と妹が頑張って捨てに行く

ゆっくり手を抜き出す時に内部全体にキュアヒールを掛け無事に済んだ

用心して体全体にヒールを施し光るエメルさんにエルガちゃんが被さり泣いてる


この世界では治療は魔法頼り、外科手術とか普及してない、ましてや内科とか皆目無しだ

回復魔法の限界は体内の故障が分からないから病気はポーションや薬でしか治療できない

医療が貧しいとその為に亡くなるモノは多い


「説明するね、お母さんはお腹の中の不用部分が貯まって腫れていたんだ、それで中が捻れて痛くて苦しんでた、その悪いのがこれで膨れてるでしょ?もう大丈夫だよ、中も綺麗に洗ったし、体にも回復を掛けたから、後は栄養をつけると元気になるからね」


「グスッ、ジョウ!ありがとう!母さんを治してくれて┅あのままだと死んでた┅本当にありがとう!」

「「お兄ちゃん!ありがとう!」」


因みに弟はガスト妹はエリガだって、良い子達だ


マジックバッグからシチューの鍋を出して食べる様にって渡した、勿論パンも、エルガちゃんは遠慮してたが押し付けた、ボア肉のステーキと一緒に食べるって言って喜んでた


可憐な少女の泣いた後の笑顔は眩しかったよ、エルガちゃん、良い子やぁ~


それで遅くなったんだ、明日はギルドへ行く前にアンナさんの所で商談しなきゃ、大八車と石鹸にシャンプー、リンスかな┅


そうだ!アマンダさん達に石鹸とシャンプーを渡さないと、世話になるからね、それとギルドの姦し娘?カシマシだね、あの3人にも渡そう、試供品だね?ウシシ┅


「ジョウさ~ん良い?入るよ!」

「待って待って!まだハダカ!」

「きゃあー!もう!イヤだぁ!なんでハダカなの!」

「そりゃ風呂上がりだもん」

「そうじゃ無くて!ハダカで部屋を歩いてるのはなんでよ!」

「暑いから?だよ?」

「良いから!早くそのぶら下がってるのどうにかしてぇ!」

「えっ?えっぇぇええ!ゴメン!パンツ忘れてた!」


慌ててパンツを履くが慌ててるから片足突っ込んでつまずいて倒れた!いてぇー!


「もう知らない!ここに置いておくから!ベェ~だ!フン!」

「あ~アミシラちゃん!ごめんなさい!」


見られてしまった┅┅このバカチンがぁ!

でもぶら下がってる?って?適切な表現!お見事!パチパチ!


はぁ~明日顔を合わせにくいよぉ

飯を食うか┅┅


(もう!馬鹿ジョウ!なんでハダカなのよ!依りに寄ってブラブラさせてぇ!そんなの見たくも無い!┅┅┅でも凄くおっきかった┅┅あんなに大きいの?って背が高いからかな?でもおっきなキノコなのね?ふ~ん、そうなんだ!変なの)


なにか勘違いしてませんかぁ?

まだ子供、その程度の認識ですか? 知らんけど┅┅


朝から気恥ずかしい気分で髪をコートに仕舞い朝食を済ませ早々と宿を出た、アミシラちゃんとは会わなかったからホッとしてオルウエルト商会へ急いだ


なんだか賑やかで朝から客が大勢、なにか安売りとかバーゲンなのか?

中でアンナさんを呼んで貰った、すいません忙しいのに┅


「あら?貴女は昨日のって、ごめんなさいね、うっかり女の子と間違えてしまって、丁度良かったわ、ありがとう、お陰でザミルを捕らえられたわ」

「そうですか、それで何時もこんなに賑わってるんですか?」

「そうじゃ無くて、こんな朝から繁盛するなら良いけど、あれよ」


壁に貼って有るのはチラシ?読むと茶葉を混ぜて販売してた事が判りすまない、それで購入した茶葉は交換します!って┅


「交換って、凄く損しますよね?」

「まぁ信用の方が大事よ、不味いお茶を売ったなんて事は商会の存続に関わるわ、だから全部取り返えるのよ、初日だから混んでるけど直ぐに修まるわよ」

「そんなものですか?」

「ここじゃあ何だから、中で話しましょ」


店長だから執務室も立派なものだ


「改めてごめんなさい、でも信じられないわ、本当に男の子?」

「男です、間違い無いので」

「ジィィイイ┅┅┅┅ホント?」

「何ですか?まだ信用しないとは呆れますね?依頼書を確認したんでしょ?もう!」

「ごめんなさい┅┅気を取り直して話をしましょう ( おい!終わりかよ!)

