冒険者ギルドと商業ギルド Ⅲ
ひとしきりアンナさんのおっぱいを堪能して ついでにお尻もサワサワ┅┅
仕事に取り掛かった
先ずは中2階に仕舞ってあった空箱を2つ下ろし仕分けする茶葉が入ってる箱を挟む様に配置
ここは魔法陣を使って仕分ける事にした、サッと頭に陣を巡らす
風属性と重力魔法を合わせて書き込む
1等級茶葉の欠片を陣の上に、もう一方には3等級茶葉の欠片を乗せる、そして魔力を流す
陣が光りギッシリ入ってる箱から茶葉がザザッザァ!と頭に川の様に空箱へと流れて行く
「うわぁ!凄い┅┅こんな事が!」
「魔法陣を使ってますから終わる迄は放って置いて良いですよ、他のも同じように仕分けしますから、混入してる茶葉を調べて下さい」
「他のも?えっと?全部やるの?今から?」
「当然です、一気にやらないと犯人に疑われます、直ぐに終りますから」
「そう┅┅なんか夢を見てるようで┅┅」
「さぁ!確認して!ボ~ッとしてる暇はありませんよ!ほら!」
「あっ!ハイ!調べる┅確認┅これは1等と5等!酷い、こっちは1等と2等です、これは┅┅どっちかな?う~ん┅┅2等とぉ┅あっ4等級!難しい┅┅これは?」
そうして20箱全部を詰め替える事に成功した
アンナさんの頑張りと俺の鑑定で間違いなく混じりっけ無し!
「本当に別けちゃった┅┅信じられない┅┅こんな技術が知れたら┅┅」
「この品物はアンナさんしか開けられない仕掛けをしないと駄目ですね、何か方法がありますか?」
「あります!ハイ!┅┅ちょっと待って、頭を切り替えるから┅┅┅あのね、出荷の時に品物は魔法で封を掛けるの、それを使いましょう」
「魔法?それはアンナさんが?」
「違う違う!どう言ったら良いか┅┅例えばぁ~そうそう!契約!魔法契約よ!大事な契約をする時に交わすでしょ?あれよ!契約した内容を魔法で縛るの、締結すると契約書は消えてしまうけど強力な縛りが発動してる、それと同じで品物に縛りを掛けるのよ」
「封印みたいな?」
「アハハ!そうそう!それが分かりやすいわ、必ず施すのよ、移動中は何が有るか分からないからね、札を取って来るから待ってて」
札って!まんま封印じゃん!
『確認しました 犯人はあの男です どうされますか?』
アンナさんに任せる、あのヒトも気付いてるよ、かなり怒ってるみたいだしね、だからヒトって絡むの面倒なんだ、裏切ったり裏切られたりってね
「持って来たわよ、20箱全部にこの札を貼れば私以外は開けられないからね、アイツの驚いた顔が見られるわ、やるわよぉ!」
箱に貼るとジュポッと青白く燃えて消える、試しに開けようと蓋を持ち上げたが無理
これは解明したい!だって魔法陣は描かれて無かった、だとすると魔法、恐らく呪術辺りか?
「貴女には余計な仕事になったわね、でも凄く助かったわ、本当にありがとう、それにこんなに綺麗にしてくれて、又頼みたいわ、出来れば仲良くしたいもの」
「そう言って貰えると嬉しいです、依頼があれば是非受けますので宜しくお願いします」
「依頼じゃ無くても訪ねて来て、大歓迎よ、必ずよ!」
「はい、では失礼します」
依頼2件目も無事に済ませた、中途半端に串焼きとかでお腹を誤魔化してたから腹へった!
次は集荷場、途中には何か屋台とか有るだろう┅┅
「おばちゃん?これは何?」
「あら知らないの?この町の子じゃ無いのね、これは閉じパンよ、パン皮の中に煮込んだ具材を入れて蒸したのよ、美味しいわよ」
饅頭?ブタ饅かな?
「じゃあ5個下さい」
「まぁ!ウフフ、味も知らないのに5個って」
「おばちゃんを信じてますから、美味しいって言ったから」
「馬鹿ね、売る時はみんなそう言うの、でも信じてくれたのは嬉しいわね、オマケしとくね、1個鐵貨5枚だから銅貨2枚と鐵貨5枚よ」
「6個有る?あ~オマケ、ありがとう!中身はどんなの?」
「ウフフ、カワイイわね、中身はホーンラビットの肉を細かく切って野菜と煮込んだ物よ」
「わあっ、今度真似して作って見るね」
「あらあら、料理好きなのかい、良いお嫁さんになるわよ、でもアンタなら男は放って置かないわね、フフフ」
「まぁ┅┅集荷場は向こうで良いですよね?」
「そうだよ、今は配送してる頃だから気をつけるんだよ」
また?┅┅なんかずっと間違われてる、どうして?このコートなのか?でもこんな背の高い女性っていないと思うけど?195cmもあるのに?わからん!
フードを被り顔を隠して歩いてるのは仕方ない、そうしろってメリルさんやルディさんが言ったからだけど、俺はこのコートが冒険者らしいと思ってるけど間違ってるのかな?