あのザミルは私に嫌がらせ目的で始めたのよ、それが思ったより金になったから欲を出したのね、次第に仲間も出来てあんな風に大胆になったのよ、ホント情けない

元店長だから上手く誤魔化してたわ、仲間が他に2人もよぉ、嫌になっちゃう、それで儲けたお金で娼館で遊んだり飲んだりして散財してた、使い果たしてたのよ!ふざけるな!よね?」


なんか偉くご立腹、豊かなおっぱいを揺らして力説ですか?

いやぁ前見た時と同じ立派なおっぱい!


「あら、ごめんなさい、私ばかり話して、だから騒動はお仕舞い、お父様も怒ってたわ、アイツは犯罪奴隷よ!ザマァ見ろよ!」


「そうでしたか、でも片付いて良かったですね、それで今日来たのはこの大八車の販売をアンナさんの商会に任せたいからです」

「大八車?販売って?」

「これは商業ギルドで製造の特許を取ってます、これです、そして製造と販売を全て、この商会でして欲しいんです」

「待って待って!そんな事急に言われても┅┅それに製造って私の所はお茶屋よ、なんで?」

「製造は何処か知ってる鍛冶屋とか道具屋筋で良いですからね

販売はこの製品が簡単に真似されるからです、専門代理店だと真似されても売れない事になります、ギルドも許しません、だから売るなら商会が良いんです」


「う~ん┅┅要するにジョウ君?で良いのね、この大八車の製造特許を取得した、それで売るには製造する所と売る手段が欲しい、だから私の商会を窓口にして販売する、で良いのね?」

「概ねそうです、オルウエルト商会の領都本店は何でも取り扱ってますよね?

ならばこの町でも良いのでは?お茶だけってのは勿体ないです、それにギルドのハロルドさんから勝手に作って売るな!と釘を刺されてます、ホント引き合いが多くて困ってるんです」


「えっ?そんなに?」

「ええ、初めは集荷場で作ったのを使ったら騒動になりました、それでギルドにと┅それとロンダバルガーデンからも注文が来る筈です、どうにかなりませんか?」

「┅┅┅アナタってヒトは┅┅良いわ、製造は商会が契約してる鍛冶屋と道具屋に頼むわ、販売はギルドを通して契約するのね、わかった、それで?1台幾らなの?」

「それもギルドで聞かれて幾らか言えなかったんです、幾らが良いですか?」

「はぁぁあ!値段も決めて無いの!それで売れですって?」

「はぁ、値段とか全く見当がつかなくって、だってこの町で食事しても幾らか知らないんです、屋台の串焼きは知ってますけど?」


「アッハハ!なによそれ!フッハハ!まぁ!なんて事なの?それで冒険者してるって?アハハ!おもしろ~い!ジョウ君は傑作ね!見た事無いわ!ハハハ!」

「ごめんなさい┅┅」


っとまぁしきりに笑われ、執事さん?秘書さんかぁ、それと財務のヒトが呼ばれ値段交渉、それに鍛冶屋の親父?と道具屋の店主も呼ばれ材料とか作業賃とか話してる、俺は蚊帳の外┅┅

そしてなんと!ドアーフ!遂に出会えたドアーフ族!


鍛冶屋の親父がドアーフ職人でアンナさんのお父さんとは古くからの付き合い、白い髭を口周りから垂らし如何にもドアーフと言う感じで顔がデカク、足が短い、がっしりとした体に太い腕、その顔が目の前!


「おい嬢ちゃん?兄ちゃん?どっちだ!」

「兄ちゃんです┅┅」

「ほぅ?そうか、じゃあ兄ちゃん!この品はてぇした物だ、図面も綺麗に書かれ解りやすい、それとこの車軸が凄く画期的だ、馬車に使えば揺れも減る、どうして車軸をギルドに登録しねぇ?」

「それはこの荷車を特許にしたらって事でしたから」

「ギルドの奴めぇ、これは片手落ちだあ、この車軸が大事なトコなんだよ、それを素人だからと言って騙すような真似を!ハロルドが決めたんだな?

俺が行って直して来る、作るのは請け負うぞ、アンナちゃんの頼みだしな、それと値段だが1台金貨30枚って所だ、車軸が普通のなら金貨12枚が良いとこだな、それだけこの車軸が大事だと言う事だ」


そう言って出て行った


「ウフフ♪ガルムさんもやる気満々ね、良かったわねジョウ君、これで損はしないわよ

商業ギルドって抜け目無いから用心しないと駄目よ、この大八車が売れた後に車軸の事を持ち出す筈だったのよ、馬車にってね」

「そうでしたか、ハロルドさん、悪いヒトに見えなかったけどなぁ」

「ウフフ、それが商人よ、私も商人だから気をつけなさい!」

「アンナさんなら騙されても良いかな?なんて┅┅あっ!それと他にもお願いが」

「なぁに?デート?」

「違います、それも嬉しいけど、この商品は是非ともアンナさんに扱って欲しいんです、石鹸とシャンプーにリンスです!」


「石鹸はわかるけど?シャンプー?リンス?」

「シャンプーは髪の毛を洗う洗剤です、リンスは洗った髪の仕上げ用です」

「ちょっと待って、今!髪の毛を洗うとか言わなかった?」

「言いましたけど?」

「ちょっとアナタの髪を見せて?早く!」

「もう!乱暴だな?編んでるからバラしますね、ホントは切りたいんですけど」

「まぁ!なんてしっとりしてるの!そしてサラサラ┅┅これで洗ってるの?」

「ええ、ほぼ毎日、リンスは3日置きですけど」

「それにしても┅┅綺麗な髪┅┅」

「これは別にギルドを通さなくて良いですよね?アンナさんと決めるだけですよね?」


「勿論よ、商品は自由よ、真似をしたいなら真似したら良いわ、品質が物を言うだけよ、これを使っても良い?試して見るわ」

「そうですね、初めてなら分からないでしょ?」

「じゃあ一緒に来て、風呂場へ行きましょ!」

「えっ!一緒に!アンナさんと風呂に!」

「あら!嫌なの?女同士でしょ?ってね、ウフフ♪何もハダカになる訳じゃあ無いのよ、頭を洗うだでしょ?」

「からかった!そうですね、アハハ┅┅┅┅┅残念」


風呂場にお湯をチャッチャッと魔法で出してアンナさんの髪を洗う、細いウナジがエロい!

やはり最初は泡が出なくて、2回、3回目に泡が立ち本来のシャンプー効果が出た

リンスも丁寧に髪に馴染ませ、顔は石鹸でアンナさん自身が洗った


まぁ分かってはいたが┅┅服が濡れて透けて見えるおっぱい┅┅

ちゃんとあの粒が分かります

綺麗な形のおっぱいに見惚れてしまいジッと見てしまった

この世界には下着はパンツしか無くてブラジャーとか無い、だから当然アンナさんのおっぱいは無防備で目えてしまう

パンツもダサくて紐に布を当てた物、見ようによってはエロい!


「はぁ~凄く気持ち良いわね、頭が軽くなった感じ、この石鹸も凄く良いわ、軟らかで泡が出るなんて、それに香りも良い、これ全部ジョウ君が作ったの?」

「ええ┅┅まぁ、あのぉアンナさん?そのぉ、服が濡れて透けてるんですが?」

「えっ?濡れて┅┅┅キャアッ!ホント透けてる!ジョウ君!見ないで!なんで早く言わないの!ハカァ!」


顔を真っ赤にして手で胸を隠してる、その姿も萌え萌えですが?

タオルを渡し風呂場を逃げるように出た、まだドキドキしてる

やはり綺麗なおっぱい!好きだ!


執務室で待ってると服を着替え髪をタオルで拭きながら入ってきた


「アンナさん!これを使って下さい、髪を乾かす道具です」

「これ?どう使うの?」

「この部分を持って、この口が開いた所から温風が出ます、持ち手に魔力を少し流すと動きます」

「こんな感じ?┅あら!まぁ!温風が出てる、これを髪にあてるの?」

「魔力の量で熱が変わります、多いと熱くなりますから

少しずつ魔力を調整して下さい」


「これは凄い!う~ん乾いてるのが分かるわ、良いわねこれ!これも作ったの?」

「まぁこの髪を乾かすのに良いかなっと思って作りました」

「作りましたって┅┅ジョウ君のおかしな所は今日よ~く分かったわ、良い!アナタは私がちゃんと面倒を見るから、だから無闇に作った物とか誰彼構わず見せては駄目よ、それと時間があれば私と勉強してね、とにかく常識を勉強しないと駄目!アナタは放って置けないの!」