このブタ饅?いや肉マンは旨い!ホーンラビットの肉って煮込むとこんなに柔らかになるんだ、シチューとかにも使えるね
臭みも無いのが良い、良い事を教えて貰った、じゃんじゃん聞こう、土地の食べ方とか面白い
「すいませ~ん!ここが事務所ですか?冒険者ギルドから来ました」
「おう!助かるよって┅女?困るなぁ男を頼んだのに」
「男です!女じゃありませんよ!マッタク!」
「ヘッ?男?マジで?」
「マジです!ほら!胸とか無いでしょ!」
「いやぁそれくらいなら居るからなぁ、内の女房もスッカリ萎んじまってペチャンコだよ、昔はマシだったが┅┅」
「お~い!戻って来て!とにかく男ですから!何をするんです?」
「悪い、仕事は運搬だ、あの野菜を西門近くの市場へ届けてくれ、方法は任せる、葉物が多いから重くはねぇ、だけど遅れると傷んじまう、なるべく早くだな、その後は向こうの麦とか豆なんか穀物類だが重いぞ、あれは北門の倉庫迄、ありゃ急がねぇ、最後にあの木材や板だよ、あれは南門近くの材木倉庫だ、頼んだぞ」
「はぁ、頑張ります!」
朝方、城門で話してた通りだな、何でもこう手間を掛ける、各々が直接持って行けば良いだけなのに?何か問題が有るのかな?
野菜は大八車で5台分は有る量、こんなの冒険者1人じゃ無理じゃん!この世界の大八車って全然物が乗らない作りで車輪が分厚い板って┅
手当たり次第マジックバッグに押し込んで物影から転移した、西門と言えば冒険者ギルドの先だから予想がついた
転移した所は西門が見える所でマップでは直ぐ近くらしい
歩いてくと道の駅かよ!って感じの市場が有った
「すいません!集荷場から野菜を持って来ました、どこに下ろしますか?」
「おやおや早かったね!助かる、此方だ、この台に置いとくれ、綺麗に並べなくても良いから、順に適当に良いよ」
「分かりました、この先もですね」
バッグからジャンジャン台の端から出して行く、性格だから自然と並べてしまうのは愛嬌で、物の5分と言うか直ぐに終わった
「こりゃ参った、魔法バッグ持ちだったか、ありがたや~葉物は直ぐに傷むからな」
「あのぉ?どうして此方に農家さんは直接持ち込まないんですか?」
「そりゃ検品しなきゃならんだろう、ここではできん、鑑定持ちが検品してやっと売る事が出来るんだ」
「朝方城門で農家さんと話したんですよ、野菜は朝方納品で此方へ卸す、その時に鑑定者がここにいたら良いだけでしょ?持ち込みを朝の10の時迄とか決めると簡単な話しですよね?」
「ほぅ!それはそうだな、野菜の他は麦や豆に芋だから朝でなくて良い┅┅時間を決めれば出来るな」
「それです!時間をキッチリ決めればこんな無駄はなくなりますよ」
「野菜連中は暗い内に門に並ぶ、早くからここへ持って来れば検品係もここに来れば良いだけ、10の時ならゆっくり戻って仕事が出来る┅┅ありがとう、これは直ぐに話し合って決めよう、本当に助かった」
直ぐに転移して戻り麦、豆、芋を詰めて北門の倉庫へ、そこでも話し合い、そもそもあの大八車が良くない、それで品物を卸して直ぐに材木倉庫へ運び大八車乗って材料を探す
問題は車輪!これは馬車用で良くない?って事で探して見つけた、馬車の修理をする鍛冶屋さん
使わないのを安く買って材木倉庫へ、そして早速組み立てた
ズルして魔法を使うと簡単に早く出来たんだ!
荷車、日本独自の大八車ですよ、これなら麦俵や豆の袋に芋も多く運べるし楽だよ
出来立てを収納して穀物倉庫へ転移、そしてこの大八車を引いて集荷場へと戻った、全部運んだ後だから余裕!
「終わりました!」
「はっ!嘘言うな!こんなに早く終わるかよ!」
「嘘と思うなら見て下さい」
「┅┅┅嘘ならギルドに言って違約金を請求するからな」
担当者さんは何も無い集荷場を見て愕然としてる
「こんなに早く?まだ1の時しか経って無いぞ?」
「まぁ魔法バッグを使うとこんな物です」
「それにしても速すぎる、走ったのか?」
「冒険者ですから」
「わかった!間違いない、依頼書にサインするよ」
「それと西門の市場で話したんですが┅┅┅┅┅┅」
担当者さんと集荷場の仕組みを話し合ったら理解してくれた
何でもこの町は代官が仕切っていてとにかく融通が聞かない御仁らしい
本当は子爵様が受け持つ筈が子爵様はダンジョン街を受け持つ事になりここは代官を置くと決めた、だから妙に用心して融通が聞かないと┅┅
集荷場でキッチリ検品して売る事を決めたのも代官、やはり阿保だ
野菜類、特に葉物等の傷みやすい物は朝に終わらせる、穀類等は野菜類が終わった昼から、材木等は常時とすれば楽だと分かってくれた
そして大八車を見て飛び付いたんだ、これなら穀物等は多く楽に運べる、ってんで何台かを頼まれた、しかし直接だと不味いと言うので商業ギルドに頼む事になり丁度良くギルドへと一緒に行くことになったんだ
いやぁ渡りに船だよね、ラッキー!って担当者さん?何故?大八車も?
「商業ギルドってのは気難しいんだよ、現物を見せれば早く納得しやがる、話が速いんだ」
そうですか┅納得です!
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