「はい?でも良いんですか?俺に構ってる時間とか?」


「ウフフ♪ジョウ君と一緒は楽しいからね、それに面白いの、まるでビックリ箱ね?そしてこの品の値段は此方で決めるから、良いわね?」

「お任せします、アンナさんを信用してます、アンナさんなら全て任せられますから、じゃあ品物はここに出しますか?」

「そうね、出来れば商品部屋がいいわ、髪も乾いたようね、こっちよ」


執務室隣の部屋にシャンプー、リンス、石鹸を200個づつ出した、後は売って見ての数を注文すると言う事で商談は終わった

お茶わ飲みながら話をするとあのドアーフ親父の鍛冶屋へ行くと良いと勧められた


「ジョウ君はガルムさんの仕事を見たが良いわよ、ドアーフ職人で凄く腕がある職人なの、頑固者で気難しいけど良いヒトよ」

「そんな感じでした、ドアーフのヒトには憧れが有って会いたいと思ってたんです、色々と作ったりするから」

「そうだ!あの道具も売る気無い?あれも売れるわよ、凄くね?ウフフ♪」

「良いですよ、アンナさんが売れると思うのは用意します、それとこれも差し上げます、さっきアンナさんのおっぱいを見たから謝罪です」

「まぁ!やっぱり見たのね?仕方ないわ、私もうっかりよ、それで?これはなぁに?」

「これはブラジャーと言って胸用の下着です、女性用てますよ」

「女性用下着┅┅┅┅┅ジィィイイ、ジョウ君!なんで女性用下着なの?まさか本当は女?」

「違います!これは昨日仲良しの冒険者のお母さんが病気だって言うから見舞いに行ったんです、そしたら下着を付けて無いから胸がはだけて┅だから作ったんですって!」

「まぁ、そうなの、分かったわ、ジョウ君がそっちの趣味が有るとは思わなかったけどねぇ、それでこれはどう着るの?」

「何ですか?その疑いは?まぁ見れば分かるでしょ?この膨らみを胸に当てて後ろのホックで止めるだけです」

「まぁまぁ、そうむくれないで、悪かったわ、へえっ!じゃあ着て見るね、後ろ向いてて、それとも見たい?」

「何を言ってるんですか!からかわないで!」

「ウフフ♪こうね┅┅こうして┅┅うんと┅┅」


服が掠れる音┅┅なんか卑猥な感じ、男と女だけ┅┅ハダカなんだよね?あのおっぱい!ウ~見たい


「どう?これで良い!」


って┅┅なんでその姿を!

うん!似合ってる、サイズも合ってるし膨らみも優しく包んでる、でも下着なんですって!

しっかり胸が分かるんですけど!


「まぁ┅┅そんな感じです┅┅」

「なによ?良く見て、おかしな所は無い?ジョウ君じゃ無いと分からないのよ」

「だって┅おっぱいが┅┅」

「別に良いでしょ?ちゃんと隠れてるし、それにさっき全部見たんでしょ?今更よ!さぁ見て」

「はぁ┅┅良く似合ってるかな?キツく無いですか?」

「うん、丁度いいわ、こうしてもズレ無いし、あら?揺すっても安定してるわね、良いわねこれ、他には無いの?」

「じゃあパンツもですって!そんなに持ち上げたり揺すらないで!魅力的すぎる!」

「まぁまぁ!鼻血?どうしましょ!ホラ、これで鼻を押さえて、ホント若いわねぇ┅これくらいで鼻血ねぇ?ジョウ君はDTなの?確か20歳でしょ?遅いわね」


グサッグサッ!っと突き刺さる事を!アンナさんの口からDTとは!なんか寂しい┅┅


「まぁまぁ!このパンツは素晴らしいわ!滑らかで伸びるのね、今までのはガサガサして最低なのよ、これも凄い!着て見ようかしら?」

「それは1人でどうぞ、俺はこれでお暇します、また改めて話しましょう、じゃあ」

「まだ良いでしょ?連れないわね?このパンツも見てよ」

「イエ!身が持ちませんから、これで失礼します!」

「ああ!まってぇ!ジョウく~ん!」


もう!逃げる!前が膨らんでるから走りずらい!勘弁してよぉ!此方は生身の若いオトコなんだからぁ!あんな色っぽい姿を見たら襲うぞ!ホントに無警戒なんだから!お嬢様育ち?先が思いやられるぅー!







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